ブラック クイーン ブラック ジャック

要旨・ポイント

  • 2023年の実質GDP成長率は5.6%、農業が牽引。
  • 通貨ブラック クイーン ブラック ジャック・シリング(以下、シリング)が約27%下落し、物価上昇が国民の生活を圧迫。
  • ブラック クイーン ブラック ジャックもシリング下落の影響で輸出入ともにドル建てでは減少。
  • 対内直接ブラック クイーン ブラック ジャックは前年比5.8%減。米国企業のブラック クイーン ブラック ジャックが目立った。

公開日:2024年10月16日

マクロ経済
GDP成長率は5.6%、農林水産業が高成長

2023年の実質GDP成長率は前年比5.6%だった。産業別の伸び率を見ると、農林水産業が好天に恵まれ、6.5%成長だった。そのほか、情報通信(9.3%)、運輸(6.2%)、金融・保険(10.1%)、不動産(7.3%)、宿泊・外食(33.6%)も好調だった。主要な産業では、鉱業が唯一のマイナス成長で、6.5%の大幅減少となった。チタンやソーダ灰などの生産が減少したことが主な要因だ。一方、製造業は2.0%成長にとどまった。

発足から2年目に入ったウィリアム・ルト政権は、財政難と通貨安、それに続く高インフレに苦しんだ。2023年の消費者物価上昇率は、年率7.7%とブラック クイーン ブラック ジャック中央銀行(以下、中銀)がターゲットとする5.0%を上回った。月別で見ると、消費者物価上昇率は同年2月、3月の前年同期比9.2%をピークにそれ以降は下落し、特に2024年4月には5.0%にまで下落した。しかしながら、食料・飲料は年率で9.7%、交通が12.2%、住宅・水・電気・ガスが8.1%と生活に直結する項目では大きな物価上昇があり、国民の生活は困窮した。

急激な物価上昇を受け、中銀は2023年中に3回、2024年2月に1回の政策金利引き上げを実施し、政策金利は2023年1月の8.8%から13.0%にまで上昇している。通貨シリングは、2023年を通して対ドルで下落を続け、中銀レートは2023年1月3日の1ドル=123.4シリングから同年12月29日には156.5シリングと約27%下落した。なお、2024年2月中旬以降、シリングは急激に上昇基調に転じ、4月以降は130シリング前後で安定している。金利上昇や物価上昇による生産コストの上昇を受け、ブラック クイーン ブラック ジャックスタンビック銀行(Stanbic Bank)が毎月発表する製造業購買担当者景気指数(PMI)は2023年1月に52ポイントを記録した以降は2024年2月まで一度も景気判断の境目となる50を上回ることはなかった。

2024年6月末に償還期限を迎えたユーロ債20億ドルについて、デフォルトを懸念する声が高まっていたが、ブラック クイーン ブラック ジャック財務省は同年2月に総額15億ドルのユーロ債の起債に成功し、危機を回避した。しかしながら、2024年以降も引き続き深刻な財政難を改善すべく、2024年度財政法案にて増税を目指したものの、6月末には増税案に反対する大規模なデモが全国で発生し、財政法案を白紙撤回するに至った。7月に入ってもデモは収まらず、2024年度の財政状況の改善は困難となり先行きは不透明となっている。

表1 ブラック クイーン ブラック ジャック需要項目別実質GDP成長率(単位:%)(△はマイナス値)
項目 2022年 2023年 2024年
年間 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
実質GDP成長率 4.9 5.6 5.5 5.6 6.0 5.1 5.0
階層レベル2の項目民間最終消費支出 3.1 6.1 n.a. n.a. n.a. n.a. n.a.
階層レベル2の項目政府最終消費支出 8.1 3.5 n.a. n.a. n.a. n.a. n.a.
階層レベル2の項目国内総固定資本形成 △ 0.8 1.9 n.a. n.a. n.a. n.a. n.a.
階層レベル2の項目財貨・サービスの輸出 11.9 △ 4.5 n.a. n.a. n.a. n.a. n.a.
階層レベル2の項目財貨・サービスの輸入 4.6 △ 3.1 n.a. n.a. n.a. n.a. n.a.

