マレーシアの電気・電子産業‐半導体産業を中心に‐（2022年7月）

マレーシアでは2019年以降、米中貿易摩擦など通商環境の変化を背景に、米国企業を中心とした半導体・電子部品企業の拡大投資が目立つ。さらに新型コロナ禍は世界的な半導体需要を大きく増加させた。デジタルデバイスやデータセンター需要増により、マレーシアで製造される半導体のグレードなども変化が生じていることが推測される。

本報告書は、マレーシアにおける半導体・電子部品のエコシステムを明らかにすることを主眼に作成した。同国の半導体・電子部品産業の概観、生産・輸出動向、近年の投資動向、関連の地場企業・進出外資企業や製造品目、政府の投資誘致政策動向、マレーシアで生産することに対する今後のポテンシャルと課題を、統計や在マレーシア地場・外資系企業へのインタビューも踏まえて考察する。

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