最先端! 弁当テクノロジー 外国企業が目を付けたニッポン

2024年08月29日

“弁当大国”の日本。いま外国企業も注目し、新たなビジネスが生まれている。ありそうでなかった、ほかほかのブラック ジャック 勝ち 方、割り箸をリサイクルして作る高級家具や建材など、その技術と商戦に迫る!

(10分34秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ビルの壁面に掲げられた、ゴールインのポーズをした男性のイラストが描かれた巨大な広告看板のアップ。ズームアウトすると左右に建つビルの壁面にも広告看板がずらりと並び、繁華街が広がっている。広告看板のそばにある広い通りは、買い物袋を提げた女性や外国人観光客、親子連れなど、たくさんの歩行者でにぎわっている。

ナレーション: 天下の台所、大阪。

映像説明: たこ焼き店。白い衛生手袋をはめた店員が、鉄板の上のたこ焼きを、両手に持ったたこ焼きピックで手際よく返していく。 コンクリートがむき出しの壁に、配線が張り巡らされた屋内。モスグリーンの作業服を着てヘルメットをかぶった男性が、タッチパネルモニターのある箱型の機械の前に立っている。

テロップ: ランチの革命

ナレーション: この食の激戦区で今、ランチの革命が起こっている。

映像説明: コンクリートや配線がむき出しの屋内で、モスグリーンの作業服を着てヘルメットをかぶった男性がインタビューに答える。

モスグリーンの作業服を着てヘルメットをかぶった男性: チキン南蛮弁当です。

映像説明: 黒いヘルメットをかぶってモスグリーンの作業服を着た男性が、タッチパネルモニターのある箱型の機械から弁当を取り出している。

テロップ: 弁当自販機

ナレーション: 工事現場に置かれていたのは、最先端のお弁当自販機?

映像説明: モスグリーンの作業服を着た男性がプラスチック容器に入った弁当をカメラに見せる。透明のフタには「チキン南蛮弁当」と書かれた白いラベルが貼られ、その上にビニールの袋に入った割り箸が輪ゴムで留められている。

ナレーション: ほかほかのお弁当が、17秒で?

ブラック ジャック 勝ち 方、白いヘルメットをかぶり、メガネをかけた男性がインタビューに答える。

白いヘルメットをかぶり、メガネをかけた男性・英語: 今後、さらに日本企業(にほんきぎょう)に売り込みたい。

映像説明: 黒いプラスチックの弁当箱から、ごはんの上に乗った黄色い卵を箸で持ち上げる手元。 グレーの壁の作業場。白髪の男性が木製の丸い天板を両手で持ち、話をしている。隣にスマートフォンを手にした短髪の男性が立っている。

ナレーション: さらに、お弁当に欠かせない、あるモノも、高級家具に生まれ変わろうとしている。

映像説明: 短髪の男性が正方形の分厚い板を持っている。白髪の男性と花柄のかっぽう着を着た女性が感嘆の声を上げる。

花柄のかっぽう着を着た女性: いやー、すごいなあ。 あの、テーブル、みたいな?

白髪の男性: うん、うんうんうん…。

映像説明: 赤い自動販売機の取り出し口(とりだしぐち)。ゆっくりと扉が開くと、中からプラスチック容器の弁当が現れる。紺色の上着を着た人物の手が、唐揚げや卵焼きの入った弁当箱を取り出して見せる。 天井の高い倉庫のような室内。短髪の男性と、あごひげを生やした男性が、資料を見ながら話をしている。

テロップ: 最先端! 弁当テクノロジー 外国企業が目を付けたニッポン

ナレーション: お弁当大国、日本(にっぽん)で生まれている新たなビジネス。その担い手は、なんと外国企業。彼らの戦略とは?

