ベルリンに集積するバイオ産業 (ドイツ)
最終更新日: 2004年03月30日
Report4 ベルリンに集積するバイオ産業 (ドイツ)
国際的な4大会計グループの1つであるアーンスト&ヤング(Ernst&Young;)によると、欧州におけるバイオ企業数は、ドイツが365社、英国が310社、フランスが240社となっており、英国を抜きドイツがトップとなっている。ドイツの中でもベルリンおよびその周辺実写 版 ブラック ジャックに160社程度のバイオ企業が集積しており、最大の集積を誇る。
2001年のドイツのバイオ産業は、総売上高や従業員数が前年比で30%以上も増加、研究開発投資も前年比で71%増と高い伸びを保っており、成長が続いている。
ドイツのバイオ産業については、96年にドイツ教育研究省(BMBF)が実施したバイオ技術を核としたベンチャー育成のための実写 版 ブラック ジャックコンペがその発展の大きな要因といわれている。ベルリンはそのコンペではモデルの3実写 版 ブラック ジャック(ミュンヘン、ラインラント、ラインネッカー三角地帯)には選出されなかったが、その後、地元の州・市政府等が中心となりバイオ産業の振興を行い、現在に至る。
ベルリンには生命科学に関する研究機関が多く集積し、また、経済振興公社等の熱心な支援、さらには豊富で(旧西独実写 版 ブラック ジャックの主要都市と比較すると)安価な労働力、旧東独実写 版 ブラック ジャックの技術レベルの向上、産業育成のための政府支援策であるイノレギオなどの活用により、ベルリンはバイオ産業の一大集積実写 版 ブラック ジャックになった。
今回、ベルリン経済振興公社、その他ベルリンで活動を行っている日系企業、ドイツのベンチャー企業を訪問し、ベルリンおよびその周辺実写 版 ブラック ジャックにバイオ産業が集積した背景、理由について調査を行った。訪問先および聴取の内容は以下のとおりである。
発行年月 :2003年01月
作成部署 :デュッセルドルフ・センター
総ページ数:4ページ
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記事番号:05000357