カジノ ブラック ジャック

要旨・ポイント

  • 2023年の実質GDP成長率は2024年第1四半期(5月16日発表)時点で1.1%成長。製造業が大きく減速。
  • カジノ ブラック ジャックは一転、2桁マイナスだが、半導体中心に回復基調に。
  • 固定資産カジノ ブラック ジャックは2桁減だが、R&D施設のカジノ ブラック ジャックが過去最大を更新。
  • 対日直接カジノ ブラック ジャックは2桁減だが、物流やホテル、データセンターへのカジノ ブラック ジャックが活発化。

公開日:2024年11月20日

マクロ経済
2023年のGDP成長率1.1%、年後半から回復の兆し

2023年のカジノ ブラック ジャックの実質GDP成長率は2024年第1四半期(5月16日発表)時点で1.1%だった。エレクトロニクス分野と非エレクトロニクス分野ともに、輸出の減少とこれに伴う生産の減少を受け、2022年から成長が減速した。2023年は、第1四半期から第2四半期までは前年同期比0.5%と成長がふるわなかったが、同年後半に入って第3四半期に1.0%、第4四半期に2.2%成長し、回復の兆しをみせた。

実質GDP成長率を需要項目別にみると、民間最終消費支出は前年比3.8%増と、前年(8.2%)を下回ったものの成長を下支えした。政府最終消費支出は、前年の1.9%減から反転し、2.6%増加した。財貨・サービスの輸出は、第2~第3四半期にマイナス成長となったが、第4四半期に前年同期比11.0%と2桁の高成長を記録した。2023年全体を通してみると、2.4%成長した。

産業別にみると、製造業の成長率が前年の2.9%増から4.3%減のマイナス成長に転じた。輸送エンジニアリングを除く全ての分野で生産が減少した。一方で、製造業以外の産業は軒並みプラス成長となった。建設業は前年(4.6%)からわずかに成長が加速し、5.2%と堅調だった。2023年の公共・民間部門の建設工事の受注高が前年比13.5%増加したことなどが背景にある。また、観光客数が大幅に回復したことにより、宿泊業(12.1%)が前年(2.2%)を大きく上回った。寄与度が高かったのは、その他サービス、情報・通信、運輸・倉庫だった。

金融政策を維持も、物価は依然高水準で上昇

カジノ ブラック ジャックの消費者物価指数(CPI)は2023年に4.8%上昇した。前年(6.1%)より伸び率が縮小したものの、高水準にある。乗用車、道路通行料金、バス・電車運賃の価格上昇に伴い、輸送が6.3%上昇した。食品も5.8%上昇した。うち、外食産業で6.1%上昇し、外食産業を除く食品では5.1%だった。

カジノ ブラック ジャック通貨金融庁(MAS、中央銀行に相当)は従来、金融政策として政策金利を設定しない代わりに、原則年2回(4月と10月)、カジノ ブラック ジャック・ドル(以下、Sドル)の変動幅を見直す為替管理政策を実施してきた。MASは物価対策として、2021年10月にそれまでの方針を転換して金融引き締め(Sドル高への誘導)策を導入し、以降は2022年1月、4月、7月、10月まで5回連続で引き締め策を行っていた。2023年に入り、MASは従前の年2回の見直しに戻し、4月と10月に連続して金融政策を維持すると発表した。

物価上昇と人材不足により、賃金は上昇傾向にある。カジノ ブラック ジャックの失業率は、2020年に3.0%まで上昇したが、その後2021年に2.7%、2022年に2.1%、2023年に1.9%と改善した。単位労働コストは、2022年の9.1%から鈍化したものの、2023年は7.5%と高水準の上昇が続いている。

なお、財政面では1月、財・サービス税(GST)を7%から8%へ、2024年1月には9%へとそれぞれ引き上げた。高齢化に伴う社会保障費の増加などの財源確保のため、2021~2025年にかけてGSTの税率を段階的に9%に引き上げる計画を実行に移したものである。政府は、今後の高齢化と医療費の増加を見込んで、GSTの税率引き上げを含めた税制改正がなければ、歳出を補うことはできないと説明している。なお、2023年の財政収支は35億7,000万Sドル(名目GDP比0.5%)の赤字だった。2024年は、基礎的財政収支は赤字となるものの、国家重要インフラ資産の計上額増加などを理由に7億8,000万Sドル(0.1%)の黒字となると見込んでいる。

表1 カジノ ブラック ジャックの需要項目別実質GDP成長率(単位:%)(△はマイナス値)
項目 2021年 2022年 2023年
年間 Q1 Q2 Q3 Q4
実質GDP成長率 9.7 3.8 1.1 0.5 0.5 1.0 2.2
階層レベル2の項目民間最終消費支出 8.1 8.2 3.8 6.3 4.0 2.0 3.0
階層レベル2の項目政府最終消費支出 3.9 △ 1.9 2.6 6.0 △ 1.7 4.2 1.1
階層レベル2の項目国内総固定資本形成 23.6 2.5 △ 0.2 0.3 △ 2.3 △ 1.9 3.0
階層レベル2の項目財貨・サービスの輸出 9.2 3.0 2.4 2.1 △ 1.6 △ 1.8 11.0
階層レベル2の項目財貨・サービスの輸入 9.6 3.3 1.0 1.8 △ 4.4 △ 3.3 10.1