映像説明: ブラック ジャック 勝ち 方トログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図のCGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ブラック ジャック 勝ち 方トロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: コンクリートの壁がむき出しの工事現場。荷物を積んだトラックやフォークリフトが止まっているそばで、数人の作業員が、台車で荷物を運んだり、2人がかりで箱を持ち上げたりしている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): ほかほかの弁当自販機 工事現場の救世主!?

テロップ: 大阪市

ナレーション: ここは、大阪駅近くの工事現場。

映像説明: ヘルメットをかぶり、腰の辺りに空調ファンの付いた白い作業服を着た男性が、飲み物の自動販売機の前で缶飲料を飲んでいる。 ヘルメットをかぶり、グレーの作業服を着た男性が、カゴ型の台車で荷物を運んでいる。

ナレーション: クーラーが使えない厳しい環境のなか、黙々と作業に当たる人々の姿が。

映像説明: 図面や作業工程が書かれたホワイトボード。縁(ふち)に取り付けられた壁時計の針が、11時55分を指している。 長机(ながづくえ)がある室内で、白いTシャツを着た男性が手作り弁当を食べている。弁当の中に味付けされた茶色い肉や卵焼き、ごはんなどが入っているのが見える。 別の手作り弁当。ごはんに刻みのり(きざみのり)やかつお節などがミックスされたふりかけがかかっている。

ナレーション: 昼休みの食事は、午後、元気に働くための貴重な栄養源。皆、ボリュームたっぷりだ。

映像説明: コンクリートがむき出しの壁に、配線が張り巡らされた屋内の自動販売機が並ぶ一角。黄色いヘルメットをかぶり、作業着を着た男性が胸元のポケットからスマートフォンを取り出し、ブラック ジャック 勝ち 方の前に立つ。男性がタッチパネルモニターに表示された弁当の写真を選び、タップしている。

ナレーション: スマートフォンを取り出し自動販売機に向かう、こちらの男性。モニターを操作して購入したものは…。

映像説明: 黄色いヘルメットをかぶり、作業着を着た男性が、購入した弁当を手にインタビューに答える。プラスチック容器に入った弁当のフタに「だしから3個弁当」と書かれた白いラベルが貼られ、その上にビニールの袋に入った割り箸が輪ゴムで留められている。

黄色いヘルメットをかぶった男性: だしから(卵焼きと唐揚げ)弁当、買いました! やっぱ、あったかいお弁当が食べたいんで。

映像説明: 正面に「お弁当物語」や「あったか~い(あったかーい)お弁当ですよ!」などの文字があるブラック ジャック 勝ち 方。中の商品が見える窓と、5種類の弁当が並んだ注文用のタッチパネルモニターが付いている。販売機の左上には「この自販機は日本で2台目の温蔵型自動販売機(おんぞうがたじどうはんばいき)です」などと書かれた貼り紙がある。 自動販売機のタッチパネルモニターの画面がアップになる。弁当が写真付きで表示され、商品名、金額、購入ボタンなどが、それぞれ示されている。

ナレーション: これは、おブラック ジャック 勝ち 方。最新鋭の自販機で、工事現場での設置は、初めてだという。

ブラック ジャック 勝ち 方、オレンジ色(いろ)のヘルメットをかぶり、作業着を着た男性がインタビューに答える。 男性が購入した弁当のラベルを、透明のフタ剥がしてカメラに見せると、唐揚げやハンバーグが入っているのが見える。

オレンジ色(いろ)のヘルメットをかぶった男性: おいしいですよ、ホンマ。 あの、ごはんが、ぬくくいのが1番ね、いいわ。 で、ごはんも、そこそこ多めに入ってるから、おいしいですよ。 ばんざーい。以上。

映像説明: 黄色いヘルメットをかぶり、作業着を着た男性がタッチパネルモニターの購入ボタンをタップし、決済端末にスマートフォンをかざす。 黄緑色(きみどりいろ)のヘルメットをかぶり、作業着を着た男性がブラック ジャック 勝ち 方の前に立っている。弁当を運ぶ装置が動く様子が窓から見える。 取り出し口(とりだしぐち)の扉が開き、黄色いヘルメットをかぶり、作業着を着た男性が中の弁当に手を伸ばして取り出す。

