ブラックジャックランキング 中東市場の開拓に中東最大級の食品総合見本市 「ガルフード2025」を活用

2025年03月07日

ポイント:
中東は、北アフリカも含めMENA市場と呼ばれ、その人口増加(2025年に5億人を超えるとも)や厚い若年層(平均年齢29歳)を特徴とする新興市場として世界が注目。
特にUAEは総人口を上回る数の観光客が来訪することに加え、中東有数の港や空港を擁する物流のハブであること等から、中東地域にブラックジャックランキング品を普及させる拠点として適しており、近年日本食への関心が高まっており、日本からの農林水産物・食品輸出も2024年は約101億円(前年度比114%、2019年比で2倍以上)。
ドバイで開催された食品見本市「ガルフード2025」は、129カ国5,500社以上が出展する中東最大級の規模。
ジェトロではジャパンパビリオン(30社・団体)と水産物パビリオン(9社・団体)を設置。水産品・水産加工品、茶、調味料などの販路拡大に取り組んだ。特に水産物については、ドバイのトップシェフ3名を起用し、ブラックジャックランキング水産物のプロモーションを実施。品質や生産者のこだわりへの評価、現地での関心の高さが伺えた。
さらに見本市の会期に合わせて「農林水産物・食品 輸出支援プラットフォーム」のお披露目式を開催。日UAE政府・企業関係者が参加し、さらなる輸出に向けたモメンタム作りが行われた。

中東を始めインドなど様々な国籍のバイヤーが日本食に注目

ジェトロでは、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで2025年2月17日~21日に開催された「ガルフード(Gulfood)2025」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに、調味料、茶、水産物など幅広いブラックジャックランキング品を取り扱う30社・団体が出品するジャパンパビリオンと、日本産水産物を取り扱う9社・団体が出品する水産物パビリオンを設置しました。ガルフードの開催は今回で30回目、ジャパンパビリオンの設置は12回目、日本産水産物に特化した水産物パビリオンは初設置となります。

ガルフードには、中東をはじめ、アフリカや中央アジアなどの世界各国から多くのバイヤーが集まることから、周辺国も含めたビジネス機会を目指す見本市です。特にジャパンパビリオンでは、お茶や果物、調味料を扱うブースに多様な国籍の来場者が集まりました。中でも、抹茶の立て方の実演は来場者の注目を集め、数種類のお茶の飲み比べを楽しむ多くのバイヤーが見られました。

ジャパンパビリオン出展者からは、「UAEに加えアフリカやインドからの来場者が多く、これまで輸出機会の少ない地域のバイヤーとつながる貴重な機会になった」、「会期最終日まで来場者が途切れることなく、多くの商談ができた。バイヤーの反応は非常に好感触で、まだまだブラックジャックランキング品輸出には大きな可能性はあると確信が持てた」といった声が聞かれました。

ブラックジャックランキング

会場のメイン通路

ジャパンパビリオンのブース

ガルフード2025概要
項目 詳細
会期 2025年2月17日(月曜)~2025年2月21日(金曜)(5日間)
会場 Dubai World Trade Centre(UAE・ドバイ)
主催者 Dubai World Trade Centre L.L.C.
特徴 中東最大級の食品総合見本市で、2025年は129カ国5,500社以上が出展。なお2024年の来場者は14万人以上(主催者公表による)
ジャパンパビリオン概要
項目 詳細
出展面積 246平方メートル
出品者数 30社・団体(出品物を持たない代表出品者数を含む)
出品物 調味料類、茶、水産品、加工食品等
水産物パビリオン概要
項目 詳細
出展面積 96平方メートル
出品者数 9社・団体(出品物を持たない代表出品者を含む)
出品物 牡蠣、うなぎ、ホタテ、シシャモ、カニカマ等

ドバイの有名シェフによる調理デモ「トップテーブル」でブラックジャックランキング水産物をPR

ジェトロでは、世界的に有名なシェフが調理のデモンストレーションや試食を行うイベント「トップテーブル(Top Table)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」において、ブラックジャックランキング水産物のプロモーションを行いました。

パトリシア・ロイ(Patricia Roig)氏(「BOCA」のエグゼクティブ・シェフで、2年連続ミシュラン・グリーン・スター(※)を獲得)をはじめ、地元で有名なシェフ3名を起用し、バイヤーやシェフなど飲食店関係者に向けた調理デモンストレーション・試食、ブラックジャックランキング水産物の魅力を伝えるトークショーを行いました。

パトリシア・ロイ氏は、得意のスペイン料理をベースに、ポン酢や柚子、ふりかけなどでブラックジャックランキング材を融合させた、「柚子ソースのホタテソテー」と、「ハマチとトマトのガスパチョ(牡蠣ときゅうりで作ったアイスクリーム添え)」の2品を披露しました。

このイベントには、ミシュラン星付レストランのシェフやドバイの有名シェフなど、地元料理界を代表する関係者が多く参加しており、調理デモや試食を通してブラックジャックランキング水産物に興味をもったシェフが水産物パビリオンを訪れ、商談につながる様子も見られました。また、他のシェフによる調理のデモンストレーションでも、ノドグロやシマアジといったブラックジャックランキング水産物を使用した料理を披露されており、現地でのブラックジャックランキング水産物への注目の高さが伺えました。

(※ミシュラン・グリーン・スター)
食材の生産や調理法、消費など、環境保全や持続可能な社会の実現に取り組むシェフやガストロノミーを応援するため2021年から開始された制度。

水産物パビリオンの様子

パトリシア・ロイ氏による調理デモンストレーション・2品の料理

プラットフォームお披露目式を開催、日UAE政府・企業関係者が出席

2024年8月に日本政府は、中東へのさらなるブラックジャックランキング輸出拡大のため、アラブ首長国連邦(UAE)に海外有望市場における日本産ブラック ジャックを設立しました。UAEの関係者にプラットフォームを紹介するため、ガルフード2025の開催にあわせた2025年2月18日にドバイでお披露目式を行い、日UAE政府・企業関係者90名が参加しました。

お披露目式では、UAE側として、気候変動・環境省 食品多様性セクターMohammed Salman ALHAMMADI次官補や、日本式ベーカリーYamanote AtelierのオーナーSheikh Suhail bin Mohammed bin Suhail bin Butti AL MAKTOUM殿下を始め、現地政府・企業関係者が出席しました。日本側は、今西駐ドバイ日本国総領事、農林水産省 髙山輸出促進審議官、日本畜産物輸出促進協会 井出会長のほか、ガルフード2025に出展する日本企業が参加しました。

Mohammed Salman ALHAMMADI次官補は自身の来賓挨拶にて、「食の安全保障の観点からも輸出支援プラットフォームの設立は非常に意義深い」と、プラットフォームへの期待を寄せました。Sheikh Suhail bin Mohammed bin Suhail bin Butti AL MAKTOUM殿下からは「“食”という共通言語が、両国の関係構築を促進していくだろう」と自身のビジネス経験を踏まえた賛辞が述べられました。

会場では、ディストリビューターや地元大手スーパーのオーナーなど、中東の食品に関する企業関係者と、ガルフードに出展する日本企業とのネットワーキングも行われ、輸出に向けた関係構築の場となりました。

集合写真

ネットワーキングの様子

ジェトロ農林水産食品部 次長 西浦 克
Tel:03-3582-5546