発足式開催
世界的に模倣品や海賊版が横行している問題に対し、企業・団体が横断的に協力して行動する「国際知的財産保護フォーラム」が2002年4月16日に発足しました。ホテルオークラで開かれた発足式には、59団体と82社のメンバーから167人が参加し、フォーラムの座長には松下電器産業の森下洋一会長が、副座長には発明協会の吉田文毅副会長・理事長が、それぞれ選任され、事務局には発明協会を選出しました。
このフォーラムは産業界内の連携にとどまらず、政府とも連携して、官民挙げてこの問題の解決に取り組むことを目指すものですが、発足式には大島慶久経済産業副大臣が挨拶されたのをはじめとして、経済産業省から及川特許庁長官、平井同総務部長、桑田大臣官房審議官、豊田製造産業局次長が、さらに、警察庁からは堀内長官官房審議官、外務省からは伊原経済局国際機関第一課長、財務省からは藤原大臣官房審議官、文部科学省からは丸山文化庁長官官房審議官が出席されました。吉田副会長・理事長より行われたフォーラム設立の建議では、模倣品や海賊版の製造・流通・消費はグローバルに展開していること、それに対しては国の内外を問わず関係者が連携して国・地域別の状況を見据えた木目細かい対応を行っていく必要があること、また問題を最終的に解決するためにはIPカルチャーの国際的・包括的な普及啓蒙を行っていく必要があることが強調されました。
発足式では、フォーラムの活動方針を審議するための企画委員会の設置が決定され、メンバーとして12団体・企業を選出しました。
資料
国際知的財産保護フォーラム発足式議事次第
- 日時:2002年4月16日(火)14:00-15:00
- 会場:ホテルオークラ 別館2階 メイプルルーム
- 開会
- 「国際知的財産保護フォーラム」設立建議
- 座長選出
- 座長挨拶
- 副座長選出、事務局決定
- 来賓挨拶
- 「国際知的財産保護フォーラム」の運営要領及び「当面の国際知的財産保護フォーラム」の活動案骨子の説明
企画委員会メンバーの決定 - 閉会
配布資料
資料目録