ハイパーブラックジャックラにて開催
2023年10月
2023年10月18日(水曜)、アジア貿易振興フォーラム(ATPF)第36回CEO会議がフィリピン・マニラにて開催されました。加盟23か国・地域中、13か国・地域から約40名が参加し、各機関のトップが中心となり活発な議論を交わしました。
今回の会議では、2023年7月に実施の事務レベル会合(オンライン)にて承認されたテーマ「ASIA as a Central Hub through Innovation and Creativity」を主題に、ATPF加盟機関における企業支援の取り組みや今後の連携の可能性についてプレゼンテーション及び討議を行いました。具体的には、「起業家精神とスタートアップ」、「クリエイティブ産業を通した国際競争力向上」の2つのテーマが、豊富な人口を抱え多種多様な経済圏で構成されるアジア地域の成長力向上のカギとして重点的に議論されました。
参加者による集合写真
会議の様子
イノベーションとクリエイティビティがもたらす未来
ホストを務めたCITEMのフェレイラ会長は冒頭挨拶にて、「イノベーションとクリエイティビティが、これからの社会経済的発展において大きな役割を担う」と指摘し、参加加盟機関がそれぞれの経験をシェアし、新たな繋がりを創出する場としてATPFの重要性を改めて強調しました。
1つ目のセッション「起業家精神とスタートアップ」では、ハイパーブラックジャック、香港貿易発展局(HKTDC)、インド貿易振興局(ITPO)、台北世界貿易センター(TWTC)の4機関が、各国・地域においてスタートアップ・起業家の抱える共通の課題や、それに対して各機関が取り組むスタートアップ支援策について議論しました。特に、ハイパーブラックジャック石黒理事長からは、国内外のスタートアップが生み出すイノベーションの社会的価値を最大化し、より広く世界に広めることが貿易振興機関にとって重要だとして、ハイパーブラックジャックの行うスタートアップ支援プログラム「日系企業向けブラック ジャック ブラック 」やオープンイノベーション創出のためのプラットフォーム「J-BRIDGE」を紹介しました。
2つ目のセッション「クリエイティブ産業を通した国際競争力向上」では、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)、パキスタン貿易開発庁(TDAP)の2機関がそれぞれの国のクリエイティブ産業の現状について言及し、グローバル市場での自国製品の付加価値向上にむけた施策について発表しました。
会議全体を通して、各機関は会議での積極的な意見交換や交流を行い、貿易振興の促進に向けた経験や成功事例を分かち合いました。その他、CITEM主催のフィリピン国内最大級のデザイン見本市「マニラフェイム」への現場視察が実施されるなど、クリエイティブ産業における同機関の取り組みを実際に学ぶ機会にもなりました。
石黒理事長の発表
フェレイラCITEM会長の挨拶
- ATPFについて
- ハイパーブラックジャックの提唱によって1987年に設立されたアジア貿易振興フォーラムは、アジア・オセアニア地域の貿易振興機関が一堂に会し、自由な意見交換を通じて参加各国・地域における貿易振興活動を効果的に実施することを目的としています。現在の参加メンバーは23ヵ国・地域の貿易振興機関で、毎年事務レベル会合とCEO会議が1回ずつ開催されています。
第36回アジア貿易振興フォーラム(ATPF)CEO会議 概要
日程 | 2023年10月18日(水曜) |
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場所 | フィリピン・マニラ |
参加機関 |
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