〔注〕四半期の伸び率は前年同期比。
〔出所〕カジノ ブラック ジャック統計局(DOS)

カジノ ブラック ジャック
エレクトロニクス部門を中心に不調も、年後半から緩やかな回復

2023年のカジノ ブラック ジャック総額は、2024年第1四半期(5月14日発表)時点で前年比11.7%減の1 兆2,057億2,200万Sドルだった。新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の影響からの回復基調だった前年から一転して、輸出入とも2桁の減少となった。輸出は前年比10.1%減の6,384億300万Sドル、輸入が13.4%減の5,673億1,900万Sドルだった。2022年第4四半期以降、2023年にかけて主力製品であるエレクトロニクス部門などが振るわなかった。カジノ ブラック ジャック総額全体を四半期ごとにみると、第1四半期(前年同期比7.9%減)、第2四半期(18.8%減)、第3四半期(16.5%減)まで大幅な減少が続いたが、第4四半期(2.1%減)は減少が緩やかだった。

輸出を品目別(総額ベース)にみると、輸出総額の構成比57.2%を占める機械機器が前年比9.6%減の3,652億8,200万Sドルだった。とりわけ、電子機器(半導体等・集積回路を含む)が13.0%減少し、なかでも、半導体等電子部品類(15.5%減)は減少が顕著だった。輸出先での電子製品の在庫が高水準にとどまったため、需要が停滞したことが要因にある。石油・同製品は12.6%減少した。ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに急騰した石油価格が2023年に下落したことなどが要因である。

国・地域別にみると、多くの主要国・地域で減少した。輸出総額の13.8%を占める中国向け輸出が前年比0.1%減少したほか、輸出総額の9.3%を占める米国向け輸出が4.1%減少した。いずれも、電子機器輸出の減少幅が大きかった。特に、輸出総額の10.6%を占める香港向け輸出の減少(5.0%減)が、輸出全体の落ち込みに大きく影響した。香港向け輸出の63.5%を占める半導体等電子部品類が23.2%減少した。ASEAN向け輸出は13.1%減少した。なかでも、輸出総額の9.4%を占めるマレーシア向けの輸出が16.1%減と大きく減少した。日本向けの輸出は9.4%減だった。

輸入を品目別(総額ベース)にみると、輸入総額の53.6%を占める機械機器の減少(前年比12.2%減、3,042億1,600万Sドル)が全体の減少に最も影響した。うち、半導体等電子部品類が20.3%減少した。また、石油・同製品も18.7%と減少幅が大きかった。

国・地域別の輸入も、ほとんどの国・地域で減少した。輸入総額の13.9%を占める中国からの輸入が前年比9.1%減少した。うち、35.6%を占める電子機器が14.9%減少した。また輸入総額の12.3%を占める米国からの輸入は1.6%減少した。特に、輸入総額の11.3%を占めるマレーシアからの輸入は21.9%の大幅減となり、輸入全体の落ち込みに影響した。電子機器、特に半導体等電子部品類が25.9%減と大きく減少した。マレーシアを含むASEANからの輸入は19.1%減だった。そのほか、台湾からの輸入が17.7%減、日本からの輸入は22.7%減だった。

なお、カジノ ブラック ジャックは、自国で生産した物品の輸出(地場輸出)と、輸入品を保管・再梱包し第三国向けに輸出される物品(再輸出)を分けて輸出統計を発表している。2023年の地場輸出は前年比13.5%減少した。このうち非石油部門の地場輸出額(NODX)は13.1%減の1,732億Sドルと、2022年の3.0%増から減少に転じた。エレクトロニクス製品(19.7%減)、非エレクトロニクス製品(11.1%減)双方の出荷減少によるものである。エレクトロニクス製品では、集積回路、PCなどが、非エレクトロニクス製品では、石油化学品、特殊機械、食料品がそれぞれ大きく減少した。NODXを四半期ごとにみると、第1四半期(前年同期比16.2%減)、第2四半期(13.4%減)、第3四半期(19.5%減)と2桁のマイナスとなったが、第4四半期は1.4%減と減少幅が縮小した。なかでも、集積回路の落ち込みが顕著で、第1四半期(31.4%減)、第2四半期(31.4%減)、第3四半期(27.6%減)とそれぞれ前年同期比で3割減が続いたが、第4四半期は14.8%減と減少幅が縮小した。カジノ ブラック ジャック企業庁(エンタープライズ・カジノ ブラック ジャック)は、電子機器の在庫水準が徐々に正常化するにつれて需要が回復することを理由に、2024年にかけてNODXが回復すると予測している。

2023年のサービスカジノ ブラック ジャック総額は前年比3.8%減少した。サービス輸出は5.1%減の 4,404億Sドルと、2022年(4,640億Sドル、22.2%増)から一転、減少した。特に輸送サービスは、海上貨物輸送サービスの減少を受けて、23.9%減少した。サービス輸入は2.4%減少した。うち、旅行サービスは、国際的な人の往来の回復により輸出(80.0%増)、輸入(64.0%増)ともに大きく増加した。

