EU・ベトナム自由貿易協定による関税引き下げの見通しと主要点 (2017年1月)

2017年01月12日

最終更新日:

EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)の交渉は、2012年6月に始まった。EUとベトナムは、2015年8月に大筋合意に到達。その後、協定のテキスト案の最終的な意見調整の後、同年12月に最終合意を発表していた。欧州委員会は2016年2月に、合意したEVFTAのテキスト案の全文を公表し、同年6月には企業向けのガイダンス文書 を発表。同協定の適用開始に向けた準備が着々と進められている。
本レポートでは、同FTAが定めるEUとベトナム間の貿易の主要品目に関する関税率の引き下げ・撤廃スケジュール、および原産地規則を取りまとめた。加えて、EUの通商政策の新機軸として注目される、従来の投資家対国家の紛争解決(ISDS)制度に代わる、常設の投資裁判所制度(ICS)や、農産品の地理的表示(GI)の保護など、EVFTAにおいて注目されるポイントについて概説した。

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発行年月:
2017年01月
作成部署:
ジェトロ調査部欧州課、ジェトロ・ブリュッセル事務所
総ページ数:
28ページ

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