ベトナム電力調査2015(2015年8月)
2015年08月25日
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ベトナムに進出している日系企業にとって、インフラの未整備は大きな課題で、投資環境上のリスク要因となっている。電力供給は、以前と比べ改善の兆しが見られるが、南部は2011年以降受電が急増し、北部と中部から電力を融通している状況である。電力を取り巻く環境にはまだ課題も多く、ベトナム第7次国家電力マスタープラン(PDP7)の遅延のない実行が必要である。今後、ベトナムの電力は石炭火力発電の比重が大きくなる。2014年においても、発電実績は水力発電が全体の4割である一方、石炭火力の比重が25.9パーセント(前年比5.4パーセント増)と増加している。電源開発(電力発電所建設)も石炭火力が増加し、大型案件も多い。PDP7のもと、2030年には石炭火力の占める割合は総発電量と設備容量ともに過半数を占める。
本調査レポートは、これからベトナムに進出を検討している企業、既に進出している企業、インフラ輸出に関心を持っている企業に対して、ベトナムの電力事情について、オンライン ブラック ジャックを提供するものである。
- 発行年月:
- 2015年08月
- 作成部署:
- ジェトロ・ハノイ事務所
- 総ページ数:
- 38ページ