インドネシア税務トピック(租税特赦(タックスアムネスティ)、債務の資本(デッドエクイティスワップ(DES))、土地についての付加価値税(VAT))(2017年1月)
2017年01月31日
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インドネシアの最近の税務行政や税務制度の変化に伴う注意点について、3章でまとめている。 まず1点目は、財務大臣の交代に伴い税務行政の透明化が期待される一方で、徴税強化が懸念されることを記載。特に昨年実施したタックスアムネスティ(税制恩赦)政策の効果をレビューし、同政策の成果を元に17年は徴税が強化される懸念がある。
2点目は、2014年12月から導入された外貨借り入れと過小資本金制度により、借入金の調達コストが増加傾向にあることを取り上げ、一つの対応方法として、債務の資本化(DES)の活用を提案している。
3点目は、操業前に取得した土地に対するVAT(付加価値税)の処理方法について3つの方法をあげている。1つ目は仮払いVATを土地取得原価として勘定科目を振り返る方法、2つ目は土地取得後5年後に仮受VATと相殺する方法、3つ目は還付請求を行う方法である。
インドネシアでの会社設立や事業運営時の参考に、本レポートを活用されたい。
- 発行年月:
- 2017年01月
- 作成部署:
- ジェトロ・ビジネス展開支援課、ジェトロ・ジャカルタ事務所
- 総ページ数:
- 9ページ