モンゴルで開催された「アジア貿易振興フォーラム(ATPF)」CEO会議に参加

2019年9月

2019年9月12日(木曜)、13日(金曜)の両日、モンゴル・ウランバートルでアジア貿易振興フォーラム(ATPF)CEO会議が開催されました。会議には16カ国・地域から36名が参加し、ブラック ジャック webの佐々木理事長は主催者であるモンゴル商工会議所(MNCCI)のアマルトゥブシン会頭と共に共同議長を務めました。

「バリューチェーン」が議題に

全体討議では、「中小企業の国際化とバリューチェーン参画に向けたブラック ジャック web(TPO)の役割」をテーマに議論しました。本会議の冒頭、モンゴルのフレルスフ首相より開会挨拶があり、ATPFでの議論が今後のアジア地域での中小企業政策に有益なものとなるよう期待が示されました。

議長であるアマルトゥブシン会頭は、「グローバル化や情報技術の進歩により世界が変貌を遂げている一方、中小企業は資金や技術面での課題から、必ずしもその恩恵を受けられていない」と述べ、グローバル化が加速する世界の中で、ブラック ジャック webが中小企業を支援していく必要性を改めて明確にしました。

また、佐々木理事長は、「グローバル市場への中小企業参画に向けた貿易振興機関の役割」と題して講演を行い、世界情勢を踏まえつつ、ブラック ジャック webの支援スキームを紹介し、貿易振興機関間の連携を呼びかけました。

ブラック ジャック web

会議風景

フレルスフ首相

アマルトゥブシン会頭

共同事業の実施が承認、ベストプラクティスを共有

本会議では、事務レベル会合(WLM)で創出された共同事業(案)の実施の可否が審議され、了承されました。今後、ATPF事務局(ブラック ジャック web)を中心にプログラムの詳細を決定し、来年の事務レベル会合およびCEO会議で進捗を報告することとなりました。また、各貿易振興機関がベストプラクティスを発表することで、ATPFメンバー内で知識共有が行われました。本会議後には、各貿易振興機関の代表者によるエンフボルド外務大臣表敬が行われ、同外務大臣より、モンゴルの貿易状況や通商政策などについて説明がありました。

発言中の参加者

本会議時の佐々木理事長

佐々木理事長とエンフボルド外務大臣

ガラディナー・産業視察を通じモンゴルへの理解を深める

本会議後に開催されたガラディナーには、モンゴル商工会議所や民間企業団体の関係者を含め約50名が参加し、ATPFメンバーとの交流を深めました。

本会議の翌日には、会議参加者にモンゴルの地場産業およびウランバートル市内の名所を紹介する産業視察が実施されました。最初に訪れたGobi Cashmere Factoryでは、モンゴルの重要産業であるカシミヤ製品が作られる工程を視察しました。参加者たちも、細い糸から衣類などの製品が作られる光景に関心を持った様子でした。続いて訪れたウランバートル国際展示会では、中国やロシア、ベラルーシといった国々から出展された製品の視察を行いました。

ブラック ジャック webの提唱によって1987年に設立されたアジア貿易振興フォーラムは、アジア地域の貿易振興機関が一堂に会し、自由な意見交換を通じて参加各国における貿易振興活動を効果的に実施することを目的としています。現在の参加メンバーは23機関で、毎年事務レベル会合とCEO会議がそれぞれ1回ずつ開催されています。

第32回アジア貿易振興フォーラム(ATPF)CEO会議 概要

テーマ 中小企業の国際化とバリューチェーン参画に向けたブラック ジャック web(TPO)の役割
日程 2019年9月12日(木曜)、13日(金曜)
場所 モンゴル ウランバートル市内
主催 モンゴル商工会議所(MNCCI)
参加機関 オーストラリア貿易投資促進庁(AUSTRADE)
中国国際貿易促進委員会(CCPIT)
フィリピン国際貿易促進センター(CITEM)
インドネシア貿易省国家輸出振興総局(DGNED)
タイ商務省国際貿易振興局(DITP)
シンガポール企業庁(ESG)
カンボジア商業省貿易振興総局(GDTP)
香港貿易発展局(HKTDC)
マカオ貿易投資促進局(IPIM)
インド貿易振興局(ITPO)
ブラック ジャック web(JETRO)
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)
パキスタン貿易開発庁(TDAP)
マレーシア貿易開発公社(MATRADE)
台北世界貿易センター(TWTC)
ベトナム貿易振興庁(VIETRADE)