出張!IPカルチャー教室開催報告
「出張!IPカルチャー教室~親子で学ぼう!知的財産」をはじめての具体的な啓発活動として開催しました。(2007.1.13-27)
国際知的財産保護フォーラムでは、知的財産に関する人材育成・普及啓発活動を推進している第4プロジェクトの新たな取り組みとして、我が国の知財民度を高揚し、一般国民とりわけ次代を担う青少年に対する知財尊重意識の醸成を目的に、「出張!IPカルチャー教室~親子で学ぼう!知的財産~」を開催しました。
2006年8月に公表された内閣府による「 知的財産に関する特別世論調査 」の結果においても、侵害品購入を容認する旨の回答が45.2%もあるなど、一般国民とりわけ若年層の知財保護意識を高めることは、大きな課題となっております。
今回のプログラムの導入として最初に実施したサイエンスショーでは、科学原理や、不思議な現象に着目し日常生活の中での疑問をもとにした研究が新たな技術開発につながることを解説し、続けて行われた工作教室では、自らのオリジナル創作体験を通じてものづくりの楽しさを体得してもらうとともに、アイデア尊重意識の醸成を図るものとなりました。
休憩を挟んで行われた「クイズで学ぼう!IPカルチャー」では、知的財産と日常生活の密接なかかわりや、1枚のCDができるまでにかかわる多くの関係者の苦労や努力を説明するとともに、参加者自身がホンモノ・ニセモノを手に取り、その識別方法や長所・短所を考えることで、IP保護の必要性についての理解増進が達成されたものと思われます。
また、最後に行われた発明偉人伝・紙芝居では、新たな創作に向けてのアドバイスを贈るなど、上記のような多様なプログラムにより、親子で参加した多くの方々から知財の基本的な知識の醸成とクリエイティビティを大切にする意欲を涵養する機会であったとのご評価をいただきました。
- 開催期日・場所
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- 期日:2007年1月13日(土)13:30~16:00
会場:茨城大学水戸キャンパス共通教育棟2号館、協力:茨城大学、茨城県内の各少年少女発明クラブ - 期日:2007年1月27日(土)13:30~15:30
会場:東芝科学館サイエンスホール、協力:小向東芝少年少女発明クラブ
- 期日:2007年1月13日(土)13:30~16:00
- プログラム
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- サイエンスショー
講師:ポピュラーサイエンス研究所代表北沢善一氏 - 工作教室
指導:ポピュラーサイエンス研究所代表北沢善一氏 - クイズで学ぼう!IPカルチャー
講師:コンピュータソフトウェア著作権協会三橋信司、井関裕紀子、日本弁理士会朝日直子、日本レコード協会高山美登里、LVJグループ松尾恵理 - 発明偉人伝・まとめ
講師:発明協会仲村靖・幡野政樹
- サイエンスショー
工作体験「フィルムケースこまを作ってオリジナルデザインを考えよう」で、講師の説明・実演から、オリジナル作品のアイデアを膨らませる参加者
クイズで学ぼう!IPカルチャー
自身も創作物の権利者になりうることを知り、模倣品・海賊版がなぜいけないのかという解説を聞いたり、ホンモノの良いところ、ニセモノの悪いところを実際に見て・触れて違いを実感する参加者
本活動の実施協力機関
- 工作資材協力機関
- 富士フイルム、ポピュラーサイエンス研究所
- 展示品協力機関・企業
- 特許庁、コンピュータソフトウェア著作権協会、全日本文具協会(サクラクレパス、ゼブラ、トンボ鉛筆、プラス、ぺんてる)、日本時計協会(オリエント時計、カシオ計算機、シチズン時計、シチズンシービーエム、セイコー)、日本レコード協会、LVJグループ、サンリオ、ミズノ、日本商品化権協会
- 特別協力
- ビジネス・ソフトウェア・アライアンス
第4プロジェクト
- 幹事
- 発明協会
- 副幹事
- 対日貿易投資交流促進協会、ビジネス・ソフトウェア・アライアンス
- メンバー
- コンピュータソフトウェア著作権協会、コンテンツ海外流通促進機構、日本釣用品工業会、日本弁理士会、日本縫製機械工業会、日本レコード協会、マイクロソフト
- オブザーバー
- LVJグループ、著作権ブラック クイーン ブラック ジャックセンター、日本映像ソフト協会、日本音楽著作権協会