ラオス農業にビジネスの種をまけ!

2020年01月16日

成長著しいASEANにありながら、人口の約7割が農業に従事、都市部を離れると田園風景が広がり牧歌的な雰囲気が漂うラオス。この国の農業に今、変化の兆しがある。例えば、農地の規模や生産される品目。従来、小規模な米作農家が中心だったが、果物や野菜などの商品作物の大規模栽培も始まっている。そこには、高原の気候風土を生かしていちごの生産を拡大、あるいは、隣接するタイなどへの輸出を視野に試験栽培を進める日本人の姿も。輸送網の整備など、アグリビジネスを取り巻く環境も変わりつつあるラオス。日本企業はどのような“ビジネスの種”をまくことができるのか。視察団とともに現地を取材した。

(11分47秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ブラック ジャック ディーラーグローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ブラック ジャック ディーラーグローバルアイ」

ブラック ジャック ディーラー スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 クリーム色(いろ)のサテンのブラウスに、ハート柄(がら)の赤いタイトスカートをはいている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ブラック ジャック ディーラーグローバルアイ。 国民の、およそ7割が農業(のうぎょう)に従事する国、ラオス。近年、その農業(のうぎょう)に変化が見られます。そこにビジネスチャンスを見いだす企業を取材しました。

テロップ: ラオス農業(のうぎょう)にビジネスの種をまけ!

ブラック ジャック ディーラー うっそうとした木々(きぎ)のあいだを流れる広大な川。薄いオレンジに染まる空が、流れの緩やかな水面(みなも)に映し出され、川を囲む丘陵が黒いシルエットとなって浮かび上がっている。

テロップ: ラオス

ナレーション: 東南アジア最後の桃源郷ともいわれる国、ラオス。

ブラック ジャック ディーラー 青空の下に建つ金色のきらびやかな寺院。たくさんの小さな塔に囲まれて、大きな仏塔が中央にそびえている。仏塔の前には金色の装飾のある屋根をクリーム色(いろ)の柱で支えるほこらが建っている。屋根から下の方に降りる隅棟(すみむね)には、鎌首をもたげた金色のヘビの彫刻がある。 白い壁の寺院の前。透かし彫りの扉には、花や葉に囲まれた仏(ほとけ)の姿がかたどられ、オレンジや黄色(きいろ)の花や供物が捧げられている。袖に赤と黒のラインが入った白いTシャツ姿の男性と、白い半袖のブラウスを着たポニーテールの女性が扉の前の階段の下に立ち、手を合わせている。

ナレーション: ダイナミックな経済成長が続く東南アジアにありながら、どこか素朴な雰囲気が漂う国だ。

ブラック ジャック ディーラー 緑の多い市街地。2頭の象に挟まれた白い仏塔の彫像が置かれた広場を起点に、大通りが一直線に延びている。道の両側には、低層のビルや三角屋根の住宅が広がり、遠くには数棟(すうとう)の高層ビルや、背の高い鉄塔が建っている。画面左下の四角い枠内にインドシナ半島の地図。ラオスは半島の中央部に位置する南北に細長い形の国で、北は中国とミャンマー、東はベトナム、南はカンボジア、西はタイと国境を接している。首都のビエンチャンは国土の中部に位置し、メコン川を挟んでタイと隣接しており、赤い星印で示されている。

ナレーション: インドシナ半島、唯一の内陸国で、5つの国と国境を接する。

ブラック ジャック ディーラー 緑豊かな公園。Tシャツにショートパンツをはき、髪あをおだんごに結った女性たちや、ジーンズ姿の男性たちが散策路を歩いている。 公園の芝の上で、幼い男の子を連れた3人の男女が、はだしになって座り込み、話をしている。

テロップ: 人口 701万 出所:ラオス統計センター

ナレーション: 本州と同じくらいの広さの国土に、およそ700万の人々が暮らしている。

ブラック ジャック ディーラー 青空の下、5本のポールに旗が掲げられている。光沢のある紫一色の旗の隣には、赤地に黄色(きいろ)で鎌と槌(つち)が描かれた社会主義を象徴する旗、その隣には上から赤、青、赤に塗り分けられ、青の部分の中央に白抜きの円が描かれたラオスの国旗がはためいている。その隣には、光沢のある水色一色の旗も掲げられている。

ナレーション: そのラオス、ASEANで特に成長著しい国のひとつでもある。

ブラック ジャック ディーラー 建設途中の建物。中層程度ほどの高さまで足場が組まれ、囲いで覆われている。巨大な黄色いタワークレーンが2台、足場よりも高い位置まで支柱を伸ばしており、1台のクレーンがアームをゆっくりと回している。