ナレーション: 好きなメニューを選びスマホで決済すると、僅か17秒で、ほかほかの弁当が出てくる。

映像説明: 取り出し口(とりだしぐち)がアップになる。ゆっくりと扉が開き、白いヘルメットをかぶり、作業着を着た男性が弁当を取り出す。男性は左手にスマートフォンを持っている。

ナレーション: 時間の限られる昼休みに、手軽に出来たてと変わらない味が楽しめると大好評だ。

映像説明: 白いヘルメットをかぶり、空調ファン付きの黒い作業服を着た男性が購入した弁当を手にインタビューに答える。

白いヘルメットをかぶり、空調ファン付きの黒い作業服を着た男性: 何回も食べてます。 おいしいですよ。

映像説明: 数台の長机(ながづくえ)が置かれている室内。空調ファン付きの黒い作業服を着た男性が2段の弁当箱の上段に入ったかつ煮を、下段にあるごはんの上にのせていく。 男性が卵でとじたかつを食べている手元や、食べ終えて空(から)になった容器を机に置いている様子。

ナレーション: 人気のメニューは、がっつり系。こちらの男性は、かつ丼弁当(かつどんべんとう)に、はまっているという。あっという間に完食だ。

映像説明: コンクリートや配線がむき出しの工事現場。メガネをかけた男性と白いシャツを着た男性が話をしている。2人ともグレーのヘルメットをかぶっている。 グレーのヘルメットをかぶり、メガネをかけた男性にズームアップする。

テロップ: 和田フードテック(わだフードテック) ブラック ジャック 勝ち 方イソン・チェン CEO

ナレーション: 自動販売機を開発したのは、香港出身のブラック ジャック 勝ち 方イソンさん。

映像説明: 赤い自動販売機の取り出し口(とりだしぐち)。ゆっくりと扉が開くと、中からプラスチック容器の弁当が現れる。紺色の上着を着た人物の手が、唐揚げや卵焼きの入った弁当箱を取り出して見せる。

ナレーション: そのきっかけは、日本での留学経験。日本の温かく、おいしい弁当に感動したという。

映像説明: 黒い箱型の装置。中には、赤や黄色(きいろ)など、さまざまな色の配線や緑色(みどりいろ)の基板などが取り付けられている。 さまざまな色の配線や緑色(みどりいろ)の基板のアップ。 さまざまな色の配線や緑色(みどりいろ)の基板。緑色(みどりいろ)のランプが点灯する。 白い壁の室内。黒地に花柄模様がついていて正面と側面に「日本発 爆速弁当」の文字があるものと、円形のカラフルな色合いの自動販売機が置かれている。いずれも前面に中の商品が見える窓とタッチパネルモニターが付いている。(映像提供:和田フードテック)

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 香港で話題!弁当自販機 経費削減に貢献

ナレーション: 半導体の研究者であるブラック ジャック 勝ち 方イソンさんが目を付けたのは、日本でもおなじみの自動販売機。

映像説明: 黒い自動販売機が設置された室内。白いマスクをつけ、黄色いヘルメットをかぶり、作業服を着た男性が取り出し口(とりだしぐち)から弁当を取り出している。 白い長机(ながづくえ)がある室内。白とエメラルドグリーンの制服を着た人々が弁当を開けている様子。 グレーのプラスチック容器に入った弁当。味付けされた茶色いおかずが詰められている。(映像提供:和田フードテック)

ナレーション: 弁当専用に開発したところ、香港で大ヒットし、工事現場やオフィスなど70ヵ所に設置されている。

映像説明: 小学校の校内に設置されたブラック ジャック 勝ち 方の写真。4台の自動販売機の前に、生徒がそれぞれ列を作り、並んでいる。紺色のポロシャツを着たスタッフが、各列の先頭で生徒のサポートをしている。(写真提供:和田フードテック)