〔出所〕ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局(KNBS)

ブラック クイーン ブラック ジャック
現地通貨建のブラック クイーン ブラック ジャック額は増加も、ドル建では減少

ブラック クイーン ブラック ジャックは輸出入ともにシリング建てでは増加したものの、シリングの対ドルレートが大幅に下落したことにより、ドル建てでは減少となった。輸入額が前年同期比11.6%と大きく落ち込んだことにより、ブラック クイーン ブラック ジャック赤字は前年比16.0%減となる121億9,631万ドルに縮小した。

輸出額は前年比2.0%減となる64億8,068万ブラック クイーン ブラック ジャックだった。最大の輸出品目は茶で13億4,958万ブラック クイーン ブラック ジャック(2.6%減)、続く花きが13億4,007万ブラック クイーン ブラック ジャック(3.7%増)だった。その他の主要品目のうち、チタン鉱・精鉱やソーダ灰はそれぞれ41.6%減、27.1%減となった。2022年に国際価格が一時的に高騰したが、2023年はチタンの価格が落ち着き、ソーダ灰は乱高下したものの、2022年に比べ価格が下落した。輸出相手国を見ると、最大の相手国はウガンダで、輸出額は9.5%増となる9億276万ブラック クイーン ブラック ジャックだった。続いてパキスタン(5億6,438万ブラック クイーン ブラック ジャック、3.8%増)、オランダ(5億4,532万ブラック クイーン ブラック ジャック、7.7%減)、タンザニア(4億9,521万ブラック クイーン ブラック ジャック、1.7%増)の順位の変動はあるが、上位5位までの国は前年と変わらなかった。

輸入額は前年比11.6%減となる186億7,699万ブラック クイーン ブラック ジャックだった。最大の輸入品目は石油製品で43億3,317万ブラック クイーン ブラック ジャック(14.5%減)、続く産業用機械が20億7,236万ブラック クイーン ブラック ジャック(20.8%減)だった。主要品目のうち、鉄鋼は32.4%減、自動車は11.1%減となった。シリング安の影響を受け、砂糖類(74.8%増)、コメ(34.2%増)、小麦(1.2%増)を除くすべての主要品目で減少した。輸入相手国を見ると、最大の相手国は中国で、輸入額は14.5%減となる32億8,206万ブラック クイーン ブラック ジャックだった。続いて、アラブ首長国連邦(UAE)(29億4,267万ブラック クイーン ブラック ジャック、14.9%減)、インド(19億2,469万ブラック クイーン ブラック ジャック、9.3%減)、サウジアラビア(10億3,790万ブラック クイーン ブラック ジャック、0.2%増)の順で前年と変わらなかった。

表2‐1 ブラック クイーン ブラック ジャック主要品目別輸出(FOB)[通関ベース](単位:1,000ブラック クイーン ブラック ジャック、%)(△はマイナス値)
項目 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
1,385,238 1,349,575 20.8 △ 2.6
花き 1,291,847 1,340,072 20.7 3.7
衣類 401,383 325,349 5.0 △ 18.9
コーヒー 315,025 247,501 3.8 △ 21.4
鉄鋼 233,579 230,812 3.6 △ 1.2
精油 185,255 193,994 3.0 4.7
動物性・植物性油 228,625 164,834 2.5 △ 27.9
チタン鉱・精鉱 249,410 145,556 2.2 △ 41.6
医療・医薬品 103,597 126,450 2.0 22.1
加工食品 85,552 126,214 1.9 47.5
タバコ 120,014 98,312 1.5 △ 18.1
プラスチック類 76,483 85,728 1.3 12.1
ソーダ灰 100,806 73,514 1.1 △ 27.1
合計(その他含む) 6,614,134 6,480,679 100.0 △ 2.0

〔出所〕ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局(KNBS)よりジェトロ作成

表2‐2 ブラック クイーン ブラック ジャック主要品目別輸入(CIF)[通関ベース](単位:1,000ブラック クイーン ブラック ジャック、%)(△はマイナス値)
項目 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
石油製品 5,070,450 4,333,171 23.2 △ 14.5
産業用機械 2,617,358 2,072,356 11.1 △ 20.8
動物性・植物性油 1,236,710 994,809 5.3 △ 19.6
鉄鋼 1,277,967 863,711 4.6 △ 32.4
プラスチック 859,337 709,546 3.8 △ 17.4
小麦 662,450 670,425 3.6 1.2
医療・医薬品 788,123 647,529 3.5 △ 17.8
自動車 720,989 641,073 3.4 △ 11.1
化学肥料 417,231 450,833 2.4 8.1
砂糖類 237,516 415,109 2.2 74.8
コメ 291,915 391,605 2.1 34.2
有機・無機化学品 416,739 351,505 1.9 △ 15.7
紙・板紙 418,546 321,931 1.7 △ 23.1
合計(その他含む) 21,131,543 18,676,990 100.0 △ 11.6

