欧州拡大研究会報告
最終更新日: 2004年03月30日
Report 2 欧州拡大研究会報告
99年の導入後、ユーロの対外価値が低下傾向にある。低下の理由としては、米国とユーロ圏の景況感の差など諸説がある。一方、2002年1月にはユーロ現金が流通を開始、市場ではユーロ反転のきっかけになるともされた。
また、現在EUは中・東欧諸国との間で加盟交渉を進めている。EU拡大は、経済的な影響にとどまらず、政治、軍事、さらには社会にも大きな影響を与えることが予想されるが、2001年9月の米国連続テロ事件が、EU拡大の動きに拍車をかけたとの見方がある。
本レポートは、ユーロ下落の理由と今後の見通しについて慶應義塾大学経済学部の嘉冶佐保子教授に、また、EUの東方拡大の現状と今後の展望については法政大学社会学部の羽場久ミ子(※ミはさんずいに尾)教授に、ジェトロ海外調査部欧州課主催の研究会(2001年12月開催)で解説をお願いし、取りまとめたものである。
発行年月 :2002年03月
作成部署 :海外調査部 欧州課
総ページ数:17ページ
PDFファイルのダウンロード:
記事番号:05000514