ブラジルにおける映像産業の調査（2022年3月）

ブラジルにおいては、中間層の拡大ならびにテレビ、インターネットの普及ならびに新型コロナウイルスの影響もあいまって、インターネットサービスが急速に拡大しており、映像コンテンツ産業は成長産業となっている。このような状況を受け、中国・韓国などの事業者はブラジル市場でのシェア拡大に向けた取組を加速化している。一方で、日本のコンテンツの普及については、国際交流基金が2021年度に初めてブラジルでJapan Film Festival（JFF）を実施するなど、端緒についたばかりである。今後成長が見込まれるブラジル市場での日本のコンテンツの普及・商流の拡大に向け、さまざまな取り組みが必要となってくる。ブラジル市場の状況に応じた新たな日本映画のシェア拡大に向け、新たなバイヤー発掘や日本のコンテンツ市場の拡大に向けた新たな展開の検討を行うため、本調査を実施した。