日本からの輸出に関する制度健康ブラック ジャック やり方 カジノの輸入規制、輸入手続き

品目の定義

調査時点:2023年9月

本ページで定義する健康ブラック ジャック やり方 カジノのHSコード

フィリピンには健康ブラック ジャック やり方 カジノの正式な定義がなく、それに特化したHSコードは存在しません。健康ブラック ジャック やり方 カジノは、フィリピン共和国法第9711号に基づき、その使用する目的に沿って「栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノ」と「健康製品」に分けられます。本ページでは、このうち「栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノ」について記述します。

原則として、加工ブラック ジャック やり方 カジノの中でも食事を補助する意味合いを有する製品で、次に該当するものを含む、通常はカプセル、錠剤、液体、ゲル、粉末、丸薬の形態をしているものは「栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノ(Food/Dietary Supplement)」と定義されます。

  1. ビタミン
  2. ミネラル
  3. ハーブ(Herb)
  4. その他植物物質、アミノ酸、栄養物質など

このうち、次の要件を満たすもの

  • フィリピン政府が摂取を推奨する栄養成分を含む製品
  • 国際的に取り決められた一日に最低限摂取すべき成分を含む製品

一方、次に該当するものは「健康製品(Health Product)」と定義されます。

  • ブラック ジャック やり方 カジノや薬、化粧品、装置(Devices)、生物錠剤、ワクチン、対外診断用医薬品(in-vitro diagnostic reagents)および家庭や都会に害を及ぼしうる物質(household/urban hazard substances)
  • ブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(Food and Drug Administration)による規制を必要とする健康に影響を与えうる製品

また、本ページで定義する栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノには次のHSコードを含みます(薬としての漢方薬やビタミン剤などは除く)。

  • 2106.90.69~2106.90.72 : その他補助ブラック ジャック やり方 カジノ
  • 2936:(自然もしくは人工的に複製されたものかを問わず)プロビタミン、ビタミンおよびそれらの派生品

関連リンク

フィリピンの輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2023年9月

日本からフィリピンへの栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノの輸出は可能です。

2. 施設登録、輸出事業者登録、輸出に必要な書類等(輸出者側で必要な手続き)

調査時点:2023年9月

日本から栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノを輸出する場合にフィリピン政府に対して輸出者側で行う手続きは特別ありません。
一方、輸入者はフィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)から(1)営業許可(License to Operate: LTO)と(2)製品登録証明(Certificate of Product Registration: CPR)を取得する必要があります。また、その他補助ブラック ジャック やり方 カジノ(HSコード:2106.90.69~2106.90.72)の輸入に際しては、砂糖規制庁(SRA)から(3)砂糖規制庁許可書(Premix Commodity Release Clearance: PCRC)を取得する必要があります。
輸入者が(2)製品登録証明の申請手続きを行うにあたり、次の書類の提出が求められており、輸出者側での取得支援が必要になります。また、輸入者は輸入商品のラベルや写真などもフィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)に対して提出する必要があり、これらの作成・取得についても輸出者は輸入者を支援する必要があります。

  1. 次の書類のうちいずれか一点を提出
    • 適正製造規範(Good Manufacturing Practice: GMP)の規定を順守していることの証明書
    • 植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate)または衛生証明書(Health Certificate)
    • 国際標準規格ISO 22000の要求事項を順守していることの証明書
    • 原産国で発行されたHACCP適合証明書
    • 原産国の管轄規制官庁が発行した、または商工会議所など公認の組織が発行し輸出国のフィリピン領事館が公証した自由販売証明 (Certificate of Free Sales)
  2. 分析証明書(Certificate of Analysis)
    ブラック ジャック やり方 カジノ分類ごとに求められる分析証明書を提出します。
    なお、試験場所について特に規定はなく、日本でもフィリピンでも可能です。また、日本で行う試験について具体的な試験項目などは規定されていません。
  3. ブラック ジャック やり方 カジノのラベルや広告において栄養や健康面の効果などに関する訴求(Claim)をする場合、当該内容を裏付ける書類(関連する研究や報告書など)
  4. 砂糖規制庁許可書(PCRC)を申請するための書類
    • 船荷証券
    • 商業送り状
    • パッキングリスト

また、輸入通関にあたり、フィリピン政府が日本からの輸出者に対して提出を求める書類は特別ありませんが、輸入手続きの「2.輸入通関手続き(通関に必要な書類)」に記載する輸入者が提出する書類の作成を適宜支援する必要があります。