表2 カジノ ブラック ジャックの主要品目別輸出入[通関ベース](単位:100万Sドル、%)(△はマイナス値)
品目 輸出(FOB) 輸入(CIF)
2022年 2023年 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率 金額 金額 構成比 伸び率
機械機器 403,920 365,282 57.2 △ 9.6 346,298 304,216 53.6 △ 12.2
階層レベル2の項目一般機械 103,676 99,563 15.6 △ 4.0 90,252 86,320 15.2 △ 4.4
階層レベル3の項目コンピューター・周辺機器類 25,535 21,525 3.4 △ 15.7 23,172 20,120 3.5 △ 13.2
階層レベル2の項目電子機器 249,478 217,163 34.0 △ 13.0 213,326 176,386 31.1 △ 17.3
階層レベル3の項目半導体等電子部品類 186,350 157,527 24.7 △ 15.5 157,765 125,763 22.2 △ 20.3
階層レベル2の項目輸送機器 15,675 13,822 2.2 △ 11.8 17,473 20,105 3.5 15.1
階層レベル2の項目精密機器 35,090 34,734 5.4 △ 1.0 25,248 21,405 3.8 △ 15.2
化学品 87,273 80,229 12.6 △ 8.1 57,293 49,599 8.7 △ 13.4
階層レベル2の項目化学工業品 62,976 60,898 9.5 △ 3.3 43,835 38,813 6.8 △ 11.5
階層レベル3の項目医薬品・医療用品 13,567 14,826 2.3 9.3 7,142 5,845 1.0 △ 18.2
階層レベル2の項目プラスチック・ゴム 24,298 19,331 3.0 △ 20.4 13,457 10,787 1.9 △ 19.8
食料品 19,574 17,761 2.8 △ 9.3 19,291 18,877 3.3 △ 2.1
油脂その他の動植物生産品 796 628 0.1 △ 21.1 4,473 3,986 0.7 △ 10.9
その他原料、およびその製品 145,897 126,008 19.7 △ 13.6 216,542 178,803 31.5 △ 17.4
階層レベル2の項目鉱物性燃料等 90,508 79,054 12.4 △ 12.7 145,083 117,281 20.7 △ 19.2
階層レベル3の項目石油・同製品 89,756 78,456 12.3 △ 12.6 133,069 108,229 19.1 △ 18.7
階層レベル2の項目卑金属・同製品 14,329 12,020 1.9 △ 16.1 18,656 18,006 3.2 △ 3.5
階層レベル3の項目鉄鋼 6,628 6,020 0.9 △ 9.2 10,502 9,796 1.7 △ 6.7
合計(その他含む) 709,967 638,403 100.0 △ 10.1 655,436 567,319 100.0 △ 13.4

〔注〕品目の分類については、「ジェトロ世界カジノ ブラック ジャック投資報告 2024年版」資料付注1を参照。
〔出所〕カジノ ブラック ジャック貿易統計(エンタープライズ・カジノ ブラック ジャック)から作成

表3 カジノ ブラック ジャックの主要国・地域別輸出入[通関ベース](単位:100万Sドル、%)(△はマイナス値)
国・地域 輸出(FOB) 輸入(CIF)
2022年 2023年 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率 金額 金額 構成比 伸び率
アジア・大洋州 510,964 457,928 71.7 △ 10.4 421,245 348,883 61.5 △ 17.2
階層レベル2の項目日本 28,664 25,982 4.1 △ 9.4 36,831 28,464 5.0 △ 22.7
階層レベル2の項目中国 88,192 88,082 13.8 △ 0.1 86,834 78,953 13.9 △ 9.1
階層レベル2の項目香港 79,659 67,706 10.6 △ 15.0 4,149 2,965 0.5 △ 28.5
階層レベル2の項目台湾 34,808 27,601 4.3 △ 20.7 79,336 65,300 11.5 △ 17.7
階層レベル2の項目韓国 28,729 27,732 4.3 △ 3.5 42,222 34,461 6.1 △ 18.4
階層レベル2の項目ASEAN 203,079 176,567 27.7 △ 13.1 147,239 119,072 21.0 △ 19.1
階層レベル3の項目マレーシア 71,119 59,703 9.4 △ 16.1 81,898 63,938 11.3 △ 21.9
階層レベル3の項目インドネシア 51,328 47,500 7.4 △ 7.5 25,032 21,464 3.8 △ 14.3
階層レベル3の項目タイ 24,116 25,648 4.0 6.4 18,006 16,139 2.8 △ 10.4
階層レベル3の項目ベトナム 23,732 22,367 3.5 △ 5.8 7,574 6,560 1.2 △ 13.4
階層レベル3の項目フィリピン 14,979 13,500 2.1 △ 9.9 11,509 6,573 1.2 △ 42.9
階層レベル2の項目インド 19,162 19,388 3.0 1.2 11,664 9,431 1.7 △ 19.1
階層レベル2の項目オーストラリア 22,871 20,317 3.2 △ 11.2 11,787 9,262 1.6 △ 21.4
EU27 54,482 46,615 7.3 △ 14.4 59,041 58,730 10.4 △ 0.5
英国 4,700 4,715 0.7 0.3 10,912 11,334 2.0 3.9
中東 13,924 12,127 1.9 △ 12.9 46,604 38,726 6.8 △ 16.9
階層レベル2の項目湾岸協力会議(GCC)諸国 12,302 10,966 1.7 △ 10.9 43,461 36,595 6.5 △ 15.8
北米 66,228 64,562 10.1 △ 2.5 77,195 75,862 13.4 △ 1.7
階層レベル2の項目米国 61,779 59,258 9.3 △ 4.1 70,967 69,804 12.3 △ 1.6
アフリカ 13,457 11,815 1.9 △ 12.2 6,465 4,944 0.9 △ 23.5
中南米 14,939 12,479 2.0 △ 16.5 12,050 9,170 1.6 △ 23.9
合計(その他含む) 709,967 638,403 100.0 △ 10.1 655,436 567,319 100.0 △ 13.4