ナレーション: 香港のこちらの小学校では給食の代わりに自販機を設置。学校側は給食を準備する負担が減り、コスト削減につながっている。

映像説明: 外壁にズワイガニの形の巨大な立体看板を掲げた店舗。カニの長い脚がゆっくりと動いている。 たこ焼き店。白い衛生手袋をはめた店員が、鉄板の上のたこ焼きを、両手に持ったたこ焼きピックで手際よく返していく。 ブラック ジャック 勝ち 方イソンCEOが弁当の赤い自動販売機のタッチパネルモニターの弁当の写真を指さしながら話している。

ナレーション: 日本では、飲食店の7割以上が人手不足(ひとでぶそく)と言われ、ブラック ジャック 勝ち 方イソンさんは大きなビジネスチャンスがあると期待している。

映像説明: 弁当の赤い自動販売機が設置された店舗の前で、ブラック ジャック 勝ち 方イソンCEOがインタビューに答える。 工事現場にある弁当の自動販売機。空調ファン付きの黒い作業服を着て、レジ袋を提げた男性が、ゆっくりと開いた取り出し口(とりだしぐち)の扉から弁当を取り出している。 空調ファン付きの黒い作業服を着た男性が、かつ丼弁当を手にして話している。 ヘルメットをかぶったブラック ジャック 勝ち 方イソンCEOが弁当の自動販売機のタッチパネルモニターを眺めたあと、人さし指でモニターにタッチする。

テロップ: 和田フードテック ブラック ジャック 勝ち 方イソン・チェン CEO

ブラック ジャック 勝ち 方イソンCEO・英語: 日本は、まさに弁当大国。自動販売機も弁当も一般的。 日本にこそ進出すべきだと思いました。

映像説明: ブラック ジャック 勝ち 方のアップ。正面に「あったか~い(あったかーい)お弁当ですよ!」の文字や利用可能なキャッシュレス決済ツールが示されている。 さまざまな弁当が並ぶ映像とブラック ジャック 勝ち 方の弁当を置く棚の映像に重ねて、「食中毒菌と温度の関係」と題されたCGイラストの説明図が表示される。 中央に縦型の温度計があり、赤い目盛りが65度以上であることを示している。 その両側に青文字のテロップと赤文字のテロップが表示されている。青文字のテロップで「65℃(ど)以上」、「多くの菌が増殖しづらい」と書かれ、矢印が65度付近の目盛りを指し示している。 赤文字のテロップでは「37℃(ど)前後」、「特に活発に増殖する」と書かれ、矢印が37度付近の目盛りを指し示している。

ナレーション: ブラック ジャック 勝ち 方イソンさんらの強みは、徹底した温度管理。食中毒の元となる菌が増殖しにくいとされる65度以上で保管していて、食の安全を守ろうとしている。

映像説明: ヘルメットをかぶり、黒い作業服を着た男性が、ブラック ジャック 勝ち 方の窓の中の様子を眺めている。内部では、白い箱型の装置がゆっくり動いているのが見える。

ナレーション: 機械にも秘密が。高性能なベルトコンベヤーやセンサーで、弁当を傾けずに静かに取り出せる。

映像説明: 自動販売機の中の弁当の棚のアップ。仕切りがついた棚には、それぞれ弁当を前方へ押し出すためのベルトコンベヤーが取り付けられ、その上に弁当が格納されている。

ナレーション: こうした機能、実は高温に弱いのだが、ブラック ジャック 勝ち 方イソンさんは高温でも故障しにくい機械を編み出した。

映像説明: 白い壁の室内。パスタやリゾットなどの写真がプリントされた、冷凍用の自動販売機が2台設置されている。 冷凍用の自動販売機。購入ボタンのそばには「急速冷凍で美味しさ(おいしさ)そのままに。」、「温めるだけで、まるで本格レストラン。」のキャッチコピーが書かれている。 「急速冷凍で」、「温めるだけで、」といったキャッチコピーの文字のアップ。