3. 動植物検疫の有無

調査時点:2023年9月

日本から栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノを輸出する場合、動物/植物検疫の証明は求められていません。

フィリピンでのブラック ジャック やり方 カジノ関連の規制

1. ブラック ジャック やり方 カジノ規格

調査時点:2023年9月

一部の栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノに対するブラック ジャック やり方 カジノ規格は次のとおり定められています。また、フィリピンにおいて規格が定められていない製品については、コーデックス委員会(CODEX)が定める規格値が参考情報として参照されます。

薬草製品(Herbal Food Products)のブラック ジャック やり方 カジノ規格
製品 基準項目
栄養補助製品
(すぐ飲めるタイプのもの)
安息香酸ナトリウム 最大0.1%
着色 適正製造規範(GMP)基準に沿ったもの(サプライヤーから分析証明書‘CoA’が必要)
残留農薬 FAO/WHO及びコーデックス委員会によって取り決められた基準に準拠
乾燥植物を用いた製品(大人用) アフラトキシン 20 ppb
アフラトキシン B1 10 ppb
(ELISAまたは Liq Chromテストによって計測)
重金属 鉛 10 ppm (最大)
カドミウム 0.3 ppm (最大)
ヒ素 0.3 ppm (最大)
水銀 0.5 ppm (最大)
加工用に収穫された未加工の植物性製品 大腸菌 陰性(Negative)
カビ(Mould)
散布体(Propagules)
105 cfu/g (最大)
ブドウ球菌 陰性(Negative)
前処理が行われる植物性製品
(ハーブティーを作る場合のハーブ等)
好気性細菌 107 cfu/g もしくはmL (最大値)
酵母菌及び
糸状菌
104 cfu/g もしくはmL (最大値)
大腸菌 陰性(Negative)
サルモネラ spp./ 25g(25g中の値を算出) 陰性(Negative)
黄色ブドウ糖菌 陰性(Negative)
その他腸内細菌叢 104 (最大値)cfu/g
モリンガパウダー(Malunggay(Moringa) Powder)のブラック ジャック やり方 カジノ規格
根拠法 PNS/BAFPS 109:2012 ICS 67.080.10
基準 含水量 8%(最大)
製品の粒度(メッシュで測定) 粗悪(Coarse):0.25mmより大きい
普通(Fine):0.25~0.048mm
良い(Very fine):0.048mmより小さい
好気性細菌 104 cfu/g もしくはmL (最大値)
酵母菌及び糸状菌 103 cfu/g もしくはmL (最大値)
大腸菌 陰性(Negative)
サルモネラ spp./25g
(25g中の値を算出)
陰性(Negative)
黄色ブドウ球菌 陰性(Negative)
その他腸内細菌叢 102 (最大値)cfu/g

2. 残留農薬および動物用医薬品

調査時点:2023年9月

栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノについて残留農薬を定めた規制はなく2013年ブラック ジャック やり方 カジノ安全法(Republic Act No.10611)に基づきコーデックス委員会(CODEX)が定めるガイドラインを実務上参照しています。一方、ブラック ジャック やり方 カジノ規格が存在する一部栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノについては、同規格において残留農薬などの基準が定められている場合があります。ブラック ジャック やり方 カジノ規格がない栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノについては、フィリピン政府において残留農薬を定めた規制はありません。
フィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)では「製品登録証明(CPR)」の申請手続きにおいて、原産国が発行する自由販売証明(CFS)などの提出を義務付けており、これによって該当輸入ブラック ジャック やり方 カジノには残留農薬などの問題がないという証明がなされているとみなし、特にフィリピン側で厳しい残留農薬規制を課す必要はないと考えています。
フィリピンには1992年制定の消費者保護法(共和国法第7394号)があり、「人体にとって危険な物質」が発覚した場合には、保健省(DOH)などが中心となって危険物や同物質を含むブラック ジャック やり方 カジノの販売を即時禁止とし、製造業者や輸入業者を取り締まることになっています。

3. 重金属および汚染物質

調査時点:2023年9月

フィリピンでは、重金属および汚染物質に関する規制制度はなく、ブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA) は、2013年ブラック ジャック やり方 カジノ安全法(Republic Act No.10611)に基づきコーデックス委員会(CODEX)が定めるガイドラインを実務上参照しています。なお、具体的なブラック ジャック やり方 カジノにおける重金属および汚染物質の規格値については、ブラック ジャック やり方 カジノ規格(Philippine National Standards)によって定められている場合があります。