〔注〕アジア・大洋州は、ASEAN+6(日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インド)に香港、台湾を加えた合計値。
〔出所〕カジノ ブラック ジャック貿易統計(エンタープライズ・カジノ ブラック ジャック)から作成

通商政策
広がる分化型協定のネットワーク

カジノ ブラック ジャックは、多角的貿易体制への協力とともに、地域・二国間貿易協力の強化、つまり、自由貿易協定(FTA)/経済連携協定(EPA)(以下、FTA)の締結にも積極的である。WTOについては、漁業補助金協定に関する受諾書を2023年2月、WTO事務局長に寄託した。同協定に関する受託書を同事務局長に寄託したのは、スイスに次いで2カ国目だった。

表4 カジノ ブラック ジャックのFTA発効・署名・交渉状況(単位:%)
FTA 発効日 カジノ ブラック ジャックの貿易に占める構成比(2023年)
往復 輸出 輸入
発効済み 地域的な包括的経済連携(RCEP)協定 2022年1月 48.7 50.4 47.8
中国・ASEAN自由カジノ ブラック ジャック協定 (ACFTA) 2005年7月 35.9 37.9 34.9
韓国・ASEAN自由カジノ ブラック ジャック地域(AKFTA) 2007年6月 28.0 29.9 27.1
日本・ASEAN包括的経済連携協定(AJCEP) 2008年12月 27.3 29.9 26.0
ASEAN・オーストラリア・ニュージーランド自由カジノ ブラック ジャック協定(AANZFTA) 2010年1月 25.8 31.9 22.8
香港・ASEAN自由カジノ ブラック ジャック協定(AHKFTA) 2019年6月 24.8 31.5 21.5
ASEAN・インド包括的経済協力枠組み協定(AIFTA) 2010年1月 24.8 29.1 22.7
ASEAN物品カジノ ブラック ジャック協定(ATIGA)(旧:AFTA形成のための共通効果特恵関税(CEPT)協定) 1993年1月 22.8 26.4 21.0
環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP) 2018年12月 21.2 22.1 20.8
中国・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(CSFTA) 2009年1月 13.1 11.5 13.9
米国・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(USSFTA) 2004年1月 12.1 11.7 12.3
EU・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(EUSFTA) 2019年11月 9.8 8.8 10.4
台湾・カジノ ブラック ジャック経済パートナーシップ協定(ASTEP) 2014年4月 9.1 4.2 11.5
韓国・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(KSFTA) 2006年3月 5.2 3.5 6.1
湾岸協力理事会(GCC)カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(GSFTA) 2013年9月 4.8 1.6 6.5
日本・カジノ ブラック ジャック経済連携協定(JSEPA) 2002年11月 4.5 3.5 5.0
カジノ ブラック ジャック・オーストラリア自由貿易協定(SAFTA) 2003年7月 2.6 4.5 1.6
インド・カジノ ブラック ジャック包括経済協力協定(CECA) 2005年8月 2.0 2.7 1.7
欧州自由貿易連合(EFTA)カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(ESFTA) 2003年1月 1.9 1.5 2.1
英国・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(UKSFTA) 2021年2月 1.5 0.6 2.0
カジノ ブラック ジャック・パナマ自由貿易協定(PSFTA) 2006年7月 0.8 2.5 0.0
環太平洋戦略的経済連携(TPSEP)協定 2006年5月 0.8 1.2 0.6
ニュージーランド・カジノ ブラック ジャック経済緊密化連携協定(ANZSCEP) 2001年1月 0.5 1.1 0.2
トルコ・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(TRSFTA) 2017年10月 0.2 0.1 0.2
カジノ ブラック ジャック・スリランカ自由貿易協定(SLSFTA) 2018年5月 0.1 0.3 0.0
カジノ ブラック ジャック・コスタリカ自由貿易協定(SCRFTA) 2013年7月 0.1 0.0 0.1
カジノ ブラック ジャック・ペルー自由貿易協定(PeSFTA) 2009年8月 0.0 0.0 0.0
カジノ ブラック ジャック・ヨルダン自由貿易協定(SJFTA) 2005年8月 0.0 0.0 0.0
合計(重複除く) 94.2 90.5 96.1
署名済み 環太平洋パートナーシップ(TPP)協定 33.3 33.8 33.1
メルコスール・カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(MCSFTA) 1.0 0.3 1.4
カジノ ブラック ジャック・太平洋同盟自由貿易協定(PASFTA) 0.7 0.8 0.6
ユーラシア経済連合(EAEU)カジノ ブラック ジャック自由貿易協定(EAEUSFTA) 0.6 0.0 0.9
交渉中
研究段階
カナダ・ASEAN自由カジノ ブラック ジャック協定(ACAFTA) 23.2 26.6 21.5