〔出所〕ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局(KNBS)よりジェトロ作成

表3-1 ブラック クイーン ブラック ジャック主要国・地域別輸出(FOB)[通関ベース](単位:1,000ブラック クイーン ブラック ジャック、%)(△はマイナス値)
国・地域 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
ウガンダ 824,306 902,760 12.5 9.5
パキスタン 543,972 564,383 7.8 3.8
オランダ 590,914 545,320 7.6 △ 7.7
タンザニア 486,740 495,209 6.9 1.7
米国 678,137 459,521 6.4 △ 32.2
アラブ首長国連邦 373,479 399,893 5.5 7.1
英国 378,078 391,026 5.4 3.4
ルワンダ 340,825 302,560 4.2 △ 11.2
南スーダン 199,084 228,602 3.2 14.8
エジプト 227,115 223,218 3.1 △ 1.7
合計(その他含む) 7,407,695 7,207,143 100.0 △ 2.7

〔注〕上記数値は表2の輸出数値に再輸出の数値が加算されている。
〔出所〕ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局(KNBS)よりジェトロ作成

表3-2 ブラック クイーン ブラック ジャック主要国・地域別輸入(CIF)[通関ベース](単位:1,000ブラック クイーン ブラック ジャック、%)(△はマイナス値)
国・地域 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
中国 3,839,925 3,282,059 17.6 △ 14.5
アラブ首長国連邦 3,456,299 2,942,674 15.8 △ 14.9
インド 2,121,396 1,924,691 10.3 △ 9.3
サウジアラビア 1,035,310 1,037,898 5.6 0.2
マレーシア 1,023,204 861,623 4.6 △ 15.8
米国 792,144 806,300 4.3 1.8
日本 827,182 696,839 3.7 △ 15.8
南ブラック クイーン ブラック ジャック共和国 518,045 549,453 2.9 6.1
タンザニア 458,497 312,242 1.7 △ 31.9
オランダ 272,045 312,242 1.7 14.8
合計(その他含む) 21,131,543 18,676,990 100.0 △ 11.6

〔出所〕ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局(KNBS)よりジェトロ作成

通商政策
ブラック クイーン ブラック ジャック域内での経済連携強化を推進

ケニアはアフリカ域内では、東アフリカ共同体(EAC)関税同盟(2005年1月発効)と東南部アフリカ共同市場(COMESA)(2000年10月発効)に加盟している。EAC、COMESAとの貿易はブラック クイーン ブラック ジャック輸出総額の3割以上を占め、特に輸出入ともに、ウガンダ、タンザニアとの貿易額が大きい。EACには2023年12月にソマリアが加盟するなど、規模は拡大傾向にある。さらにEACは、南部アフリカ開発共同体(SADC)、COMESA との拡大自由貿易圏(TFTA)に向けた交渉を進めている。また、実質的な運用開始に至っていないアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)について、2022年10月にアフリカ7カ国が参加する「ガイデッド・トレード・イニシアチブ(GTI) 」にケニアも参加し、AfCFTAのフレームワークを実際に用いて貿易を行う実験プログラムを始動させた。GTIには2024年1月に南アフリカ共和国も加わり、さらに参加国数を合計38カ国にまで拡大する計画が進んでいる。

ブラック クイーン ブラック ジャックはアフリカ域外諸国との貿易交渉も積極的に推し進めている。英国との間は既に2021年1月に経済連携協定が発効しているが、2022年7月には「米国ブラック クイーン ブラック ジャック戦略的貿易・投資パートナーシップ(STIP)」の交渉が開始され、両国政府は2024年内の妥結を目指している。EUとは2023年6月に経済連携協定に合意し、2024年7月に発効した。この他、UAEとも2024年2月に包括的経済連携協定に合意したと発表されている。