4. ブラック ジャック やり方 カジノ添加物

調査時点:2023年9月

栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノはFDA通達第2006-016号に基づきブラック ジャック やり方 カジノ添加物規制の対象となります。フィリピンではコーデックス委員会(CODEX)の「ブラック ジャック やり方 カジノ添加物に関する一般規則」(CODEX STAN 192-1995)における基準を採用しており、ブラック ジャック やり方 カジノ添加物ごと、ブラック ジャック やり方 カジノカテゴリーごとに使用可能な基準量を示しています。具体的な添加物の使用および最大基準値については、関連リンクの「ブラック ジャック やり方 カジノ添加物に関する一般規則GSFA」を参照してください。なお、具体的なブラック ジャック やり方 カジノにおける添加物の許容値については、フィリピンにおけるブラック ジャック やり方 カジノ規格(Philippine National Standards)が存在する場合には同規格において定められている場合があります。

5. ブラック ジャック やり方 カジノ包装(ブラック ジャック やり方 カジノ容器の品質または基準)

調査時点:2023年9月

2023年9月現在、ブラック ジャック やり方 カジノ容器に関する規定はありません。フィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)によると、明文化はされていないものの、輸入元が日本である場合、日本の基準に従っているものであれば問題ないとのことです。

6. ラベル表示

調査時点:2023年9月

栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノのラベル表示については、共和国法第3720号(Republic Act No.3720 : Food, Drug and Cosmetics Act)、FDA行政命令第88-B(Administrative Order 88-B)、およびその改訂版にあたるFDA行政命令第2014-0030(Administrative Order No.2014-0030)などによって規定されています。これらの規制で表示が義務付けられている情報は次のとおりです。また、栄養分および健康強調表示(Health Claim)については、フィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)通達第2007-02号に基づき、関連リンクのコーデックス委員会(CODEX)「栄養分および健康強調表示に関する一般規則」に準拠しています。表示言語は英語、タガログ語またはその両方での表記が義務付けられています。言語のフォントについての規定はありませんが、通常の購入や使用の際に消費者がはっきりと読み取れるように印字する必要があります。
なお、薬としての漢方薬やビタミン剤などにおけるラベル表示はブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局行政命令第2016-008が適用され、次のラベル表示義務とは異なる場合があります。

  1. 商品名
  2. ブランド名、トレードマーク(ある場合のみ)
  3. 原料成分(含有量の多い順)
  4. 容量(メートル法でネット表示)および固形量
    容量の許容誤差については、ブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局通達第6-A s.1998(Bureau Circular No.6-A s.1998)を参照してください。
  5. 輸入者の会社名、住所および原産地
    外国ブランド製品もしくは外国企業の許認可に基づき製造された製品については、当該製品を製造する外国企業の名称および住所はローカル企業のそれらより小さな文字で記載する必要があります(ローカル企業名が記載される場合)。
  6. ロット識別番号
  7. 保存方法
  8. 消費期限
    消費期限は「日」、「月」、「年」の順序で記載し、「日」と「年」は数字、「月」は混乱を避けるため単語で表記することが求められています(例:Expiry date: 01 January 2012 または 01 Jan 12)。
  9. アレルギー表示(該当する場合)
    該当する場合に記載が必須のアレルゲンは次のとおりです。対象のアレルゲンについてはFDAの判断により適宜追加される可能性があり最新の情報を確認してください。
    • グルテンを含む穀物(小麦、ライ麦、大麦、オート麦、スペルト小麦、当該穀物混成品およびこれらを含む製品)
    • 甲殻類および当該製品
    • 卵および当該製品
    • 魚および当該製品
    • ピーナツ、大豆および当該製品
    • 牛乳および当該製品(ラクトースを含む)
    • 木の実および当該製品
    • 濃度10mg/kg以上の亜流酸塩
  10. 当該商品の正しい使い方(食べ方)
  11. 栄養成分表示(表形式で)
  12. 添加物に関する表示
  13. No Approved Threptic Claim (治療効果について試験を行い承認を受けたものではない)の記載