ナレーション: 現在、普及している食品の自販機は冷凍品が多く、食べる前に温める必要がある。

映像説明: 和田フードテックの弁当のフタを開けている手元。2段の弁当の上段に、唐揚げ、ちくわの天ぷら、卵焼きが入っている。 弁当の上段の、唐揚げ、ちくわの天ぷら、卵焼きのアップ。 別の弁当箱。ごはんの上に乗った黄色い卵を箸で持ち上げる手元。

ナレーション: 安全で温かいお弁当を気軽に食べられることが、食にこだわる大阪人の胃袋をつかんでいる。お弁当に目を付けている外国企業は、ほかにも…。

映像説明: 大型スクリーンのある会場。壇上に13人の男性と女性が横1列に並び、掛け声とともに拳を高く突き上げる。その中に、木製の丸い天板を持った短髪の男性の姿もある。

13人の男性と女性・英語: Hack Osaka(ハック オオサカ)

映像説明: 大型スクリーンの前で、箱型の装置を持った男性が話をしている。 イベント会場のブース。VRゴーグルをつけ、コントローラーを操作している男性を黒いTシャツを着た男性スタッフが笑顔で応対している。

テロップ: 2023年12月18~(から)19日 2024年は11月26日開催 Hack Osaka 2nd Edition(ハック オオサカ セカンド エディション) 主催:国際イノベーション会議 Hack Osaka(ハック オオサカ)実行委員会

ナレーション: 毎年、大阪で開催されるビジネスイベント、Hack Osaka(ハック オオサカ)。ことしは11月に開催予定で、多くの来場が見込まれている。

映像説明: 別のブース。片手にノートパソコンを持った短髪の男性が紺色のスウェットシャツを着た男性と話をしている。スーツ姿の女性2人がそばに立ち、一緒に話を聞いている。

ナレーション: Hack Osaka(ハック オオサカ)のブースで人だかりが出来ていたのが、こちらの企業。

映像説明: ブースに掲げられたバナースタンド。英文の背景には、割られて1本ずつになっている状態の大量の割り箸の写真がある。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 200億本の割り箸を救え! カナダ発 新しいものづくり

テロップ: ChopValue(チョップバリュー) カナダ発の割り箸リサイクル企業

ナレーション: ChopValue。

映像説明: イベント会場のブース。木製の丸い天板にChopValueのロゴと英文が書かれた白いラベルが貼られている。 その右側にある木目調のテーブルの上には、天板と同じ材質の六角形や10cm角ほどの正方形のプレートのような製品が置かれている。 ChopValueのロゴと英文が書かれた白いラベルが貼られた木製の丸い天板のアップ。 木目調のテーブルの上に置かれた天板と同じ材質の、六角形や10cm角ほどの正方形のプレートのような製品のアップ。

テロップ: ChopValue 使用済みの割り箸から家具 建材を製造 カナダに本社を置くスタートアップ

ナレーション: 使用済みの割り箸をリサイクルして高級家具や建材をつくり、世界9ヵ国以上で展開している。

映像説明: 割り箸のリサイクル工場。青い衛生手袋をつけた人物が、1本1本になっている使用済みの割り箸を銀色のバットに並べている手元。 オーブンの中に、割り箸を敷き詰めたバットを入れている様子。 プレス機にセットされた箸。圧縮された箸のすき間から水分が出て、箸が薄くなっていく。 圧縮を終え、四角く平らな形状にまとまった箸。 四角く平らな形状にまとまった箸が端を切りそろえられ、流れてくる。 平らな形状にまとまった箸が磨かれ、なめらかな表面の板に変わる。 磨かれ、なめらかな表面になった板の表面に手をすべらせている様子。(映像提供:ChopValue)