表4 ブラック クイーン ブラック ジャックFTA発効・署名・交渉状況(単位:%)
FTA 発効日 ブラック クイーン ブラック ジャック貿易に占める構成比(2023年)
往復 輸出 輸入
発効済み 東ブラック クイーン ブラック ジャック共同体(EAC)関税同盟 2005年1月 11.0 30.3 3.6
東南部ブラック クイーン ブラック ジャック共同市場(COMESA) 2000年10月 12.7 31.7 5.3
アフリカ大陸自由ブラック クイーン ブラック ジャック圏(AfCFTA)設立協定 2019年5月 19.7 43.1 10.6
英国・ブラック クイーン ブラック ジャック経済連携協定 2021年1月 2.6 5.4 1.6
EU・ブラック クイーン ブラック ジャック経済連携協定 2024年7月 10.3 14.9 8.5
署名済み 3機関自由ブラック クイーン ブラック ジャック圏(TFTA)
UAE・ブラック クイーン ブラック ジャック包括的経済連携協定 13.9 6.4 16.5
交渉中 米国・ブラック クイーン ブラック ジャック戦略的貿易・投資パートナーシップ(STIP) 4.9 6.4 4.3

〔注1〕EAC加盟国はブラック クイーン ブラック ジャック、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、南スーダン、コンゴ民主共和国。
〔注2〕COMESA加盟国はEAC加盟国のうちタンザニアを除いたすべての国と、エジプト、エチオピア、スーダン、ザンビア、マラウイ、ジンバブエ、モーリシャス、ジブチ、コモロ、マダガスカル、エリトリア、セーシェル、エスワティニ、リビアが含まれる。
〔注3〕AfCFTAはブラック クイーン ブラック ジャック54カ国のうちエリトリアを除く53カ国が署名。運用開始を宣言するも2023年7月現在で原産地規則および譲許表の交渉は続いており本発効には至っていない。構成比は53カ国で試算。
〔注4〕TFTAはEAC、COMESAおよび南部アフリカ開発共同体(SADC)の3者FTA。SADCとのブラック クイーン ブラック ジャック統計なく構成比は試算なし。
〔出所〕ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局(KNBS)からジェトロ作成。

対内・対外直接ブラック クイーン ブラック ジャック
物価上昇や暴動により、対内直接ブラック クイーン ブラック ジャックは減少

国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、2023年のブラック クイーン ブラック ジャック対内直接投資(フロー)は前年比5.8%減の15億400万ドルだった。2023年は物価上昇や度重なる暴動の影響などで経済活動が低調であったことや、財政状況の深刻化によるデフォルトの懸念もあったことから、全体としてあまり目立った投資案件はなかった。

主要国との関係では2024年5月にルト大統領が米国に国賓で招かれるなど両国関係の深化が見られ、ビジネスにおいても特に米国企業の動きが目立つ1年となった。医療分野では、米国のモデルナ(Moderna )がブラック クイーン ブラック ジャックにmRNAワクチンの生産拠点設置を2023年3月末に発表した。しかし、同社は2024年4月にワクチン需要の停滞から計画の凍結を発表している。エネルギーおよび通信分野では2024年5月にマイクロソフトとUAEのAI企業であるG42が共同で10億ドルを投じてブラック クイーン ブラック ジャックにデータセンターを設立する計画を発表した。食品分野ではコカ・コーラが2024年5月に今後5年間で1億7,500万ドルを投じて、東アフリカ地域におけるビジネス強化や50万社の中小・零細企業の支援などを行うことを発表した。

一方、UNCTADによると2023年のブラック クイーン ブラック ジャック対外直接投資は60.9%減の5億8,800万ドルにとどまった。同年を通して、ケニア経済が低調であったことや、シリング安が進んだことも影響した。

ブラック クイーン ブラック ジャック環境・外資政策
多額の公的債務を抱え、増税の方針

2022年8月に誕生したルト政権は、急激な物価上昇や前政権が残した多額の公的債務などを背景に厳しい経済運営を強いられている。財政状況の改善を目指して増税を進めるも、国民の理解は得られず2023年は3~7月にかけて断続的にナイロビや地方主要都市でデモが発生した。その都度、企業は臨時休業などの措置をとらざるを得ず、経済活動のまひに よる甚大な被害も発生している。