なお、一部の栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノにおける栄養成分表示については、FDA行政命令第2014-0030(Administration Order No.2014-0030)に基づき免除されています(グルテンフリーブラック ジャック やり方 カジノやグルテンの量が20∼100mg/kg以下のブラック ジャック やり方 カジノ)。詳細はFDA行政命令第2014-0030およびコーデックス委員会グルテン不耐症者のための特別用途ブラック ジャック やり方 カジノ向け基準を参照してください。

また、GMO(遺伝子組換え)に関するラベル表示義務はなく、また国単位で規制する法律などは2023年9月現在存在しません。国家での取り組みとして、遺伝子組換えブラック ジャック やり方 カジノ(GMO Foods)に対しさまざまな政府機関が共同・協力して監視するという規則が2016年に策定されています。

7. その他

調査時点:2023年9月

フィリピンで販売する栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノは、2013年ブラック ジャック やり方 カジノ安全法(共和国法第10611号)で定められた衛生基準に合致しなければなりません。また、次のすべての要件を満たす場合はフィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)からの証明書なしでフィリピンに持ち込むことができます。

  1. 個人使用の目的で持ち込む場合
  2. 次に該当する場合
    1. 店頭販売型の薬 50g以下
    2. 処方箋薬
      処方箋薬については次の要件を満たす必要があります。
      • 持ち込む量が処方箋に明記された量と同じであること
      • 処方した医者の専門職規制委員会(PRC)発行のID番号が処方箋に記載されていること
      • 処方箋が外国で発行された場合には前述と同様の内容が記載されていること
    3. ビタミン剤、サプリメント、その他健康サプリメント 合計500g以下
  3. 次のいずれかの方法で持ち込まれたとき
    • 乗客の荷物として持ち込む場合
    • バリクバヤンボックス(Balikbayan boxes)で輸送する場合
    • 郵便や宅配便サービスを通して輸送する場合

フィリピンでの輸入手続き

1. 輸入許可、輸入ライセンス等、商品登録等(輸入者側で必要な手続き)

調査時点:2023年9月

ブラック ジャック やり方 カジノや再梱包業者は、FDA行政命令第2014-0029号(Administrative Order No.2014-0029)に基づき、フィリピン食品医薬品管理局(FDA)から営業許可(License to Operate:LTO)と製品登録証明(Certificate of Product Registration: CPR)を取得する必要があります。 また、その他補助食品(HSコード:2106.90.69~2106.90.72)の輸入に際しては、2017-2018年砂糖令第8号(Sugar Order No.8, Series of 2017-2018)に基づき、砂糖規制庁(SRA)から砂糖規制庁証明書(Premix Commodity Release Clearance:PCRC)を取得する必要があります。
栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノの輸入販売に特化した免許(ライセンス)はありません。

I. 営業許可(LTO)の取得

ブラック ジャック やり方 カジノもしくは再梱包業者は、まずフィリピン食品医薬品管理局(FDA)から営業許可(LTO)を取得しなければなりません(共和国法第3720号(Republic Act No.3720))。 輸入者の業態(輸入業、卸業、その他一般企業、個人)により必要とされる登録、許認可の種類は異なります。LTOの有効期間は2年で、以後5年ごとの更新が必要です。 輸入業者がLTOを申請する場合の要件は次のとおりです。なお、実際の申請手続きは、FDA通達第2021-012号(FDA Circular No.2021-012)に基づきオンラインで行うことができます。