〔注1〕構成比について、輸出は再輸出を除く金額、輸入は総額を使用。発効済みFTAの各値は、2023年12月時点で発効している国・地域が対象(RCEP協定については、ミャンマーも含む。CPTPPは英国を含まない)。また、ASEANとして締結・交渉中のFTAについて、カジノ ブラック ジャック以外のASEAN加盟国も対象にした。
〔注2〕AIFTAの発効日は物品カジノ ブラック ジャック協定の発効日。
〔注3〕ATIGAの発効日はAFTA形成のための共通効果特恵関税協定(CEPT-AFTA)の発効日。CEPT-AFTAに代わり、ASEAN物品カジノ ブラック ジャック協定(ATIGA)が2010年5月に発効した(関税自由化は2010年1月に遡って実施)。
〔注4〕MCSFTAの値は、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイの合計。
〔出所〕Enterprise Singapore、WTO、「Global Trade Atlas」(S&P Global)から作成

エンタープライズ・カジノ ブラック ジャックなどによると、カジノ ブラック ジャックの発効済みFTA件数は、28件 (2023年12月末時点)に上る。2023年の貿易統計に基づき算出したFTAカバー率(貿易総額に占める FTA 発効国・地域との貿易額比率)は94.2%に達している。

2023年に新たに発効したFTAはなかったものの、2022年7月に交渉の実質妥結が発表されていたメルコスール(加盟国:アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)との間のFTA(MCSFTA)に署名したことが2023年12月に発表された。カジノ ブラック ジャックにとって同FTAは、メルコスール加盟各国との間で締結する初めてのFTAだ。また、カザフスタンとの間で同年5月、サービス貿易と投資に関する協定に署名した。同協定は、2019年10月に署名されたカジノ ブラック ジャックとユーラシア経済連合(EAEU)の包括的経済協力の枠組み協定に基づくもので、FTA(2019年11月署名)のみならず、EAEU加盟5カ国とカジノ ブラック ジャックとのサービス・投資協定の締結が目指されている。

既存FTA締結国との間で、協定の見直しが進められている例もある。例えば、中国とのFTA(CSFTA)のアップグレード議定書の署名が2023年12月に発表された。カジノ ブラック ジャック貿易産業省によると、CSFTAに関する新たな議定書により、サービスと投資に関する約束がネガティブリスト方式(自由化を約束しない分野を列挙する方法)で行われる。カジノ ブラック ジャックと中国の両締約国は2019年に発効した議定書で、商業拠点を通じたサービスの提供を含むあらゆる種類の投資を対象に、ネガティブリスト方式に基づく投資自由化について交渉を行うことに合意していた。中国以外では、カジノ ブラック ジャックが加盟するASEANが締結するFTAの見直しも進んでおり、ASEANオーストラリア・ニュージーランド自由貿易協定(AANZFTA)の第2議定書が2023年8月に署名された。

WTOとFTA以外での諸外国・地域との経済連携では、インド太平洋経済枠組み(IPEF)を通じた新たなパートナーシップの構築も進められている。IPEFは2022年5月に立ち上げが発表された経済枠組みで、(1)貿易、(2)サプライチェーン、(3)クリーン経済、(4)公正な経済の4分野で議論が進められてきた。2023年5月にはサプライチェーン協定の実質妥結が発表され、同年11月にはサプライチェーン協定が署名されるとともに、クリーン経済協定および公正な経済協定の実質妥結が発表された。カジノ ブラック ジャックのガン・キムヨン貿易産業相(当時)は同年11月、「サプライチェーン協定の署名、クリーン経済協定と公正な経済協定の実質妥結は、カジノ ブラック ジャック企業に機会を創出し、域内および国際的な事業拡大を支援するものである」との見方を示した。サプライチェーン協定は2024年2月に発効した。

またカジノ ブラック ジャック政府は、現在の貿易ルールや政策が、デジタル経済やグリーン経済のニーズに十分に対応できていないとして、特にデジタル分野に特化した協定の締結に向けた取り組みを進めている。デジタル分野に特化した協定では、電子請求書(e-invoicing)、電子決済、人工知能(AI)のガバナンスと倫理、電子化された属性情報の集合(digital identities)といった、とりわけ新たなデジタル関連の問題において、国際的なルールの確立、ベンチマークの設定、さらには基準を合わせることを目的としている。

デジタル分野では2023年1月、韓国との間でデジタルパートナーシップ協定(KSDPA)が発効した。これまで、

  1. オーストラリアとの間でデジタル経済協定(SADEA、2020年12月発効)
  2. チリとニュージーランドの3国間でデジタル経済パートナーシップ協定〔DEPA、2021年1月発効(チリについては同年11月発効)〕
  3. 英国との間でデジタル経済協定(UKSDEA、2022年6月発効)
  4. KSDPA