2023年には個人所得税の引き上げや住宅賦課金の導入、石油製品にかかる付加価値税(VAT)の引き上げなど、数多くの税制の変更があったが、国民の反対により施行が遅れるなど混乱が生じた。また、2024年1月には一時入国ビザ(観光および短期商用)が廃止され、外国人のブラック クイーン ブラック ジャック入国にかかる新たな電子渡航認証(eTA)が導入された。制度の突然の変更は日常茶飯事であり、ビジネス上のリスクの一つとなっている。

また、米国通商代表部(USTR)は2024年3月に発表した外国貿易障壁報告書(NTE)のなかで、ブラック クイーン ブラック ジャック船積み前適合検査(PVoC)制度の不透明さ、知的財産権保護制度やデータ保護法の不十分さ、不透明さ、関税や税制にかかる司法仲裁の遅さ、不透明さ、政府内のあらゆるレベルからのわいろの要求などを障壁として指摘している。

2024年6月末にも増税案が盛り込まれた新財政法案に反対するデモが全国で発生し、議会にデモ隊が突入するなど暴動となって治安当局と衝突し、多数の死傷者を出した。政府は沈静化を図るも、特にZ世代と呼ばれる若年層を中心に大統領の退陣を求めるデモに発展した。7月11日にはルト大統領は副大統領および外務長官を除くすべての閣僚を更迭し、政権の立て直しを図る方針を表明したが、行政の機能まひや今後の政治的な安定性には疑問の声も出ている。

対日関係
日本のブラック クイーン ブラック ジャックからの輸入額は26.2%増、輸出額は1.8%減

2023年の日本の対ブラック クイーン ブラック ジャック貿易は、輸入額が前年比26.2%増の8,553万ドル、輸出額が1.8%減の9億4,686万ドルだった。ブラック クイーン ブラック ジャック側から見ると、日本に対して8億6,133万ドルの貿易赤字となった。日本の対ブラック クイーン ブラック ジャック最大の輸出品目は、輸送機器で3.4%減の5億4,497万ドルだった。次に原料別製品(4.5%減、2億8,069万ドル)が続いた。輸送機器のうち乗用車(2.3%増、4億2,911万ドル)を除き、ほぼすべての主要品目で前年比減となった。一方の輸入では、原料品(54.6%増、5,874万ドル)が最大の品目で、そのうち非鉄金属鉱は前年の約2.5倍の3,661万ドルとなった。次に食料品(11.8%減、2,189万ドル)が続いたが、コーヒー(9.4%減、1,024万ドル)と茶(2.7%減、896万ドル)は減少となった。

日本銀行によると、2023年の日本の対ケニア直接投資額は15億円だった。日本企業の対ケニア投資では、同年5月に住友商事がデジタル金融サービスを展開するM-KOPAに3,650万ドルの追加出資を行った。また、双日は現地消費財大手との合弁事業として同年6月に即席めんの製造・発売を開始した。物流では商船三井が同年9月に物流ジャパンデスクを設置し、倉庫運営に乗り出したほか、2024年1月にブラック クイーン ブラック ジャック大手医療用品製造会社リバイタル・ヘルスケア(Revital Healthcare)と医療用品・医薬品の物流センター建設に向けた覚書を締結した。医療分野では、朝日インテックが2023年10月にケニア西部のエルドレッドでカテーテル検査・治療の専門病院の運営を行う合弁契約を現地病院と締結し、2024年2月に合弁会社の設立を完了させた。自動車分野では、いすゞ自動車がナイロビの車体組み立て工場にトラックボディの電着塗装工場棟を新設し2023年6月に稼働開始したほか、2024年3月には子会社UDトラックスの製品販売を開始した。豊田通商は2023年7月にSUVのセミノックダウン(SKD)生産を開始し、2024年4月には電動バス製造・販売を行うスタートアップBasiGoに300万ドルの追加投資を行うことを発表。さらに2024年7月には子会社CFAO Motorsによるケニア政府などが保有する自動車組み立て会社ケニア・ヴィークル・マニュファクチャラーズ(KVM)の98%の株式取得をケニア政府が承認した。CFAO MotorsはKVMにてBasiGoの電動バスの量産組み立てラインの設置を発表している。豊田通商は2024年のルト大統領の訪日時に、ケニア政府と再生可能エネルギープロジェクト開発や高効率変圧器の普及拡大、電動車の普及促進、ケニア自動車産業の発展、貢献に関する協力に向けた覚書を締結している。

