米国における自然言語処理技術と人工知能のコミュニケーションをめぐる動向(2016年11月)

2016年11月30日

最終更新日:

1950年代に研究開発が本格的に開始されて以来、コンピューターが人間の用いる言葉(文字・音声)を認識・処理できるようにする自然言語処理(NLP)技術は、人工知能(AI)を構築する上でますます重視されるようになっている。電子メールのスパムフィルタや機械翻訳など、NLPは既に様々な場面で利用されているが、米国では、1990年代からの機械学習の発展を受け、Apple社やGoogle社、Microsoft等の大手IT企業が中心となり、AIを活用した対話型音声デジタルアシスタントの技術開発が進められている。連邦政府機関においても、政府サービスに関する市民からの問い合わせを効率的に処理する上でAIチャットボットの導入が本格的に検討されており、日常生活でコンピューターと会話することが当たり前となるSFの世界は、あまり遠くない未来に実現されそうである。今号では、こうしたNLP及びAIのコミュニケーションに関わる技術動向を紹介する。

発行年月:
2016年11月
作成部署:
ジェトロ・ニューヨーク事務所
総ページ数:
23ページ

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