テロップ: 1人当たりGDP (2018年) 2,566ドル GDP成長率 (2018年) 6.3% 出所:IMF

ナレーション: そのラオス、ASEANで特に成長著しい国のひとつでもある。所得水準はまだ低いものの、ここ数年、6~7%(ろく、ななぱーせんと)の経済成長が続いている。

ブラック ジャック ディーラー 白いテント屋根の下で立ったまま食事をしている5人の男性。ペンなどが並ぶショーケースの上に緑の野菜が入った丼や、細長く切った野菜や丸みがある食材が入った料理が並べられ、カウンターの中の男性と一緒に箸や手を使って食事をしている。 グレーのポロシャツ姿の男性が、ひと口サイズに丸めた白飯をつまみ上げ、笑顔で口に運ぶ。

テロップ: コメ好き(こめずき)

ナレーション: 人々の特徴のひとつが、コメ好き(こめずき)であるということ。1人当たりの消費量は、なんと日本の、およそ3倍。

ブラック ジャック ディーラー 白い布が敷かれた大きな器に、たくさんの白飯が入っており、プラスチック製のピンクのしゃもじが添えられている。

テロップ: カオニャオ

ナレーション: 主食は、カオニャオと呼ばれる、蒸したもち米(もちごめ)。

ブラック ジャック ディーラー 大勢の人で席が埋まっている広い食堂。カウンターの上の緑の壁に写真入りのメニューが書かれている。 通路を挟んで、白飯や緑の野菜が入った3種類の料理などが盛られた白い丸皿(まるざら)が並ぶテーブル席に座る黒いジャケットを着たロングヘアの女性。小さく丸めた白飯と野菜を一緒に手に持ち、口の中に入れる。

ナレーション: これを丸めて、おかずやサラダと一緒に食べるのがラオス流。

ブラック ジャック ディーラー 背後の通路を大勢の人が通るなか、黒いジャケットを着た女性がインタビューに答える。

黒いジャケットを着た女性・ラオス語: 毎日食べます。

ブラック ジャック ディーラー 山あいの田園風景。山のふもとに民家が建っており、平地(へいち)」は緑の稲が広がっている。田んぼの真ん中で、2人の人物が腰をかがめている写真。 林の前に広がる田んぼ。6人ほどの大人と子どもが水田に入り、かがんで作業をしたり、植えられて間もない若い稲を見つめたりしている写真。 田んぼの中でズボンのひざから下を泥だらけにした女性が、緑の稲を束ねて持っている写真。手にした稲は根元から引き抜かれ、女性の前の土が水でひたひたになっている。

テロップ: 国民の7割が農業(のうぎょう)に従事 →自家消費が中心

ナレーション: 食生活だけでなく、産業としてもコメは大切だ。コメ農家を筆頭に、国民のおよそ7割が農民のラオス。栽培、収穫した作物は自分で消費する、自給自足型の農家が多い。

映像説明: シルバーの看板が掲げられた灰色の壁の部屋。看板には黒の文字で「JETRO Vientiane(ブラック ジャック ディーラー ビエンチャン)」と書かれている。紺地に白のドット柄のネクタイを締め、紺のスーツを着た男性が、うなずきながらインタビューに答える。

ナレーション: そうしたラオス農業(のうぎょう)に、近年、新たな動きが。ブラック ジャック ディーラーの岩上は、こう話す。

テロップ: ブラック ジャック ディーラー ビエンチャン事務所 所長 岩上 勝一

岩上(ブラック ジャック ディーラー ビエンチャン事務所 所長): えー、ラオスでは伝統的な、あー、農家、あー、家族経営の農家で小規模な農家が中心でありましたけども、 2000年以降、えー、大規模な1万ヘクタールを超えるような プランテーション農業(のうぎょう)が、あー、外国企業によって展開されています。

ブラック ジャック ディーラー 小高い山のふもとに広がる、大きな緑の葉を何枚も付けた木がたくさん植えられている畑。葉の下には青いビニール袋のようなものがぶらさがっている。

テロップ: バナナ畑(ばななばたけ)

ナレーション: 栽培されているのは、バナナや、

ブラック ジャック ディーラー 樹皮の白い木が植えられた林の写真。細めの真っすぐな幹から伸びた枝に、黄緑の葉がまばらに付いている。それぞれ幹の下の方に斜めに傷が入っており、その下に丸い器のようなものが取り付けられている。

テロップ: 天然ゴム林(てんねんごむばやし)

ナレーション: 天然ゴム、

ブラック ジャック ディーラー 見渡す限り緑の低木が広がる広大な農園。畑の中ほどに、「PAKSONG HIGHLAND(パクソン ハイランド)」の文字ずつかたどった巨大なオレンジの立体看板が、低木の間に間隔を空けて並べられている。