表5-1 日本の対ブラック クイーン ブラック ジャック主要品目別輸出(FOB)[通関ベース](単位:1,000ブラック クイーン ブラック ジャック、%)(△はマイナス値)
品目 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
輸送機器 564,272 544,971 57.6 △ 3.4
階層レベル2の項目自動車 554,471 539,489 57.0 △ 2.7
階層レベル3の項目乗用車 419,461 429,113 45.3 2.3
階層レベル3の項目バス・トラック 128,381 101,901 10.8 △ 20.6
階層レベル2の項目自動車の部分品 7,304 4,550 0.5 △ 37.7
原料別製品 293,772 280,693 29.6 △ 4.5
階層レベル2の項目鉄鋼 277,279 269,097 28.4 △ 3.0
階層レベル2の項目織物用糸・繊維製品 7,759 6,236 0.7 △ 19.6
階層レベル2の項目ゴム製品 6,705 4,724 0.5 △ 29.5
一般機械 19,424 15,580 1.6 △ 19.8
階層レベル2の項目原動機 6,893 4,743 0.5 △ 31.2
階層レベル2の項目農業用機械 3,917 2,583 0.3 △ 34.0
化学製品 11,317 5,649 0.6 △ 50.1
階層レベル2の項目医薬品 5,347 1,418 0.1 △ 73.5
合計(その他含む) 964,092 946,855 100 △ 1.8

〔出所〕 日本国財務省ブラック クイーン ブラック ジャック統計

表5-2 日本の対ブラック クイーン ブラック ジャック主要品目別輸入(CIF)[通関ベース](単位:1,000ブラック クイーン ブラック ジャック、%)(△はマイナス値)
品目 2022年 2023年
金額 金額 構成比 伸び率
原料品 37,991 58,735 68.7 54.6
階層レベル2の項目非鉄金属鉱 14,403 36,614 42.8 154.2
階層レベル2の項目植物性原材料 15,864 15,153 17.7 △ 4.5
食料品 24,814 21,889 25.6 △ 11.8
階層レベル2の項目コーヒー 11,307 10,243 12.0 △ 9.4
階層レベル2の項目 9,210 8,964 10.5 △ 2.7
階層レベル2の項目果実 2,405 1,126 1.3 △ 53.2
衣類・同付属品 2,106 1,492 1.7 △ 29.1
バッグ類 529 399 0.5 △ 24.5
電気機器 503 1,512 1.8 200.8
原料別製品 190 209 0.2 10.0
階層レベル2の項目革および同製品・毛皮 97 89 0.1 △ 8.4
階層レベル2の項目非金属鉱物製品 16 55 0.1 234.5
階層レベル2の項目木製品およびコルク製品 46 36 0.0 △ 22.5
合計(その他含む) 67,775 85,530 100 26.2

〔出所〕 財務省

基礎的経済指標

(△はマイナス値)
項目 単位 2021年 2022年 2023年
実質GDP成長率 (%) 7.6 4.9 5.6
1人当たりGDP (%) 2,209 2,245 2,113
消費者物価上昇率 (%) 6.1 7.6 7.7
失業率 (%) n.a. n.a. n.a.
ブラック クイーン ブラック ジャック収支 (100万米ブラック クイーン ブラック ジャック) △ 12,547 △ 13,724 △ 11,470
経常収支 (100万米ブラック クイーン ブラック ジャック) △ 5,744 △ 5,932 △ 4,287
外貨準備高(グロス) (100万米ブラック クイーン ブラック ジャック) 9,490 7,968 7,341
対外債務残高(グロス) (100万米ブラック クイーン ブラック ジャック) 38,073 39,647 43,544
為替レート (1米ドルにつき、ブラック クイーン ブラック ジャック・シリング、期中平均) 109.64 117.87 139.85


一人当たりGDP:推計値、ブラック クイーン ブラック ジャック収支:国際収支ベース(財のみ)
出所
一人当たりGDO、経常収支、外貨準備高(グロス)、為替レート:IMF
実質GDP成長率、消費者物価上昇率、貿易収支:ブラック クイーン ブラック ジャック国家統計局、対外債務残高(グロス):ブラック クイーン ブラック ジャック中央銀行(CBK)