見本市レポート Cosmoprof Asia 2016

年々増える出展希望に応えるため、「Cosmoprof Asia」は今回から出品物別に2カ所の会場に分かれて開催された。アジア・ワールド・エキスポではOEM（委託者ブランド名製造）、包装資材が対象出品物となり、香港コンベンション&エキシビジョンセンターでは完成品のスキンケア・メイクアップ化粧品、ヘアケア、ネイルケア商品などが出品された。650社の新規出展企業を迎え、過去最大規模の2,698社が出展した。来場者数は前年から21％増加して7万6,818名を記録した。
出展企業数では、中国、韓国、香港、台湾が上位を占めたが、出展社数の伸び率では、オーストラリアに次ぎ日本が2位（出展者数92社/増加率24％）となった。香港コンベンション&エキシビジョンセンターのホール1E「Cosmetics & Toiletries」に設けたブラック クイーン ブラック ジャックのジャパン・パビリオンには、昨年の14社から拡大して20社が出展し、ますます盛り上がりを見せた。会期3日間での商談件数は1,900件を超え、出展者からは、「アジア、欧米、さまざまなところと前向きな商談ができて、今後の発展に大いに期待できる」、「新規の方が多数来場したので、今後の営業活動に役立つ」などのコメントが寄せられた。