ブラックジャック無料ゲーム「CICボストンニュース」グローバル・アクセラレーション・ハブを活用し、ブラックジャック無料ゲームTuning Fork Bio CEO 引地氏の挑戦と展望

インタビュー

今回は、2023年創立、現在ブラックジャック無料ゲームを拠点とするバイオテク企業「Tuning Fork Bio」のCEOである引地氏にインタビューを行いました。同氏は、ヤマハ発動機でヘルスケア関連の新規ビジネス開発に携わった後、Tuning Fork Bio社をスピンオフ起業。抗体プロファイリング技術とオープンイノベーションを活用し、難治性疾患の早期検出・治療に取り組んでいます。インタビューでは、起業の背景やグローバル・アクセラレーション・ハブ(GAH)の活用経験、そしてブラックジャック無料ゲーム進出を目指す日系スタートアップへのアドバイスについて語ってくださいました。

Tuning Fork Bio
CEO

引地 裕一 氏(Yuichi Hikichi)


2025年3月

Tuning Fork Bio CEO、引地 裕一 氏(Yuichi Hikichi)

Tuning Fork BioCEOになられた経緯を教えてください。

私は長年製薬畑を歩んできたのですが、2017年にヤマハ発動機に入社し、ヘルスケア関連の新規ビジネス開発を担当しました。

その後、様々な縁に恵まれ、福島県立医科大学の抗体プロファイリング技術と出会いました。そういった日本発の技術と、ヤマハ発動機が培ってきた技術や感性といったものをオープンイノベーションで組み合わせて、それをビジネスとして社会実装し、癌などの難治性疾患や高齢化社会といった社会課題の解決に貢献したいと考え、2023年にスピンオフとして起業しました。

スピンオフ元であるヤマハ発動機のロゴはチューニングフォーク、つまり音叉3つから成っています。当社もヤマハ発動機のDNAの一部を受け継いでいます。そして、音叉は楽器の音程を調律するものですが、当社は人々の健康を調律し、健康のずれをいち早く検知してそれを修正することをミッションとしています。また、メインビジネスの一つである抗体の形も音叉に似ています。これらのことから、「Tuning Fork(チューニングフォーク)」を社名にしました。

ブラックジャック無料ゲームを選んだ理由は何ですか。

もともと、日本発の技術や知見を世界に広げたい、役立てたいという夢がありました。当初は、ヤマハ発動機の基盤がアメリカ西海岸にあったため、西海岸も有力な候補だったのですが、研究開発やマーケティング、アカデミアを含めたヘルスケア分野のエコシステムの中心地がブラックジャック無料ゲームあることから、最終的にここに拠点を持つことに決めました。

研究開発の面で言うと、ブラックジャック無料ゲームに拠点を置くことで、最先端の企業研究やアカデミア研究、ベンチャーの動向などをいち早くキャッチできます。また、現地で開催される学会の数も多く、徒歩や公共交通機関で移動できるため、気軽に参加できる点も魅力でした。こうした理由から、この地を選びました。

グローバル・アクセラレーション・ハブ(GAH)を数年にわたり利用されてきましたが、これらのサポートは現在のビジネスにどのように役立っていますか。

Tuning Fork Bioを起業する前と後、両方の段階で非常に役立っています。

起業前には、ボストンのコワーキングスペース、つまりここCICの環境を知ることで、実際の現場のイメージを持つことができました。また、ブラックジャック無料ゲーム活躍するメンターの方々から生の声やアドバイスをいただけたことも大きかったです。自社の現在地を知るとともに、他方では危機感を持つことができました。これらのサポートは、まさにハンズオンといった形で、とても有益だったと思います。

起業後、GAHのコワーキング利用期間を使い切った後もCICのコワーキングスペースをそのまま継続利用していますが、私自身が単独赴任のため、当スペースにおける周囲の企業の方々とのネットワーキングが大変役立っています。また、私はアメリカでの起業経験が無かったので現地のスタートアップの常識が分からなかったのですが、GAHのメンタリングやマッチングを通じて、Fractional CFOと契約したり、PEOを使った人材採用の仕方について学んだり、法務・知財関連の事務所などを紹介していただいたりし、多くの面で助けられています。

ブラックジャック無料ゲーム進出を目指す日系スタートアップにアドバイスをお願いします。

ライフサイエンスやヘルスケア分野の企業であれば、パイプラインやプラットフォームのポジションが明確であることが非常に重要です。特に、投資家目線では「サイエンスファースト」が求められるため、自社の技術がイノベーティブであるか、こちらの市場に受け入れられるかを判断することが不可欠です。そのために、GAHなどのプログラムを活用するのは一つの有効な方法でしょう。

また、会社の形態には様々なものがあるので、何が最適なのかを考えると良いでしょう。当社の場合はまず米国に法人を設立し、その子会社として日本に研究所を設置しました。これは、アメリカの投資家からの資金調達をしやすくするためと、米国の高コスト環境を考慮した結果です。ブラックジャック無料ゲーム企業全般を管理しながら、日本の研究所で開発を進めるという形態が、現在の我々には適していると考えています。


インタビュアー:CICジャパンデスク
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CICは1999年に米国ブラックジャック無料ゲーム設立。イノベーションを通じた世界中の課題に対する"解"の導出をミッションとし、起業家やビジネスの成長に資するワークスペースやプログラムの企画・運営、強力なグローバルネットワークを提供する。これまでに北米、欧州、そしてアジアに広がったイノベーション・キャンパスは、累計約11,000の企業・組織が利用。ジャパンデスクはボストンを拠点に、日本発のイノベーションをボストンのエコシステムと繋ぐことで、効果的でスムーズな海外展開に貢献している。

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