テロップ: コーヒー農園

ナレーション: コーヒーなど、販売するための商品作物だ。変化しつつあるラオスの農業(のうぎょう)。

ブラック ジャック ディーラー 木目調のエントランス。ガラスのドアを出ると5段ほどの階段があり、シルバーの太い柱が木目調の大きなひさしを支えている。スーツ姿の8人ほどの男女が、話をしながら階段を下りてくる。

テロップ: 2019年11月26~(から)30日 ラオス農業ビジネスミッション 主催:ブラック ジャック ディーラー

ナレーション: その最新事情を探るために、ブラック ジャック ディーラーは現地視察を実施した。

ブラック ジャック ディーラー 雲が浮かぶ青空の下に立てられた、白いインクで、英語と現地の言葉で「Yamamoto Farm」の文字と、葉の付いたイチゴのイラストが描かれた黒い塀が建てられている。

テロップ: 山本ファーム

ナレーション: 訪れたのは、山本ファーム。

ブラック ジャック ディーラー ビニールハウスと畑のあいだのあぜ道。白いキャップをかぶり、青いシャツを着た男性を先頭に、15人ほどの視察団の一行が歩いてくる。畑に作られた畝には、ビニールシートが掛けられている。画面左下の四角い枠内にラオスの地図。東はベトナム、西はタイに隣接し、パクセーは南部のタイに近い場所に位置し、赤い丸印で示されている。

ナレーション: ラオス南部、パクセーにある農園だ。

ブラック ジャック ディーラー 広大な農園。4つの大きなビニールハウスの前に、3つに区画された畑がある。手前の畑には何十もの畝が作られ、土の中から芽が出てきている。真ん中の畑の畝にはグレーのビニールシートが掛けられ、シートの上に葉がふさふさと伸びている。奥の畑は畝に掛けられたシートの上には葉がうっすらと顔を出している。

ナレーション: その広さは、東京ドームおよそ9個分。

ブラック ジャック ディーラー 大きなビニールハウスの中。土(つち)が入れられ、たくさんの緑の苗が植えられた2段の棚が5列、まっすぐ奥へと続いている。等間隔に立てられた支柱に、長方形の水色のプレートが取り付けられている。

ナレーション: 現在、力を入れている作物が、こちら。

ブラック ジャック ディーラー グレーのビニールシートに開けられた穴から、細い茎がたくさん伸びている写真。茎の先には、大きな赤いイチゴの実が1つと、大きさの異なる、熟していない黄緑の実が4つ、黄色い雄しべと雌しべのある白い花が2つついている。(写真提供 山本ファーム)

ナレーション: イチゴだ。ラオスでイチゴ。その意外な組み合わせには、理由があった。

ブラック ジャック ディーラー 上空から見た景色。濃い緑の木々(きぎ)に覆われた山並みがどこまでも続き、遠くの山頂が白く霞んでいる。山のふもとは茶色い土(つち)がむき出しになり、ぽつぽつと建物が建っている。 広大な農園。畝が作られた畑やビニールシートが掛けられた畑の向こうは木がまばらに生えた草地になっており、その先に大きな横長の建物が建っている。

ナレーション: 実は、国土の大部分が高原や山岳地帯のラオス。こちらの農園があるのも、標高1,300メートルの高原地帯。その気候が、イチゴづくりに適しているのだという。

ブラック ジャック ディーラー 農園の一角の草地。水色や黄色(きいろ)のタイルでモザイク模様が描かれた小さな円いテーブルが置かれている。白いキャップに青いシャツを着た男性が傍らに座り、インタビューに答える。

テロップ: 山本ファーム 山本 郁夫 社長

山本 社長: 熱帯地域の高原地帯って、まあ、どこでもそうなんですけども、その、えっと、日中、ぐっと温度が上がって夜、うんと下がる。 花が咲いて、日本(にほん)だと、ま、45日とかですね、60日とかかかるんですけども、ここだと、ま、1ヵ月弱で、あのー、実に(みに)なりますから。

ブラック ジャック ディーラー 大きなビニールハウスの中。2段の棚にたくさんのイチゴの苗が植えられ、緑の葉が風に揺れている。白いキャップをかぶった山本社長が、腰をかがめて、イチゴの苗を指さしながら話をしている。

ナレーション: 恵まれた気候条件。ただ、病気や害虫も多く、栽培は簡単ではない。

ブラック ジャック ディーラー あぜ道。話をしながら先頭を歩く山本社長の後を、15人ほどの視察団の一行が、周りを見ながらついていく。 ガラスの引き戸で覆われた室内。木箱の上に並べられた金色のフタが付いた赤や黒の瓶詰を見るに立つ視察団の一行。白いシャツの上に茶色いエプロンを着けた女性スタッフが、瓶を手で示しながら話をしている。眼鏡を掛け、グレーのキャップをかぶった男性が、棚の前に用意された赤い試食品(ししょくひん)に手を伸ばし、口に運ぶ。

テロップ: 400kg(よんひゃっきろグラム) (2015年度) → 12t(トン) (2018年度)