初回登録の場合
  1. 電子申請フォームの提出
    電子申請システム「FDA eSerivces Portal」にアクセスし、誓約書に同意したうえで、次の情報を入力して電子申請フォームを提出する。
    • 事務所と倉庫の住所
    • GPS情報
    • 権限者および有資格者の氏名
  2. 事業名登録を証する書類の提出
    次のいずれかの書類の写しを添付資料として電子申請システム上で提出する。
    • 個人事業主の場合:貿易産業省(DTI)への事業登録証明書(Certificate of Business Registration)
    • 株式会社、パートナーシップ、その他の法人の場合:証券取引委員会(SEC)への登録証明書および基本定款(Articles of Incorporation) の写し
    • 協同組合の場合:協同組合の所管省庁への登録証明書
    • 政府により所有または支配されている会社の場合:会社設立に関する法律がある場合は当該法律、ない場合はSECへの登録証明書および基本定款
  3. 収入証明書(最新の監査済み財務諸表など)の提出(添付資料として電子申請システム上で提出)
    • ブラック ジャック やり方 カジノ取引業者の場合、資本金を記載した貸借対照表付きの最新の監査済み財務諸表の写しなど、所得・資本を証明する書類を提出する。
    • 新規に設立された会社で、まだ財務諸表がない場合は、会社所有者または会計士の署名入りの資本金証明書を提出する。
  4. 申請料の納付
  5. 事業名と住所がDTIやSECに登録された名称や住所と異なる場合:管轄の市長が発行する営業許可証(Mayor’s Business Permit)、またはバランガイ(フィリピンの地方自治単位) が発行するバランガイ営業許可証(Barangay Clearance)
  6. 追加要件(該当する場合)
    次のいずれかの書類を添付資料として電子申請システム上で提出する。
    • フランチャイズの場合、フランチャイズ契約書の写しの提出が推奨される。フランチャイズ契約書上の事業名が営業許可書に記載される。また、当該事業名は、事業名登録と整合がとれている必要がある。
    • 営業許可書に記載される活動を適切に判断するために、申請者(輸入事業者)とその販売先またはサプライヤーとの契約書の写しを提出することが推奨される。

II. 製品登録証明(CPR)

LTOを取得後、フィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)から製品登録証明を取得する必要があります。製品登録証明の申請要件は次のとおりです(初回申請時の場合の要件)。申請が承認されると、製品登録証明(CPR)が交付されます。有効期間は2年から5年で、以降は5年ごとの更新が必要です。なお、実際の申請は、FDA達第2020-033号(FDA Circular No.2020-033)に基づきオンラインで行うことができます。

  1. 有効な営業許可(LTO)
  2. 電子申請フォームの提出
    電子登録システム「ePortal v2.0」上で必要情報を入力して電子申請フォームを提出する。
  3. ラベルおよび製品に関する書類の提出
    次を添付資料として電子登録システム上で提出する。なお、FDAのラベル表示規制については、ブラック ジャック やり方 カジノ関連の規制の「6.ラベル表示」を参照のこと。
    • FDAのラベル表示規制に基づく、明確かつ完全なラベルまたは図版の写し(包装サイズが複数ある場合は、各サイズについて提供)
    • あらゆる角度、および各角度について複数の距離から撮影した製品写真(包装サイズが複数ある場合は、各サイズについて提供)
  4. 製品の販売権、および製品の規格などへの準拠を証する書類の提出
    次を添付資料として電子登録システム上で提出する。
    • 事業者の正式な権限を持つ代表者が署名した次の書類のいずれかの写し
      • 外国代理店契約書(Foreign Agency Agreement)
      • 販売代理店証明書(Distributorship Agreement)
      • アポイントメントレター
      • プロフォーマインボイス
      • 製造業者との契約書
    • 次の書類のいずれかの写し
      • 適正製造規範(Good Manufacturing Practice: GMP)の規定を順守していることの証明書
      • 植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate)または衛生証明書(Health Certificate)
      • 国際標準規格ISO 22000の要求事項を順守していることの証明書
      • 原産国で発行されたHACCP適合証明書
      • 原産国の管轄規制官庁が発行した、または商工会議所などの公認の組織が発行し輸出国のフィリピン領事館が公証した自由販売証明 (Certificate of Free Sales)
  5. 分析証明書(Certificate of Analysis)の提出
    ブラック ジャック やり方 カジノ分類ごとに求められる分析証明書を添付資料として電子登録システム上で提出する。具体的な分析証明書については、FDA通達第2020-033号(FDA Circular No. 2020-033)のAnnex Dを参照のこと。
    なお、試験場所について特に規定はなく、日本でもフィリピンでも可能。また、日本で行う試験について具体的な試験項目などは規定されていない。
  6. ブラック ジャック やり方 カジノのラベルや広告において栄養や健康面の効果などに関する訴求(Claim)をする場合、当該内容を裏付ける書類(関連する研究や報告書など)の提出
  7. 栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノ(Food Supplements)についての追加要件
    • 安定性データを含む保存可能期間の試験
    • 最終製品の物理化学的パラメータおよび微生物学的パラメータの分析証明書
    • 販売用のサンプル
    • 乾燥植物の場合、最終製品に含まれる重金属の分析証明書
    • “Food Supplement”(栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノ)という用語および“NO APPROVED THERAPEUTIC CLAIMS”(治療効果について試験を行い承認を受けたものではない)という文言を記載した明確かつ完全なラベルまたは図版
    • 薬局方に含まれていない新規成分やハーブの場合、安全性データ(急性毒性試験やLD50(50%致死量)試験の結果など)

栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノの中でもリスクカテゴリーでハイリスク(幼児向けのブラック ジャック やり方 カジノや特殊用途ブラック ジャック やり方 カジノなど)に分類されている製品についてはフィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)から追加の書類提出を求められることがあります。詳細についてはFDA行政命令第2014-0029号(FDA Administrative Order No.2014-0029)を参照してください。

III. 砂糖規制庁証明書(Premix Commodity Release Clearance:PCRC)の取得

その他補助ブラック ジャック やり方 カジノ(HSコード:2106.90.69~2106.90.72)の輸入において、税関から貨物を引き取る際に砂糖規制庁証明書を提出することが求められます。砂糖規制庁証明書の申請に必要な書類は次のとおりです。また、2001-2002年砂糖令第4号(Sugar Order No.4, Series 2001-2002)に基づき、申請完了後に発行費用(含有の乾燥砂糖量によって費用は異なる)などを支払う必要があります。なお、この申請については砂糖規制庁へ直接提出する必要があります。

  1. 申請書(公証が必要)
  2. 輸入商品許可書(Import Commodity Clearance)をプリントアウトしたもの
  3. 船荷証券
  4. 商業送り状
  5. パッキングリスト
  6. 申告書類(Import Entry/Import Declaration)
  7. 一時課税通知書 (Temporary Assessment Notice(Asycuda))
  8. 混合商品(Premix Commodity)のサンプル

2. 輸入通関手続き(通関に必要な書類)

調査時点:2023年9月

日本から栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノを輸入する場合、営業許可(LTO)と製品登録証明(CPR)および砂糖規制庁許可書(Premix Commodity Release Clearance:PCRC)の提出に加え、関税局通達第11-2014(Custom Memorandum Order No.11-2014)、関税局通達第05-2018(Custom Memorandum Order No.05-2018)、関税局通達第31-2019(Custom Memorandum Order No.31-2019)、および関税局通達第08-2022(Custom Memorandum Order No.08-2022)に基づきフィリピン関税局(BOC)アカウントマネジメントオフィス(AMO)に対して輸入者としての登録を行う必要があります。当該登録に必要な書類(初回の場合の要件)は次のとおりです。

  1. 公証済み申請書(Application Form)の原本
    • 申請書は、client.customs.gov.phから入手可能
    • 個人事業主の場合はオーナー、会社の場合は役員、組合の場合は会長、パートナーシップの場合は権限のある社員による署名が必要
  2. 申請費用の納付証明書(BOC発行の領収書の原本)
  3. 輸入における正式な署名者を証明する書類の写し
    • 会社の場合、秘書役証明書(Corporate Secretary Certificate)
    • 個人事業主の場合、宣誓書
    • パートナーシップの場合、パートナーシップの決議書
  4. 申請者、社長、責任者などの政府発行の有効な身分証明書2点の写し
  5. 申請者の無犯罪証明書(3カ月以内に発行されたNBI Clearanceの原本)
  6. 次のいずれかの写し
    • 個人事業主の場合、貿易産業省への登録
    • 会社の場合、証券取引委員会の登録および最新の年次・企業情報書(General Information Sheet)
    • パートナーシップの場合、パートナーシップの定款および最新の年次・企業情報書
    • 組合の場合、協同組合開発庁(CDA)への登録および最新の組合年次業績報告書
  7. 申請者、社長および役員の個人プロフィール(写真付き)
  8. 会社のプロフィール(会社の事務所および倉庫エリアの写真付き)
  9. 最新の賃貸契約書、所有者からの同意書など、事務所および倉庫の合法的な占有の証明書(契約書の場合は写し、宣誓書または証明書の場合は原本)
  10. 輸出入者情報を登録するデータベース(CPRS)への登録を証明する書類 通関手続を行う輸入者は、関税局(BOC)の輸出入者情報を登録するデータベース「Client Profile Registration System: CPRS」への登録が義務付けられており、BOC公認の次のプロバイダーを通じて登録できます。
    • E-konek
    • Intercommerce
    • CDEC
  11. 内国歳入庁(BIR)への登録証明書
  12. 内国歳入庁(BIR)に提出した直近3年間の所得税申告書類の写し(該当する場合)
  13. 管轄市長発行の営業許可証(Mayor’s Permit)
  14. 商品を輸入する資金力があることを証明する書類(Top1000納税者とスーパーグリーンレーン(SGL)の対象業者については免除)
  15. 集荷業者による承認書類

