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最終更新日: 2004年03月30日
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99年のユーロ導入を境にスペインの産業界では合併や吸収などで再編が進んでいる。特に、金融業界、なかでも銀行は相対的に高い金利と外資系銀行が少ないことから、比較的有利な環境で経営を維持してきた。しかし、欧州全体に押し寄せる激しい競争の波に対して銀行の合併・統合は急速に進んでいる。
かつて、スペインではビルバオ銀行、ビスカーヤ銀行、バネスト銀行など8行が大手銀行として君臨していた。しかし、これらが99年に相次いで合併・吸収を重ね、同年末には大手はわずかBSCH銀行、BB-VA銀行、ポプラール銀行の3行に集約された。
これら3行の資産総額は約87兆ペセータで、スペイン全体の銀行資産の7割を占める。また、この金額はスペインの各国の国内総生産(GDP)90兆ペセタ(99年)にほぼ匹敵する。
スペインでは外資系銀行の支店開設が認下され競争の波に洗われはじめた87年から、銀行業界は業務提携、自己資本比率の向上などを中心に合理化を進めてきた。
主な図表:
・「スペインの主要銀行」(P.51)
・「上位2行の主なグループ企業」(P.53)
・「中南米地域における主な銀行の位置付け」(P.55)
・「中南米各国におけるスペイン2大行の位置付け」(P.56)
・「在欧州銀行の資産ランキング」(P.57)
発行年月 :2000年08月
作成部署 :マドリード・センター
総ページ数:8ページ
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記事番号:05000454