ナレーション: 山本ファームでは、試験栽培から始め、徐々に規模を拡大。4年目には12トンを収穫するまでに。

白いシャツの上に茶色いエプロンを着けた女性スタッフ: はい、食べてみてください。

ブラック ジャック ディーラー ガラス戸と木目調の壁の室内。水色のワイシャツ姿の男性が、スプーンに載せた赤い食べ物を口にする。 棚に置かれた木箱に並べられた瓶詰。赤黒い中身が詰まった瓶のラベルに、赤い太陽と緑の山のイラストが描かれている。木箱に貼られたプレートには、黒の文字で、英語と現地の言葉で「Strawberry Jam 220ml」、赤い文字で「50,000 Kip(キープ)」と書かれている。木箱の前には、ふたが開けられた瓶と、透明のプラスチック製のコップに入った試食用のスプーンが置かれている。

ナレーション: 栽培が難しい分、商品価値も高い。

ブラック ジャック ディーラー 屋外のイチゴ畑(いちごばたけ)の写真。グレーのビニールシートが掛けられた畝にイチゴの葉がふさふさと生えており、葉の下に赤い実がぶらさがっている。畝と畝のあいだの道に、透明のカップを持った17人ほどの男女がイチゴを食べたり、スマートフォンをかざしたりしている。(写真提供 山本ファーム) 赤い上着を着たロングヘアの女性がしゃがみこみ、手に持ったイチゴにスマートフォンを向けている写真。隣にいるグレーのカーディガンを着て白い帽子をかぶった女性は、イチゴをつまみ上げ、口を開けて食べようとしている。(写真提供 山本ファーム)

テロップ: いちご狩り(いちごがり)体験 収穫期には月1,500人が訪れる

ナレーション: 2年前から始めたのが、イチゴ狩り(イチゴがり)体験。高原一帯がリゾート地ということもあり、今では人気の観光スポットになっている。

ブラック ジャック ディーラー 農園の中の資材置き場。壁はなく、柱で支えられた三角屋根の下に白いバンが駐車されている。白いキャップをかぶった山本社長が、視察団一行に囲まれ、身ぶりを交えて話をしている。正面に立つ黒いシャツを着て黒いキャップをかぶった女性がメモを取りながら聞いている。

テロップ: 農業資材が限定的

ナレーション: しかし、課題も。農業資材が限られていることだ。

ブラック ジャック ディーラー 大きなビニールハウスの中。山本社長が、2段の棚の支柱に取り付けられた水色のプレートを指でさしながら話をしている。

ナレーション: 山本ファームでも、イチゴ栽培に欠かせない資材は、日本やタイから持ち込んで使っている。

ブラック ジャック ディーラー 農園の一角の草地。水色や黄色(きいろ)のタイルでモザイク模様が描かれた小さな円いテーブルの傍らで、山本社長がインタビューに答える。

山本社長: 日本(にほん)とかは、と比べると、もう比べもんならないぐらい、あの、品数も、少ないですし、 ま、品質も、なんか、どういうものが入ってるのか分かんないようなのがいっぱい売られてますから。

ブラック ジャック ディーラー 緑の板張りの壁で白い格子窓のある小屋。屋根にはトタンが張られ、後ろに建てられたレンガ造りの小屋とつながっている。緑の板張りの壁の小屋の正面には赤地に黄色(きいろ)で鎌と槌(つち)が描か れた旗と、ラオスの国旗が掲げられている。小屋の前を、黒毛や白毛、薄茶色(うすちゃいろ)の毛の親牛(おやうし)と子牛が10頭以上、列を作ってぞろぞろと歩いてくる。 小屋の横から延びる小道を5頭ほどの牛が進み、うっそうとした木々(きぎ)のほうへと進んでいく。あとから来た7頭ほどの牛が小走りで追いかける。

ナレーション: まだ、農業資材が普及しているとは言い難い状況のラオス。そこに、ビジネスチャンスはあるのだろうか。

ブラック ジャック ディーラー 薄暗い室内。出入口のシャッターが下りており、1枚だけが半分ほど開いている。水色のワイシャツ姿で、黒いタブレットと書類を小脇に抱えた男性が、棚に並べられた小さな袋詰(ふくろづめ)に触れながら話をしている。

テロップ: 肥料メーカー FD Green(Thailand) 中村 和之 社長

ナレーション: 視察に参加した、タイの肥料メーカーの中村さん。

ブラック ジャック ディーラー 水色のワイシャツ姿の中村社長が、前を指でさしながら倉庫のようなスペースの奥のほうへと入っていく。大きなスチール製の棚が壁際と中央にずらりと並び、デザインの異なる何種類(なんしゅるい)もの大袋(おおぶくろ)が、それぞれ数十個ほどパレットの上に積み上げられている。