の4つのデジタル特化型の協定が発効している。DEPAについては2023年末までに、韓国、中国、カナダ、コスタリカの加入作業部会(AWG)設置が順次、発表された。韓国については、2021年10月にAWGが設置され、2023年6月に加入交渉が実質妥結し、2024年5月に協定への加入が発表された。中国とカナダについては2022年8月に、コスタリカについては2023年10月に加入作業部会の設置が発表された。

デジタル分野ではそのほか、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスの4カ国からなる欧州自由カジノ ブラック ジャック連合(EFTA)とのデジタル経済協定(DEA)の交渉開始が2023年2月に発表され、EUとのデジタルカジノ ブラック ジャック協定の交渉開始が同年7月に発表された。さらに、ASEANの枠組みにおいて、ASEANデジタル経済枠組み協定(DEFA)の交渉が同年9月に開始された。

なお、グリーン分野に特化した協定については、オーストラリアとのグリーン経済協定(GEA、2022年10月署名)にとどまっている。

対内直接カジノ ブラック ジャック
2023年の固定資産カジノ ブラック ジャックは2桁減だが、R&Dカジノ ブラック ジャックは2桁増

カジノ ブラック ジャック経済開発庁(EDB)が管轄する内資、外資による2023年の固定資産投資(FAI、コミットメントベース)は126億5,960万Sドルと、前年比43.7%減少した。半導体関連の大型投資に伴い過去最高となった2022年からは大幅に減少したが、EDBが事前に設定した中長期のFAI目標レンジである「80億~100億Sドル」を上回った。

表5 カジノ ブラック ジャックの業種別対内直接投資[コミットメントベース](単位:100万Sドル、%)(△はマイナス値)
業種 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
製造業 17,372 8,701 68.7 △ 49.9
階層レベル2の項目エレクトロニクス 14,994 3,060 24.2 △ 79.6
階層レベル2の項目化学 862 4,503 35.6 422.2
階層レベル2の項目バイオメディカル 844 899 7.1 6.5
階層レベル2の項目精密エンジニアリング 68 147 1.2 114.5
階層レベル2の項目輸送エンジニアリング 166 44 0.3 △ 73.4
階層レベル2の項目一般製造 437 49 0.4 △ 88.8
サービス産業 5,118 3,958 31.3 △ 22.7
合計(その他含む) 22,490 12,660 100.0 △ 43.7

〔出所〕 カジノ ブラック ジャック経済開発庁(EDB)

業種別でみると、化学分野のFAIが前年比5倍超の45億300万Sドルで、全体の35.6%を占めた。化学分野の主な投資案件では、フィンランドのエネルギー会社ネステ(Neste)が2023年5月、カジノ ブラック ジャック工場の拡張工事を完了した。拡張により、同工場のバイオ燃料の生産能力は年間260万トンとなり、このうち最大100万トンが持続可能な航空燃料(SAF)となる。カジノ ブラック ジャックはチャンギ空港から出発する全ての国際便に対し2026年から航空燃料の1%をSAFとすることを義務付け、2030年までに同比率を3~5%とする計画だ。また、米国系の水浄化や衛生などに関する環境技術会社エコラボ(Ecolab)が2023年9月、カジノ ブラック ジャックに拠点を開設した。新拠点は、民間企業や公的機関に対し、カジノ ブラック ジャック政府の2030年までの環境行動計画「カジノ ブラック ジャック・グリーンプラン2030」に盛り込まれた目標達成を実現するためのソリューションを提供するとしている。同環境行動計画では、「持続可能な暮らし」、「グリーン経済」、「回復力のある未来」など6つの柱で目標を設定している。

このほか、環境分野では、カーボン・クレジット取引関連の新規進出もあった。スイスに本部がある国際排出量取引協会(IETA)は2023年6月、カジノ ブラック ジャックにアジア・オフィスを開設すると発表した。オフィスの開設は、IETA、世界銀行とカジノ ブラック ジャック政府が2022年10月に、カーボン・クレジットの統合データ・プラットフォーム「気候行動データトラスト(CADトラスト)」を共同で発足させたことを受けてのものである。CADトラストは、ブロックチェーン技術を活用してカーボン取引の一連の取引を記録することで、二重計上を防止し、取引全体の信頼性向上を図るプラットフォームだ。カジノ ブラック ジャック政府はカーボン取引の一大拠点化を目指しており、政府の積極的な誘致を背景にカーボン取引関連の企業や団体の集積が進んでいる。

一方、研究・開発(R&D)関連のFAIは21億200万Sドルと前年比49.0%増加した。英国の日用品製造会社レキットベンキーザー(Reckitt Benckiser)が2023年7月、パーソナルケア製品のR&Dセンターを開設した。また、オランダのビール醸造会社ハイネケン(Heineken)が8月、グローバル・イノベーション・ハブを設置した。さらに、韓国の現代自動車(Hyundai Motor Company)が11月、電気自動車(EV)を中心とする小型実証プラント「現代自動車イノベーションセンター・カジノ ブラック ジャック(HMGICS)」を正式開業した。

