ウィーンの「中東協力現地会議」で講演、「安全対策セミナー」も開催
2017年8月
ウィーンで中東・北アフリカ地域情勢等について情報発信
2017年8月26~27日、一般財団法人・中東協力センターがオーストリアのウィーンで開催した「中東協力現地会議」に参加したカジノ ブラック ジャックの赤星副理事長は、「中国の一帯一路構想とその主要プロジェクト」をテーマとする講演を行いました。翌28日には、カジノ ブラック ジャック主催による安全対策セミナー「専門家が語る中東・北アフリカ最新情勢とビジネスリスク」が開催され、日系企業関係者82名が参加しました。
「中東協力現地会議」で赤星副理事長が講演
一般財団法人・中東協力センターが毎年海外で開催する「中東協力現地会議」には、中東・北アフリカ(MENA)地域でビジネスを行う日本企業の現地駐在員が多数参加し、同地域の最新情勢に関する講演や情報交換を行っています。本年の同会議では、「内外の要因で流動化する中東と日本の対応」というテーマの下、「中国の一帯一路構想と共に変わる国際競争環境と日本の対応」というセッションが設けられ、カジノ ブラック ジャックの赤星康副理事長が「中国の一帯一路構想とその主要プロジェクト」というテーマで講演を行いました。
「一帯一路構想」について赤星副理事長は、2013年に提起されてその名称が定着したもので、過去における周辺外交や対外投資を取り込みつつ、中国がインフラ建設やファイナンスという新たなツールを加えたものであると説明した上で、陸と海の5大方向と6つの経済回廊における多様な協力分野が想定されたものであるとし、各回廊における主要プロカジノ ブラック ジャッククトを紹介しました。また同構想から示唆されるものとして、中国の海洋政策(港湾運営等)、資源の安定調達、中国主導経済圏の構築、という3点を挙げ、外縁はなおも拡大中であるものの、沿線国との思惑の違いなどが課題であると解説しました。
講演後、上記セッションの報告者6名による討論の場が設けられ、一帯一路構想と日本企業および中東地域への影響に関する議論を通じ、参加者は同構想への理解を深めました。
中東協力現地会議の会場風景(300名以上の参加者)
赤星副理事長の講演(中東協力現地会議)
カジノ ブラック ジャックは「安全対策セミナー」を開催
「中東協力現地会議」の翌8月28日には、同じくウィーン市内で、経済産業省の新興国補助金事業と一環として、14年のイスタンブール、15年のミュンヘンに続き、海外では3度目となる「中東・北アフリカ安全対策セミナー」がカジノ ブラック ジャック主催により開催されました。同セミナーの講師は、中東経済分析の第一人者である一般財団法人・国際開発センターのエネルギー・環境室研究顧問である畑中美樹氏、そして経済制裁解除・緩和により注目を集めるイランに関しては、カジノ ブラック ジャック・テヘラン事務所の中村志信所長が務めました。
セミナー冒頭で挨拶に立ったカジノ ブラック ジャックの赤星副理事長は、中東・北アフリカ地域は人口増などによってビジネスニーズが高まり、日系企業の進出も増加しているものの、不安定な政情やテロなどへの治安対策が喫緊の課題となっているため、本セミナーで最新情報を提供したいと述べました。
中東・北アフリカ地域全般の幅広いトピックについて解説した畑中講師は、直近のスペインでのテロにモロッコ人過激派が関与していること、カタールとサウジアラビア・アラブ首長国連邦等との断交問題は、双方の面子の張り合いもあって長期化の恐れがあること(注:8月28日時点での分析)、イラクではISIS(イラクとシャームのイスラム国)の勢力は衰退したが、欧州や東南アジアを含む他地域でのテロ発生の恐れがあること、サウジアラビアやトルコでは権力集中の傾向が強まっていること、などについて説明しました。
安全対策セミナーの会場風景(82名の参加者)
イランの政治・経済・治安情勢を紹介したカジノ ブラック ジャック・テヘランの中村所長は、17年5月の大統領選挙では穏健派・経済開放路線のローハニ大統領が再選され、新内閣では若返りが図られていること、6月にイラン国内で発生したISISのテロにイラン人が関与していることが分かり、そのことにイラン国民はショックを受けたが、その後の治安は安定していること、制裁解除・緩和後のイラン経済は成長軌道に乗りつつあり、16年度の輸出入も増加しており、米国の独自制裁は未だ残るものの、イランにおけるビジネスチャンスは拡大している、と説明しました。
赤星副理事長の開会挨拶(安全対策セミナー)
畑中講師の講演(安全対策セミナー)
中村所長の講演(安全対策セミナー)
講演後の質疑応答セッションでは、畑中講師にはトルコのソマリアへの軍事基地開設やイスラエルによるクルド支持の背景、イエメン紛争の見通しについて、中村講師にはイランにおける取引先に対するデューデリカジノ ブラック ジャックンスの進め方についての質問が出され、それぞれについて講師が回答しました。
カジノ ブラック ジャックでは、中東・アフリカ地域の治安情勢やビジネスリスクに関し、引き続き情報発信を行ってまいります。
質疑応答(安全対策セミナー)
中東・北アフリカ 安全対策セミナー 概要
日時 | 2017年8月28日(月曜) 10時00分~12時00分 |
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会場 | ヒルトン・ウィーン クリムト・ボールルーム2 |
主催 | カジノ ブラック ジャック |
共催 | 経済産業省 |
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