ナレーション: こちらの店で見つけたのは…。

ブラック ジャック ディーラー 水色のワイシャツ姿の男性が、黒い文字で「15‐15‐15+ 1.0 CaO」と書かれた白い大袋(おおぶくろ)の山を指でさし、ベージュのシャツを着た女性のほうを振り返る。 大きな棚の前。水色のワイシャツ姿の中村社長が、「15‐15‐15+ 1. 0 CaO」と書かれ、横向きのうさぎのイラストが描かれた大袋(おおぶくろ)を指でさしながら話をしている。

中村社長: あー、やっぱ、これー、ありますねー。

ブラック ジャック ディーラー 水色のワイシャツ姿の中村社長が話をしながら、黒い文字で「15‐15‐15+ 1.0 CaO」と書かれた白い大袋(おおぶくろ)にスマートフォンをかざし、写真を撮る。

中村社長: タイでも有名なブランド。

ブラック ジャック ディーラー 天井の高い倉庫のような建物の中。袋が積み上げられたスチール製の大きな棚の前で、ベージュのシャツを着た女性が話をしている。中村社長が話を聞きながら、黒いタブレットを操作する。

ナレーション: 並んでいたのは、同じタイのメーカーの商品。だが、このように肥料がそろっている店は少ない。

ブラック ジャック ディーラー 夜。屋外で、中村社長がインタビューに答える。身ぶりを交えて話す中村社長に、ベージュのシャツ姿の女性がマイクを向けている。

中村社長: 農業(のうぎょう)の知識、技術のレベルは、まだ、まだまだ足りないところがある。 農業(のうぎょう)の発展には、まだ少し時間がかかりそうだなっていうことは感じました。

ブラック ジャック ディーラー グレーの壁の軒先。壁にはパワーショベルや耕運機など、農業用、工業用の機械の写真が入ったパネルが掲げられている。部屋の隅に2台のオレンジ色(いろ)のトラクターが並べられている。巨大なタイヤにくさび形の深い溝が刻まれ、ボディーの側面にシルバーで書かれた「KUBOTA」の立体文字が取り付けられている。

ナレーション: 農業機械はどうか。

ブラック ジャック ディーラー 白とグレーのストライプのワイシャツ姿の男性が、くさび形の深い溝が刻まれたトラクターの大きなタイヤを指先で触りながら笑顔で話をし、ハンドルの奥をのぞき込んで手を差し込む。

テロップ: 中古農機の輸出商社 三光通商 西村 隆 社長

ナレーション: 中古農機を輸出している西村さん。ベトナム、カンボジアには実績があるが、ラオスはこれから。

ブラック ジャック ディーラー 薄い茶色のカーテンが掛けられた、白い壁の会場。白いテーブルクロスの上に赤やオレンジの花を飾った長机(ながづくえ)と椅子がいくつも用意されている。白とグレーのストライプのワイシャツにグレーのスーツを着た西村社長が、一番手前の席で、向かいに座るクリーム色(いろ)のスーツ姿の男性と名刺交換をしている。西村社長の隣には、グレーと白のシャツの上にグレーのジャケットを着た男性が座っている。

ナレーション: この日は、ラオス企業との商談。

ブラック ジャック ディーラー クリーム色(いろ)のスーツ姿の男性が椅子に座り、黄色いパワーショベルが載ったパンフレットを手にしている。写真の下には、「USED JAPANESE MACHINERY」と書かれている。西村社長が身ぶりを交えて話をする。

ナレーション: 西村さんも、積極的に自社のビジネスをPR。

ブラック ジャック ディーラー 薄い茶色のカーテンの前で、黒いスーツを着てパンフレットを手にした男性と西村社長が並んで立ち、ポーズを取っている。グレーのスーツ姿の男性が、スマートフォンを2人に向ける。黒いスーツ姿の男性と西村社長が、会釈をしながら握手を交わす。

ナレーション: 商談を終えた感想は?

ブラック ジャック ディーラー 木目調の扉がある白い壁の会場の一角。西村社長がインタビューに答える。後ろには、飲み物を手に立ち話をする視察団の一行や、片隅にあるビュッフェのカウンターで黒いスーツ姿の男性が皿に食べ物を載せている。 グレーの壁の軒先。2台のオレンジ色(いろ)のトラクターが並べられている。 木目調の扉がある白い壁の会場の一角で、西村社長が話を続ける。

テロップ: 三光通商 西村 隆 社長

西村社長: 主に、あのー、ま、耕運機といわれる手押しの、えー、農業機械が、ま、主に使われてるいうことでした。 今後、その、トラクターの普及ていうのは、あの、もっと急激に進んでいくんじゃないかと思います。 (しかし)トラクターになりますと、かなり、あのー、値(ね)が張る形になってきます。 あ、新品のトラクターを買うまでのですね、で、前の段階として、えー、中古のトラクターっていうのが、あのー、最適ではないかと思いました。