ナレーション: 強みは優れた加工技術。高温で殺菌した割り箸を圧縮し、特殊な機械で加工すると、美しい木目の製品が完成。

映像説明: 青い空の下、えんじ色(いろ)のポロシャツを着た男性が台車を押している。台車の上には、割り箸が大量に入ったビニール袋が数個、積まれている。 クリーム色(いろ)の倉庫のような屋内。木製の棚に割り箸が大量に入ったビニール袋がいくつも積まれている。 割り箸が大量に入ったビニール袋がいくつも積まれた棚の前で、数人の男性と女性が談笑している。 割り箸が大量に入ったビニール袋が集まっていく様子が次々と映し出される。 おびただしい数の割り箸が集められたスペース。作業用の手袋を着けた人が両手で割り箸をつかみ取っている。(映像提供:ChopValue)

テロップ: 年間 約200億本

ナレーション: 割り箸は、日本全体(にほんぜんたい)で、年間およそ200億本消費されている。人口1人当たりに換算すると、アジアでも最大規模だ。

映像説明: Hack Osaka(ハック オオサカ)のイベント会場。短髪の男性が、大型スクリーンの前でプレゼンテーションをしている。スクリーンには、割り箸のリサイクル製品の写真と日本語と英語で書かれた文章が表示されている。

テロップ: ChopValue Japan(チョップバリュー ジャパン) ブラック ジャック 勝ち 方ームス・ソバック 社長

ナレーション: こうしたなか、ビジネスを広げようとしているのがブラック ジャック 勝ち 方ームスさん。日本にある使用済みの割り箸は貴重な資源で、活用できないのは非常にもったいないと意欲を燃やしている。

映像説明: ChopValueのバナースタンドが置かれているブース。ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が、割り箸で作られた六角形のプレートのような製品を手に、インタビューに答える。

ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長・英語: 日本で製品を紹介すると、感動する人が多い。大阪でも好評です。 “モッタイナイ”ごみから、素晴らしい製品ができるなんて! と。

映像説明: 割り箸を製造する機械。上部の削り機で面取りをした箸が、銀色の受け皿に次々と落ちていく。細長い木くずが、削り機の下に積もっている。 上半分がすりガラスで下半分が銀色の金属製の引き戸がある作業場。花柄のかっぽう着を着た女性が割り箸をチェックしている。

テロップ: 奈良県 御所市(ごせし)

ナレーション: こちらは奈良県にある吉野杉の割り箸工場。

映像説明: 割り箸を手にしたブラック ジャック 勝ち 方ームス社長の隣で、白髪の男性が熱心に説明している。 作業場の一角。材料となる吉野杉の外側の端材(はざい)が山積みになっている。

ナレーション: ブラック ジャック 勝ち 方ームスさんは、出荷の基準を満たさなかった規格外の割り箸から、製品を開発できないかと思い、見学にやってきた。

映像説明: 作業場。山積みになっている吉野杉の外側の端材(はざい)のそばに白髪の男性とブラック ジャック 勝ち 方ームス社長、黒いパーカーを着た女性が立っている。ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が吉野杉の端材(はざい)の1つを手に取り、香りを確かめる。

ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長・日本語: あ~、いいにおい。

映像説明: 茶色い壁の作業場。白髪の男性が、薄くカットした端材(はざい)を次々とベルトコンベヤーに置いていく。端材(はざい)は緑色(みどりいろ)の装置の下を通過し、割り箸の形状になって出てくる。その様子をブラック ジャック 勝ち 方ームス社長がスマートフォンで撮影している。

ナレーション: 割り箸は中国やベトナムから、ここ、数十年で大量に輸入され、国産品のシェアは激減。

映像説明: 作業場の一角。白くて美しい木目がある断面が三日月型の端材(はざい)が山積みになっている。 端材(はざい)のアップ。

ナレーション: また、森林資源の不足から、木工所(もっこうじょ)の数は、かつての3分の1にまで減少している。

映像説明: 白髪の男性が、ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長に作業の説明をしている。 上半分がすりガラスで下半分が銀色の金属製の引き戸がある作業場。花柄のかっぽう着を着た女性が座る作業台の横には、面取りを終えた割り箸が、ずらりと立てかけられている。