また、日本から栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノを輸入する際の通関への提出書類は次のとおりです。

  1. 輸入申告書(The Single Administrative Document)
  2. 船荷証券(Bill of Lading)または航空貨物運送状(Air Waybill)
  3. 商業インボイス(Commercial Invoice)または試算送り状(Pro-Forma Invoice)
  4. 産地証明書(提出を求められた場合)
  5. 輸入品のリスト
  6. 輸入品の価格書類(Supplemental Declaration of Valuation)(公証が必要)
  7. 必要に応じて次の書類の提出も求められる。
    • 輸入許可書(Import PermitまたはClearance)
    • フィリピン内国歳入庁(BIR)による輸入品リリース許可証(Authority to Release Imported Goods)
    • 自由貿易協定(FTA)を証明する書類(関税局へのヒアリングでは、輸入者がオンラインなどでFTAの締結・規定をコピーした書類などでよいとのこと)
    • 優遇措置などを適用する場合に当該特例を証明する書類
    • 免税を証明する書類など

なお、輸入申告書(The Single Administrative Document)は、関税局通達第29-2015(Custom Memorandum Order No.29-2015)に基づき、関税局(Bureau of Customs)が認める次のサービスプロバイダーなどを通じてオンラインで取得することができます。

  • E-konek
  • Intercommerce
  • CDEC

関連リンク

関係省庁
フィリピンブラック ジャック やり方 カジノ医薬品管理局(FDA)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
フィリピン関税局(BOC)(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
根拠法等
共和国法第3720号(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(928KB)
関税局通達第11-2014号(Custom Memorandum Order No,11-2014)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1.04MB)
関税局通達第05-2018号(Custom Memorandum Order No,05-2018)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(162KB)
関税局通達第31-2019号(Custom Memorandum Order No,31-2019)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(219KB)
関税局通達第08-2022号(Custom Memorandum Order No,08-2022)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1.3MB)
関税局通達第37-2001号(Custom Memorandum Order No,37-2001)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1.4MB)
関税局通達第20-2019号(Custom Memorandum Order No,20-2019)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(1.2MB)
本通達に基づき、2019年4月からアカウントマネジメントオフィス(AMO)にて輸入者登録が可能
関税局通達第29-2015号(Custom Memorandum Order No,20-2015)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(726 KB)
Section2,aにおいてe2m Custom System (オンラインシステム)にて申告書の申請ができる旨が規定
関税局市民憲章(BOC Citizen's Charter of 2021)(英語)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(3.1MB)
その他参考情報
ブラック ジャック やり方 カジノ「2016年度 日本からの農林水産物・食品 輸出に関する各国・地域の制度調査 (フィリピン)」PDFファイル(656 KB)
E-konekウェブサイト(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
InterCommerce Network Services社のウェブサイト(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
CDECウェブサイト(英語)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
ブラック ジャック やり方 カジノ「輸出入手続き」

3. 輸入時の検査・検疫

調査時点:2023年9月

日本から輸入する栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノについては、対象となる輸入品の申告内容によりイエローレーンやレッドレーンなどに分けられ、通関時の審査内容が異なります。各レーンにおける審査内容は次のとおりです。なお、輸入時の検査・検疫の費用は不要です。

通関時の審査内容
レーン 審査内容
イエローレーン ドキュメントによる個別審査が行われます。また、関税の管理者による許可の下、現物調査が行われることもあります。
レッドレーン ドキュメント調査および現物調査による審査が行われます。
それ以外 特別な審査はありません。

4. 販売許可手続き

調査時点:2023年9月

栄養補助ブラック ジャック やり方 カジノの販売にあたっては営業許可(LTO)と製品登録証明(CPR)および砂糖規制庁許可証(PRCR)以外の販売許可手続きは不要です。具体的な手続きについては「輸入手続き」を参照してください。

5. その他

調査時点:2023年9月

なし

その他

調査時点:2023年9月

ハラール認証についてはフィリピンでは義務ではないものの、認証を受ける場合にはムスリム・フィリピン国家委員会(The National Commission on Muslim Filipinos:NCMF)公認の団体で認証を受けることができます。