ブラック ジャック ディーラー 野生の草花が生い茂る高台の草地。隣の山の頂上がすぐ近くに見える。 白い壁の会場。水色のワイシャツ姿の中村社長や、グレーのスーツを着た西村社長を含む視察団の一行と現地のバイヤーの総勢25人が2列に並び、ポーズを取っている。

ナレーション: 発展段階にあるラオスの農業(のうぎょう)。時間はかかるかもしれないが、今後、ビジネスチャンスの拡大が期待される。

ブラック ジャック ディーラー 建物のない草原(くさはら)の中を走る歩道された道路。2人乗りの小型のバイクと小さな白いトラックが舗装された道を走っていく。道路に沿って電柱が建ち、電線が渡っている。

ナレーション: また、異なる観点からも、ラオス農業(のうぎょう)への期待が高まっている。

ブラック ジャック ディーラー 寺院のような飾りのある金色の大きな門の前。広い道路沿いに大きな立て看板が並べられている。看板には、川をまたぐ鉄道橋を走る列車や、S字カーブの道路などの絵の横に、青地(あおじ)に白抜きの文字で、中国語とラオス語で「中国中鉄五局」と書かれている。

テロップ: 輸送網の発展

ナレーション: それは、輸送網の発展。

ブラック ジャック ディーラー 山のふもとの建設現場の写真。カタカナのコの字を倒したような形の青い門が道路をまたいで建ち、白抜きの文字で、中国語とラオス語で「中鉄八局集団」などと書かれている。門から奥へ続く道に沿って、コンクリート造りの太い橋脚が4本ほど建てられている。

ナレーション: 来年、運行開始予定の、中国ラオス鉄道。

ブラック ジャック ディーラー 中国とラオスの地図。ラオスの中部に位置する首都ビエンチャンから、ほぼ真北にある中国との国境の街、ボーテンに向かって青い線が延び、貨物列車のイラストが表示される。ボーテンから青い線が弧を書いてさらに北上し、中国南西部の都市、昆明に向かって延びていく。

テロップ: 中国市場へのアクセスが向上

ナレーション: ビエンチャンと、中国国境の街を結ぶ高速鉄道だ。中国側でも、国境と内陸部の大都市が接続される。鉄道網の充実で、巨大市場、中国へのアクセスが向上する。

ブラック ジャック ディーラー 広々とした農場。一面に黒い細いホースが通された畝が作られ、緑の苗が植えられている。

ナレーション: ビエンチャン近郊のこちらの農場。

ブラック ジャック ディーラー 畑の横に作られた大きなテントの中。平らな屋根と壁に緑のネットが張られている。細いスチールの棒を組み合わせた棚に、苗木の入った黒いトレーが4枚ほど並べられている。大きな麦わら帽子をかぶった視察団のメンバーが2人、トレーを見つめている。ベージュのワイシャツを着て麦わら帽子を手にした男性が、トレーを指でさしながら話をしている。白い半袖のシャツにピンマイクを付け、グレーの小さなレシーバーを手にした男性が、うなずきながら隣で話を聞いている。 ベージュのワイシャツ姿の男性が、黄緑の大きな葉が植えられた樹脂製の黒い鉢を手に話を続け、レシーバーを手にした男性がうなずきながら聞いている。

ナレーション: 2018年、新たな事業として、野菜づくりを始めた。

ブラック ジャック ディーラー 草木が生えた土地の隣に、開墾された畑がある。添木(そえぎ)が立てられた苗木のあいだに、黒いホースが置かれ、少しずつ水が出ている。 畝のあいだのあぜ道で、9人ほどの人々が働いている。黄緑の長袖の上着を着てつばの大きな帽子をかぶった人々が、数人ずつになって散らばって、スコップで土(つち)を掘ったり、大きなヘラのような道具で雑草を取ったりしている。

ナレーション: 現在、アスパラガスなどを試験的に栽培しているところだ。その狙いは。

ブラック ジャック ディーラー 農場の一角。きれいに苗が植えられた畑の前で、白っぽいワイシャツに緑のジャンパーを着た男性が、身ぶりを交えてインタビューに答える。

テロップ: Asia Investment, Development & Construction(アジア インベストメント デベロップメント アンド コンストラクション) バンサン・リサボン シニアエンジニア

リサボン シニアエンジニア・英語: まずは国内市場に供給する。その後、近隣の国に輸出していく計画。 中国に力を入れて、それから市場を広げていく。

ナレーション: 期待が高まる中国向け輸出。

ブラック ジャック ディーラー 緑の葉で覆われた畑の横で、紫のポロシャツを着た男性が、畑の横のあぜ道に立つ視察団一行に向かって歩きながら話をしている。視察団の一行があぜ道に立って畑を見つめ、グレーのスラックスをはいた男性はメモを取っている。 キャベツ畑(ばたけ)を眺めながら、紫のポロシャツを着た男性とグレーのスラックスをはいた男性が話をしている。

