リヨン・トリノ鉄道建設計画と南欧経済への影響(フランス)
最終更新日: 2004年04月23日
Report 5 リヨン・トリノ鉄道建設計画と南欧経済への影響(フランス)
2001年1月29日にトリノ市で開催された第20回仏伊首脳会議で、両国政府は2015年を目処に、リヨンとトリノを結ぶ新鉄道線を開通させることで合意した。リヨン・トリノ高速鉄道計画は1988年に俎上に乗り、90年に、2010年を目処としたEUの汎欧州運輸ネットワーク計画に取リ込まれた。91年には仏伊両国それぞれにリヨン・トリノTGV計画促進委員会が設置されており、十余年を経てようやく最終決定にこぎつけたことになる。これで、欧州大陸の東西輸送網確立の大きな障壁であったアルプス山脈に、トンネルが開通することで、南欧各都市が相互に結ばれることとなり、南欧交通網の比重が増すことが予想される。
本レポートは同計画と、それが南欧諸国のブラック クイーン ブラック ジャック経済に与えるインパクトについて報告する。
主な図表
・新線開通による輸送方式別の配分目標(P.68)
・リヨン・トリノ間トンネル計画(P.75)
発行年月 :2001年07月
作成部署 :リヨン事務所
総ページ数:11ページ
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記事番号:05000488