環境・持続可能な都市づくり ブラジル・パラナ州とクリチバ市の挑戦(2011年3月)
最終更新日: 2011年04月01日
クリチバ市は、1960年代から環境に優しい都市づくりを進めてきた。その都市工学からアプローチした特異な取り組みは、米国・UCLAの都市工学研究者らにより都市計画の輝かしい成功例として世界的に紹介されている。
また、国連環境賞(1990年、UNEP)、国際省エネルギー賞(1990、国際省エネルギー協会)、国連ハビタット名誉賞(1991年、国連人間居住計画)、Tree of Learning賞(国際自然保護連合)、ラテンアメリカ・グリーンシティ(2010年、ラテンアメリカ市長会)、世界10のサスティナブル・シティ(2010年、スウェーデン・グローバル・フォーラム)など環境関連政策に関わる表彰を多数受けてきた。クリチバは、清潔で、緑が豊かで、犯罪が少ない街として知られる。その巧みな取り組みは米国の都市にも影響を与えている。クリチバのさらなる進歩とパラナ州への展開は、環境ビジネス市場の機会として見逃すことは出来ないだろう。
世界的に注目されているクリチバ市の都市計画の哲学、クリチバ・モデルとも呼ばれる公共交通システム、数々の環境教育施設、クリチバの政策のパラナ州への展開など今後の政策方向についてもとりまとめた。
シリーズ名:主要30カ国地域の環境に対する市民意識と環境関連政策
発行年月:2011年3月
作成部署:海外調査部
総ページ数:34ページ
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記事番号:07000577