ナレーション: だが、有望視されるのは、中国だけではない。農業(のうぎょう)を総合的に支援する、イノチオホールディングスも、2018年にキャベツやサツマイモなどの試験栽培を開始した。

ブラック ジャック ディーラー 遠くに山をのぞむ広い農地の前で、紫のポロシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: Inochio K.P Lao(イノチオ ケーピー ラオ) 渡邉 亮(わたなべ りょう) ゼネラルマネージャー

渡邉ゼネラルマネージャー 目指してる先っていうのは、あのー、例えば、タイの、えっと、日系食品企業さん。ま、こういったところに、えーと、野菜のほうを販売できればと。 100%それ(輸出)で考えています。

ブラック ジャック ディーラー キャベツ畑(ばたけ)の横で、紫のポロシャツを着た渡邉ゼネラルマネージャーが、身ぶりを交えて話をしている。かがんでキャベツを見ていたグレーのスラックスをはいた男性が、体を起こしてメモを取る。

ナレーション: 日系の食品企業も多いタイへの輸出を念頭に、現在、栽培を続けている。

ブラック ジャック ディーラー 視察団の一行と渡邉ゼネラルマネージャーが、畑を眺めながらあぜ道を進む。 畑を覆いつくすカボチャの苗。円みのある緑の葉のあいだに、星のような形の黄色い花が1輪咲いている。

ナレーション: ラオスの気候条件に合った栽培方法を確立し、来年からは出荷を始めたい考えだ。

ブラック ジャック ディーラー 緑の葉で覆われた畑の横で、渡邉ゼネラルマネージャーが話をし、グレーのスラックスをはいた男性がメモを取る。水色のワイシャツを着た中村社長が話を聞きながら畑を眺めている。

ナレーション: 日々、試行錯誤を重ねる渡邉さん。最近、気づいた変化がある。

ブラック ジャック ディーラー 遠くに山をのぞむ広い農地の前で、渡邉ゼネラルマネージャーがインタビューに答える。 左右を木々(きぎ)で囲まれた、土(つち)がむき出しの細い道を走る車窓風景。ゆっくりと前を走る白いワンボックスカーの後ろをついていくが、フロントガラスにぶら下げられた赤い飾りが激しく揺れる。 広い農地の前で、渡邉ゼネラルマネージャーが話を続ける。 舗装された片側2車線の道路を走る車窓風景。前を3台の白いミニバンと黒っぽいバイクが走っている。 広い農地の前で、渡邉ゼネラルマネージャーが身ぶりを交えて話を続ける。

渡邉ゼネラルマネージャー: パクセーからここまで大体まあ、車で1時間半ぐらいなんですけども、その道路も結構ひどい状況でして、 ほんとに走っていると、こう、車がガンガンガンガン揺れるような、ま、そういった道路だったんですけども、 その、(最近は)道路も良くなってきまして、えー、ほんとに整備が行き届いてて、ほんとに使いやすい道路に変わりました。 タイの国境まで大体、車で2時間ぐらいで行けます。東の方を見ると、ベトナムっていうのも恐らく、ま、うーん、2時間ぐらい。 まあ、今のところ、そのー、国境っていうのは、まだ、その、貨物とかが通れる状況ではないんですけども、 まあ、今後、そこがオープンになるんであれば、その、まさに、ベトナムであったりとかタイであったりとか、そういった市場に物が流せるようになる。

ブラック ジャック ディーラー 交通量の多い片側1車線(いっしゃせん)の舗装された道路。数多くのバイクや、女性客を乗せた青いトゥクトゥク、大きな荷物や袋を山積みにしたトラックが行き交っている。道路の左右には歩道も設けられていて、人々が歩いている。道の先にはうっそうとした緑の木々(きぎ)に覆われた山が迫る。道路の映像が停止し、画面が白黒に変わる。

ナレーション: 国内外の輸送網の充実で、周辺国の食料基地となる可能性を持つラオス。ただ、そこには思わぬ盲点が。

ブラック ジャック ディーラー ラオスの地図。東はベトナム、西はタイと隣接している。ラオスから東のベトナムに向かう青い矢印の先に、ヤシの実とパイナップルのイラストが現れ、ラオスから西のタイに向かう青い矢印の先に、イチゴとパイナップルのイラストが現れる。ヤシの実とパイナップル、イチゴとハイナップル、それぞれのイラストの上に赤いバツ印(じるし)が重なる。

