2019年度欧州進出日系企業実態調査(2019年12月)
2019年12月23日
最終更新日:
ジェトロは2019年9~10月、欧州に進出している日系企業に対し、経営実態に関するアンケート調査を実施した。有効回答は842社(有効回答率86.0%)
在欧州日系企業で2019年の営業利益見通しを「黒字」と回答した企業の割合は70.5%となり、5年連続で7割以上の水準を維持。良好な雇用環境と賃金上昇、民間消費などにより域内需要が底堅く、減速しながらも緩やかな経済成長が継続されていることが背景にある。経営上の問題点としては、「英国のEU離脱」(56.5%)が最大の課題となった。度重なる離脱日の延期等による先行きの不透明性がブレグジット対応を最大の経営課題に押し上げる結果となった。EU・日本間で輸出入を行う在EU日系企業の日EU・EPAの利用状況について、日本からEUへの輸入で65.5%、EUから日本への輸出で53.1%の回答企業が日EU・EPAを既に利用と回答。
調査項目
- 営業利益見通し
- 進出国の景気の現状・見通し
- 経営上の問題点
- 英国のEU離脱の影響
- 通商環境の変化
- EPA/FTA
- 現地調達と今後の方針
- 販売先と今後の方針
- 将来有望な販売先
- 今後1~2年の事業展開
- 従業員数の推移
- 高付加価値化・差別化の取り組み
レポートをご覧いただいた後、アンケート(所要時間:約1分)にご協力ください。
- シリーズ名:
- 欧州進出日系企業実態調査
- 発行年月:
- 2019年12月
- 作成部署:
- ジェトロ調査部欧州課
- 総ページ数:
- 63ページ