在米日系製造業の経営実態 -2002年度調査- (2003年3月)

最終更新日: 2004年03月29日

ジェトロが2002年11〜12月にかけ、在米の日系製造業997工場を対象に行ったアンケート調査の結果をまとめたもの。この調査は81年以来、毎年行っており、今回が22回目。収益の状況や設備投資、原材料・部品の現地調達、輸出の状況のほか、米国市場での中国製品の輸入増による影響、セーフガード措置など米国の鉄鋼輸入制限の影響などについて聞いた。

この2年間悪化していた日系製造業の収益は、米国内販売の拡大により改善している。2003年も多くの工場で収益状況の改善もしくは維持を見通しており、米国経済の景気回復を見込んで、米国内での販売拡大に期待している様子がうかがえる。

収益状況の悪化を反映して低調だった設備投資も、2002年の収益改善を受けて、2003年以降、投資意欲の減退に歯止めがかかるかが注目される。

米国市場における中国製品との競合については、全体的には影響がないと回答した工場が6割弱を占める一方で、繊維や電気・電子関連産業では、販売価格の下落や売上数量減少という影響が出ていることが分かった。

主な図表:

・在米日系製造業の立地状況(p.26)

・営業利益の推移と米国のGDP成長率(p.29)

・輸入調達先別の今後の方針(p.44)

・輸出先の今後3年間の方針(p.49)

・中国製品の輸入増加と2002年の営業利益見込(p.54)

発行年月 :2003年03月

作成部署 :海外調査部 米州課

総ページ数:124ページ

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記事番号:05000550

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