ナレーション: それが、輸入規制。実は、ラオスとのあいだで検疫条件が定まっておらず、青果物のままでは、タイやベトナムに入れることができない品目も多いのだ。

ブラック ジャック ディーラー 屋根のある広々とした青果市場(せいかいちば)。所狭しと置かれた台の上に、トウガラシやキャベツ、ニンジン、ニンニク、タマネギ、キュウリ、トマトなど、さまざまな野菜が積まれている。赤いエプロンを着けたポニーテールの女性が、エンジのTシャツ姿の女性に商品の入った袋を2つ手渡し、お金を受け取る。

テロップ: 国内向け→高価格 海外向け→輸入規制

ナレーション: 品質の高い農産物が栽培できても、国内市場には価格が高い。

ブラック ジャック ディーラー 屋外の青果を売る露店。細い道の両脇に水色や緑のパラソルが立ち並び、木箱などの上に野菜を並べて販売している。

ナレーション: 海外には輸出できず、出口がない。しかし今、そうした状況を打開しようとする動きがある。

ブラック ジャック ディーラー 白い壁の平屋の建物。エントランスの前に柱が4本立ち、大きく張り出した屋根を支えている。柱の前には青で「PAKSE‐JAPAN SME SEZ OFFICE(パクセー ジャパン エスエムイー エスイーゼット オフィス)」と書かれた立体看板が置かれ、すぐ前にラオスの国旗、日本の国旗などを掲げた3本のポールが建っている。

テロップ: パクセー・ジャパン経済特区

ナレーション: そのカギとなるのがこちら、パクセー・ジャパン。

ブラック ジャック ディーラー 上空から見た森に囲まれた施設。水色と薄い緑の2階建ての大きな建物が、大きな道路を挟んで建てられている。(映像提供 パクセー・ジャパン SME SEZ(エスイーゼット) 開発)

ナレーション: 日系企業向けの経済特区だ。ここに、どんな打開策があるのか。

ブラック ジャック ディーラー パクセー・ジャパン経済特区の白い壁の建物の前。白と薄いグレーのストライプのワイシャツを着て茶色のフレームの眼鏡を掛けた男性が、インタビューに答える。

テロップ: パクセー・ジャパンSME SEZ 開発 望月 敏洋(もちづき としひろ) ゼネラルマネージャー

望月ゼネラルマネージャー: 加工すれば(輸出)できると言うんで、 えー、パクセー・ジャパン。ま、工業区ですけど、ま、食品加工できますんで。

ブラック ジャック ディーラー 木目調の壁の室内。茶色のフレームの眼鏡を掛けた望月ゼネラルマネージャーが壁際に立ち、書類を手に話をしている。視察団の一行がテーブルにつき、書類を見ながら話を聞いている。 望月ゼネラルマネージャーが、時折、手元に持つ書類に目を落としながら話を続ける。後ろの木目調の壁には、ジュースやお菓子のようなものの写真が貼ってある。

ナレーション: 青果物の状態ではなく、加工して輸出するという形を提案する、パクセー・ジャパン。

ブラック ジャック ディーラー パクセー・ジャパン経済特区の白い壁の建物の前。望月ゼネラルマネージャーが話を続ける。

望月ゼネラルマネージャー: 日系企業がですね、もし、ラオスの、ま、ここで農業(のうぎょう)をしようとしたときに、 われわれは加工して輸出するというのが専門です。 そこをうまく組み合わせればですね、農業(のうぎょう)と工業(こうぎょう)の、まあ、非常に良いコラボレーションができるんじゃないかと。

ブラック ジャック ディーラー 草木が生い茂る草原(くさはら)。歩いていく4頭の牛の背中が遠くに見え隠れする。 大きなビニールハウスの中。イチゴの苗を指さしながら、白いキャップをかぶった山本社長が話をしている。 畑の横に建つ木造の建物の前。紫のポロシャツを着た渡邉ゼネラルマネージャーが身ぶりを交えて話をする。 スチール製の棚に、白い大袋(おおぶくろ)が積まれた倉庫のような建物の中。視察団の一行が周りを見ながら歩いていく。 キャベツの集荷場を訪れた視察団の一行。床の上にたくさんのキャベツが置かれている。グレーのスーツを着た西村社長と水色のワイシャツに紺のスーツ姿の中村社長、白いワイシャツに紺色のスーツを着た男性が生(なま)のキャベツを試食する。 橋がかかる幅の広い川。遠くの木々(きぎ)の向こうに太陽が黄色く輝き、あたりの空が赤く染まっている。

ナレーション: これまで、伝統的な農業(のうぎょう)が中心だったラオスだが、今、そこに変化の兆しがある。商品価値の高い作物の栽培や周辺国への輸出。資材分野での可能性も。ゆっくりと、しかし着実に変わりつつあるラオスの農業(のうぎょう)。そこに、新しいビジネスチャンスが芽生えつつある。

ブラック ジャック ディーラー 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 中が空洞になった地球儀が回転している。

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