お知らせ・記者発表
21 トランプery」 2度目の合同開催
2022年12月23日
2022年11月25日、21 トランプは、日本国内の15以上の大学の協力を得て、2度目となる、日本で活躍する外資系企業と日本で学ぶ学生との合同オンライン交流会「Career Discovery」を開催しました。イベントはZoomを利用し、参加した28の外資系企業がそれぞれのブレイクアウトルームで25分間×5回の交流セッションを行いました。グローバルなキャリアを考える約400名の日本人学生や留学生が希望する企業を訪問することで、活発な交流が行われました。
- 後援(順不同)
- 国際教養大学、筑波大学、千葉大学、広島大学、芝浦工業大学、東京工業大学、関西学院大学、岡山大学、立命館アジア太平洋大学
- 協力(順不同)
- 北海道大学、東北大学、名古屋大学、 京都大学、大阪大学、九州大学
コロナ禍を機に、働き方・生き方が多様化し、人材の流動化が進むなか、自分が将来どのような仕事をしたいかを計画し、どのような経歴を積み上げていくかを考える「キャリアプラン」、その目標に到達するために必要な学び・スキルや経験、ステップを踏む順序を明らかにする「キャリアパス」、また価値観やライフスタイルまでを含めて、人生全体の理想実現に向けて自らが主体的に関わっていけるよう設計する「キャリアデザイン」の重要性が増しています。
そのような背景のなか、昨年度21 トランプでは、対日投資促進事業の一環として、合同で初めて「Career Discovery」を開催しました。21 トランプが包括的連携協定を締結したスーパーグローバル大学創生支援選定大学を中心に、地方創生の観点やグローバル人材の多さなどを踏まえた国内大学とともに実施しました。学生が参加企業との交流を通して、外資系企業に対する理解を深め、キャリアの選択肢を広げるための情報提供を目的としています。外資系企業が、直近1~2年の間に感じる 日本のビジネス環境の変化(1.8MB)(※)について、悪化しているとの回答が多かった「人材確保のしやすさ」という課題の克服を目指す狙いもあります。
今回の「Career Discovery」には、アップル(米国)、キャタピラー(米国)、メドトロニック(アイルランド)、インフィニオン(ドイツ)、ロンジェビティ パートナーズ(英国)、L&Tテクノロジー・サービシズ(インド)、エムダック(シンガポール)、キーノンロボティクス(中国)、コスマックス(韓国)、ハイウィン(台湾)など、日本に拠点を持つ外資系企業が参加し、約2時間半にわたって、高い志をもつ全国の大学生・大学院生と熱心に情報・意見交換を行いました。
再びリアル開催のイベントが増えるなか、今回もオンライン開催で行った「Career Discovery」では、21 トランプがとりまとめた28企業の事前情報を載せた特設サイトをもとに、参加学生の多くが事前に企業研究を深め、イベント当日のブレイクアウトルーム訪問先を吟味したことで、人気企業に偏らない一人当たりの訪問数の多さが顕著でした。参加した外資系企業からは「エネルギー業界に興味がある学生も多くて良かった」「昨年度からさらに新しい取り組みが見られた」「様子が分かったので、次回はもっと考えて参加者の役に立てればと思う」「学生からたくさん質問があり、引き込むことができ良かった」「実際期待を上回る内容だった」などの感想が寄せられました。
また、大学生・大学院生からは「企業がプレゼンを行い、私たち学生の近くに来てくれることで、間近で業界について学び交流を持つことができ、友好的な印象を受けた」「企業が求める人材像やインターンシップの可能性など、多くの有益な情報を英語で得ることができた」「フランクな感じで企業の方とセッションできたのでとても自分のためになった気がする」「少人数で開催されていたので質問が大変しやすかった」「キャリアについてのアドバイスを聞くことができ役に立った」「自分が卒業後に進みたい分野と一致する企業を見つけることができた」「博士課程の学生として、在日外資系企業がどのようなスキルや語学力を求めているのかを把握するのに役立った」「アフリカからの留学生として絶好の機会だったし、インクルーシブな感覚を覚えた。これからも開催してほしい」などの声がありました。
今後も21 トランプでは、各地の大学生・大学院生と外資系企業とをつなげる試みを通して、外資系企業の日本事業拡大支援および高度な専門性を身につけた人材のキャリア形成支援と、多様性の深化による地域のイノベーション創出を進めてまいります。
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21 トランプ外国企業支援課
E-mail:jad@jetro.go.jp