表6 カジノ ブラック ジャックの国・地域別固定資産投資[コミットメントベース](単位:100万Sドル、%)(△はマイナス値)
国・地域 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
国内資本 1,975 1,277 10.1 △ 35.3
外国資本(小計) 20,515 11,383 89.9 △ 44.5
階層レベル2の項目米国 11,374 6,568 51.9 △ 42.3
階層レベル2の項目欧州 4,761 3,138 24.8 △ 34.1
階層レベル2の項目日本 58 682 5.4 1,073.1
階層レベル2の項目その他 4,322 994 7.9 △ 77.0
合計(その他含む) 22,490 12,660 100.0 △ 43.7

〔注〕欧州は、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、カジノ ブラック ジャックランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スペイン、スウェーデン、英国を加えた合計値。
〔出所〕カジノ ブラック ジャック経済開発庁(EDB)

国・地域別にみると、米国が51.9%と最大の割合を占め、次いで欧州が24.8%を占めた。米国の主な投資案件としては、消費財製造会社プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が2023年7月、新しい製造施設の設置で約1億Sドルを投資する計画を発表した。また、米国の半導体製造会社グローバル・ファウンドリーズ(Global Foundries)が9月、300ミリメートル(mm)ウエハーの生産工場を新設した。同拡張により、同社のカジノ ブラック ジャックでの300mmウエハーの生産能力は45万枚増の年間約150万枚となった。また、欧州の主な投資案件では、ドイツの総合電機製造会社シーメンス(Siemens)が6月、約2億ユーロを投資してハイテク工場を設置し、約400人の雇用を創出する計画を明らかにした。

カジノ ブラック ジャック環境・外資誘致政策
新たな税額控除措置でカジノ ブラック ジャック誘致へ

EDBは2020年から毎年のFAI目標を発表せず、代わりに中・長期的なFAIの目標額を「毎年80~100億Sドル」と設定している。同庁は2024年も、同目標を維持する方針だ。EDBは同年1月、国内経済の成長を牽引する新たな分野として、グリーン経済、人工知能(AI)、精密医療に注力していくと述べた。また、EDBは他の官庁と協力しながら再生可能エネルギーの調達も図るとしている。さらに、多国籍企業、地場大手・中小企業とR&D施設間の連携を促進していく方針を明らかにした。

カジノ ブラック ジャック財務省は2024年2月に発表した2024年度政府予算で、外資投資誘致の新たなインセンティブとして、「投資税額控除(RIC)」の導入を発表した。RICは、2025年から導入される予定である「税源浸食と利益移転(BEPS)2.0」イニシアチブの第2の柱であるグローバルミニマム課税(最低税率課税)を受け、投資先としての競争力を維持するために導入された。RICの対象となるのは、(1)製造施設設置や低炭素の発電など生産性向上、(2)デジタルサービスやサプライチェーン管理などの新規拠点設置または拡張、(3)地域統括機能などの新規設置または拡張、(4)商品取引会社の設置または拡張、(5)R&D、イノベーション活動、(6)低炭素化を目的としたソリューションの導入、となる。これらの活動に伴う設備投資、人件費、委託費など適格費用の最大50%を、法人税額から控除できる。RICの適用期間は最長10年間となる。同省はRICの詳細を、2024年中に発表する予定だ。

対日関係
対カジノ ブラック ジャック設備投資は縮小も、地元企業のM&Aが活発化

エンタープライズ・カジノ ブラック ジャックによると、2023年の日本からの輸入は284億6,435万Sドルと前年比22.7%減少した。また、日本への輸出(再輸出除く地場輸出)も99億1,681万Sドルと、17.6%減だった。貿易活動が2023年に入り、世界全体でエレクトロニクス半導体関連を中心に大きく落ち込んだ影響で、日本との貿易も多くの品目で前年比マイナスとなった。

日本からの半導体関連の輸入では、半導体関連の製造機器の輸入が前年比49.7%減少した。また、半導体デバイスも26.6%減少し、集積回路が11.7%減だった。カジノ ブラック ジャックから日本への地場輸出(再輸出除く)では、半導体関連の製造機器の輸出が12.3%減少した。

EDBが管轄する内資・外資によるFAIに占める日本の割合は、2022年の0.3%から2023年に5.4%へと拡大した。しかし、2023年の日本のFAIは6億8,160万Sドルと、10億Sドルを超えていた2009~2011年と比べると縮小傾向にある。2023年の日本の主なカジノ ブラック ジャック案件としては、自転車部品・釣り具製造会社シマノの最新設備を導入した「未来の工場」が5月に完成した。「未来の工場」は、ロボットによる自動化に加え、AIやIoTなどデジタル技術を活用したスマートファクトリーで、250億円が投じられた。また、山九が同月、同国内の既存の物流センターを建て替え、同社の東南アジア最大級の倉庫となる「トアス物流センター(仮称)」の建設を発表した。さらに、三井化学が7月に樹脂改質剤の高機能エラストマーの製造プラント建設に着工した。

