米国における自動車の電動化に伴う市場と技術の動向（2021年9月）

気候変動対策を政策の主軸に据えるバイデン政権は2021年1月20日の発足以降、2050年のカーボンニュートラルに向けた温室効果ガスの削減を目指し、電気自動車の普及に向け積極的な取り組みを始めた。米国での電気自動車のシェアは徐々に伸びているものの、価格の高さや航続距離の短さ、充電施設の不足など、ガソリン車に代わる車両として消費者の需要が喚起されるためには、多くの課題が残っている。本レポートでは、PART1では電気自動車を購入する際の不安材料の一つである充電ステーションと設備について、PART2では電気自動車の価格と性能に大きく影響するバッテリーについて、それぞれの市場の現状や、普及に向けた公的機関による取り組み、最新の技術などを報告する。

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