ナレーション: こちらの工場では、国産の木材を使用していて、規格外の割り箸でも丈夫で、なめらかな手触りが魅力だ。

映像説明: 作業場の一角。ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が、白い袋から正方形の分厚い板を取り出し、白髪の男性に渡している。 白髪の男性が木製の丸い天板を両手で持ち、側面や表面などを見ている。

テロップ: 上田木工所(うえだもっこうじょ) 上田 雅弘(うえだ まさひろ) 代表

ナレーション: 割り箸にはリサイクルの価値がある。それを知ってもらうために、ブラック ジャック 勝ち 方ームスさんは自社の製品を見てもらうことに…。

映像説明: 木製の丸い天板を両手で持っている上田代表に、ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長がスマートフォンの画面を見せると、上田代表が感嘆の声を上げる。

ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長・日本語: 大きなテーブルも作られます。

上田代表: うわー、すごいわ。

映像説明: 上田代表が、木製の丸い天板を指し示しながらブラック ジャック 勝ち 方ームス社長と話をする。

テロップ: 上田木工所(うえだもっこうじょ) 上田 雅弘(うえだ まさひろ) 代表

上田代表: こんなこと聞いたらいかんけど、これ1つで、いくらぐらいになってんの?

ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長・日本語: これは、えーと、脚も付きは、えーと、200ドル以上、250ドルとか。

上田代表: 箸より高い! 使う前の箸より高い! うん。

映像説明: 広い展示会場。多くの人が行き交う通路を、ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が黒いリュックを背負った黒髪の男性と一緒に歩いている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本企業(にほんきぎょう)も注目! 新たなリサイクルへ 期待の星

ナレーション: こうした外国企業が、日本に参入する理由は、消費者意識の変化。

映像説明: 白い枠で仕切られたブース。ChopValueの木製の丸いテーブルの前で、ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が髪を後ろに束ねた男性と話をしている。丸テーブルの上には、コースターなどの製品と割り箸のリサイクルについて書かれたプレートが立っているのが見える。 ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長と髪を後ろに束ねた男性が、しゃがんで丸テーブルの天板の裏側を見ながら話をしている。

テロップ: コクヨ ワークプレイス事業本部 永井 潤(ながい じゅん) 本部長

ナレーション: 今、家具メーカーは、どこもリサイクル製品に力を入れている。オフィス家具のメーカー、コクヨも、その1つ。

映像説明: 白い枠で仕切られたブースで、永井(ながい)本部長がインタビューに答える。

テロップ: コクヨ ワークプレイス事業本部 永井 潤 本部長

永井本部長: ま、今まで以上に、もう、廃棄を減らしたいであったりとか、再生材をつか、使いたいであったりとか、長く使えるものが欲しいであったりとか。そういうニーズというのは、実際に声として多く上がってます。

映像説明: 木製の丸いテーブルのアップ。茶色や薄茶色(うすちゃいろ)、ベージュなど、異なった色合いの割り箸が組み合わさり、独特な木の模様を作っている。 白い壁の室内。ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長とあごひげを生やした男性が入室し、黒い大きなテーブルに座る。 向かいの席には、永井本部長と2人の女性スタッフが座っている。

ナレーション: ChopValueは、コクヨと共同で新たなオフィス家具を開発しようとしている。日本で需要がある製品を一緒に探っていくつもりだ。

映像説明: ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長とあごひげを生やした男性が机上に置いた資料に目を通している。 あごひげを生やした男性が何度もうなずきながら、話を聞いている。

