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最終更新日: 2015年03月19日
米国に米州全体の統括拠点を置く日系企業は多い。これらの拠点は、米国だけではなく、米州全体のビジネスを管轄しており、中南米との取引や進出に向けた市場調査などを担っている。日本から中南米市場にアクセスするためには、距離、時差、言語・文化の違い、人材の欠如など、乗り越えるべき障壁が多い。他方、米国は地理的な近さに加え、歴史的・経済的にも中南米諸国との関係性が深く、ヒスパニック人材の豊富さなど、中南米市場へ展開する上での拠点として高い優位性を持つ。
今回の報告書では、単独進出、買収、合弁会社設立、それぞれの進出形態で中南米市場に参入した欧米企業の事例を紹介している。各社の事例からは、進出形態の決定理由に加え、その後の事業展開の成果や課題が浮かび上がる。進出形態の決定においては、自社の戦略のほか、進出先市場の競争環境やパートナーとなりえる企業の有無などを検討する必要があり、全ての企業にとって正しい答えは存在しない。欧米企業の事例を通じて、それぞれの進出形態に伴うメリットやリスクを検討するヒントを提案する。
発行年月:2015年3月
作成部署:ジェトロ・ニューヨーク事務所、ジェトロ北米課
総ページ数:27ページ
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記事番号:07001972