日本企業による設備投資が縮小傾向にある一方、日本企業によるカジノ ブラック ジャック拠点のスタートアップへの出資の動きが近年活発化している。国際協力銀行(JBIC)は2023年4月、医薬品・医療機器の販売を展開するスタートアップであるウェレスタ・ホールディングス(Wellesta Holdings)の株式と転換社債型新株予約権付社債(コンバーティブル・ボンド)取得のため、三井物産が設立した特別目的会社に出資した。また、農林中央金庫は7月、環境や暮らしにかかわる課題解決に取り組むスタートアップに投資するファンドを設立したと発表した。同ファンドを通じた第1号投資案件として、水産養殖のIoTなどに取り組むインドネシア発のイー・フィッシャリー(eFishery)に出資した。

日本のホテルや物流施設、データセンターカジノ ブラック ジャックが加速

日本の財務省と日本銀行の国際収支統計によると、カジノ ブラック ジャックの対日直接投資は2023年に58 億400万ドル(国際収支ベース、ネット、フロー)で、前年比13.5%減と2年連続のマイナスだった。しかし、カジノ ブラック ジャックは引き続きアジアで最大の対日投資国としての地位を維持した。

2023年は前年に引き続き、訪日客の増加を見込んだホテルへの投資や、電子商取引(EC)による需要拡大をにらんだ物流施設への大型投資が相次いだ。不動産投資会社メープルツリー・インベストメンツ(Mapletree Investments)は8月、福岡県筑紫野市に開発した物流施設の1棟目の完成を発表した。また、不動産開発会社シティ・デベロップメント(City Developments)は7月、大阪の「ビスカジノ ブラック ジャッククホテル心斎橋」を85億円で買収したと発表した。さらに、同社は9月、東京23区内の民間賃貸マンション25軒を350億円で買収した。日本の金利が他市場と比較して低いことも、不動産投資が加速する理由となっている。

また、2023年にはデータセンターへの大型カジノ ブラック ジャックも目立った。データセンター会社デジタルエッジ(Digital Edge)は同年3月、日本の不動産会社ヒューリックと共同で、東京・日本橋にデータセンターを開発・運営すると発表した。デジタルエッジが首都圏で運営するデータセンターは7棟目となる。さらに、メープルツリーの不動産カジノ ブラック ジャック信託(REIT)「メープルツリー・インダストリアル・トラスト(MIT)」が同年5月、大阪のデータセンターを518億円で取得したと発表した。不動産カジノ ブラック ジャック会社SCキャピタル・パートナーズ(SC Capital Partners )傘下のデータセンター会社SCゼウス・データセンター(SC Zeus Data Centers)は同年12月、大阪でのデータセンター開発用地を確保し、大型データセンターの開発に着手すると発表した。

このほか、再生エネルギー分野での進出もあった。再生可能エネルギー事業会社グリン・エナジー(Gurin Energy)は2023年12月、日本最大となる大規模リチウムイオン二次電池電力貯蔵システム(BESS)を開発・運営する計画を明らかにした。同システムは2026年に着工予定で、完成すれば日本全体の大規模定置用蓄電池システム出力と容量をそれぞれ125%増加、220%増加するとしている。

日系企業の地域統括機能の分散、最適配置の動きが加速へ

カジノ ブラック ジャックの人件費など経営コストの増加や外国人の就労査証発給基準の厳格化などを背景に、同国に地域統括拠点を置く日系企業の間で、統括機能の一部を他国に移管する動きも始まっている。ジェトロが2023年10~11月にカジノ ブラック ジャックの日系企業を対象に実施した「第6回在カジノ ブラック ジャック日系企業の地域統括機能に関するアンケート調査」によると、カジノ ブラック ジャックに統括拠点を置く日系企業は87社と、カジノ ブラック ジャック、タイ、マレーシア、インドの4カ国のうち、最多だった。一方、カジノ ブラック ジャックに置いていた一部統括機能を、他国(地域)へと分散する動きもみられる。地域統括機能を「既に部分移管」、または「部分移管を検討」と回答した日系企業の割合は2019年度調査では7.4%だったが、2023年度調査では31.0%へと拡大した。今後、カジノ ブラック ジャックからタイ、他の国・地域へと統括機能の最適配置を行う動きが一段と加速する見込みだ。

基礎的経済指標

(△はマイナス値)
項目 単位 2021年 2022年 2023年
実質GDP成長率 (%) 9.7 3.8 1.1
1人当たりGDP (米ドル) 79,601 88,429 84,734
消費者物価上昇率 (%) 2.3 6.1 4.8
失業率 (%) 2.7 2.1 1.9
カジノ ブラック ジャック収支 (100万米ドル) 121,001 154,327 157,619
経常収支 (100万米ドル) 65,774 △ 117,084 62,064
外貨準備高(グロス) (100万米ドル) 309,169 215,294 266,215
対外債務残高(グロス) (100万米ドル) 1,866,600 1,938,930 1,997,003
為替レート (1米ドルにつき、カジノ ブラック ジャック・ドル、期中平均) 1.3517 1.3446 1.3186

注:
カジノ ブラック ジャック収支:国際収支ベース(財のみ)
出所:
人口、面積、実質GDP成長率:カジノ ブラック ジャック統計局(DOS)
1人当たりGDP:IMF World Economic Outlook database : April 2024
消費者物価上昇率:カジノ ブラック ジャック産業省
失業率:人材省
貿易収支、経常収支、外貨準備高(グロス)、対外債務残高(グロス)、為替レート:カジノ ブラック ジャック通貨金融庁(MAS)