テロップ: ChopValue フェリックス・ボック CEO

ナレーション: カナダにある本社のCEOも打ち合わせのため来日。CEOのフェリックスさんは目指すべき製品のビジョンについて、こう話す。

映像説明: 白い壁の室内。黒い大きなテーブルに座るフェリックスCEOが、対面にいる人々に向かって手ぶりを交えて話をする。 黒い大きなテーブルを囲んでフェリックスCEOとブラック ジャック 勝ち 方ームス社長、永井本部長と2人の女性スタッフが座っている。フェリックスCEOが話しているのを永井本部長と2人の女性スタッフがうなずきながら聞いている。

フェリックスCEO・英語: リサイクル品だからといって妥協するつもりはない。 どこでも使えるような強度の高い製品を目指したい。

映像説明: ガラス張りの建物の前にある通路。フェリックスCEOとブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が2人の男性と一緒に歩いている。通路の先にある竹の植え込みのそばには、黒い車が数台止まっている。

ナレーション: さらに、家具だけではなく、ホテルや商業施設向けの建材も販売しようとしている。

映像説明: 木目調の壁がある応接室。グレーのローテーブルを囲んで、2人の男性とフェリックスCEOとブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が話をしている。

ナレーション: 木造建築を得意とする竹中工務店(たけなかこうむてん)に売り込むと、こんな注文が…。

映像説明: 木目調の壁がある応接室。黒髪の男性が、ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長にノートパソコンの画面を見せながら話をしている。それをブラック ジャック 勝ち 方ームス社長がフェリックスCEOに通訳する。

テロップ: 竹中工務店(たけなかこうむてん) 技術本部 GRITグループ 槌尾 健(つちお たけし) 主任

槌尾主任: コーティング(燃えにくい加工)とか、をしてるサンプルもいただけたら、 もしかしたら、もう、この、この試験が、あの、クリアできる、ところまで、いくかもしれないですね、そうすると…。

ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長・英語: 要するに5分以上の耐火(防火)があれば、販路が広がるということですね。

映像説明: 段ボール箱にChopValueの10cm角ほどの正方形のコースターが3枚ずつ、重ねられたものが数個入っている。 展示会場のような屋内。広い通路で、コースターが入った段ボール箱を持ったブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が槌尾主任と話をしている。

ナレーション: 木製の建材は、火に強く燃えにくい性質が必要になる。特別な加工をすれば、高い防火性が認められるが、その基準は国により異なる。

映像説明: 天井の高い倉庫のような室内。フェリックスCEOとブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が、天井からつりさげられているフックのついたワイヤーロープがある作業場を眺めながら歩いている。

ナレーション: 日本に向けた製品を開発するために、まず必要になるのが国内の自社工場。

映像説明: 緑色(みどりいろ)の床の作業場で、フェリックスCEOとブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が紺色のポロシャツを着た男性と話をしている。

ナレーション: ことし秋には稼働できるよう、すでに動き始めている。

映像説明: 緑の葉が茂る街路樹の前で、フェリックスCEOがインタビューに答える。

テロップ: ChopValue フェリックス・ボック CEO

フェリックスCEO・英語: 2~(から)3年後には、一緒に製造してくれるパートナーを見つけて日本全国で展開したい。

映像説明: 赤い自動販売機の取り出し口(とりだしぐち)。ゆっくりと扉が開くと、中からプラスチック容器の弁当が現れる。ブラック ジャック 勝ち 方イソンCEOが唐揚げや卵焼きの入った弁当箱を取り出して見せる手元。 工事現場の長机(ながづくえ)がある室内。空調ファン付きの黒い作業服を着た男性が食べている、卵でとじたかつの弁当のアップ。 上田木工所(うえだもっこうじょ)の作業場。上田代表がChopValueで作られた木製の丸い天板をブラック ジャック 勝ち 方ームス社長と一緒に持っている。ブラック ジャック 勝ち 方ームス社長が上田代表に一礼しながら木製の丸い天板を引き取り、左の脇に抱える。

ナレーション: 弁当大国、日本。そこから生まれるビジネスチャンスを生かし、外国企業が今、大きく羽ばたこうとしている。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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