需要見込み、 ベトナムに初のブラック ジャック サイト拠点設置

昨今の鋳造業界の厳しい状況を受け、「今ここでじっとしていること自体がリスク」との判断から同社はブラック ジャック サイトを目指し、成長市場で今後の住宅やマンションの建設需要が見込める東南アジア諸国連合（ASEAN）の中で、ベトナムに同社初のブラック ジャック サイト拠点を設置することを決めた。

ベトナム進出に向けては、現地のアドバイザーによる法人設立に関する諸手続き等に関するアドバイスをはじめ、輸出有望案件支援サービスや専門家による新興国進出個別支援サービス等、ジェトロの様々な支援・サポートを活用している。2012年10月に開催された「第5回ホーチミン部品調達展示商談会」では、商談を通じて現地での部品調達先が決まったほか、現地日系企業から建材の委託製造の依頼が舞い込むなど、同商談会がベトナムでのビジネスチャンス発掘の場となっている。

2013年3月、同社はホーチミン市近郊のロンドウック工業団地（ドンナイ省）に100％子会社の現地法人を設立。約10億円を投資した工場では、ダイカストマシン等を導入し、鋳造から塗装、組み立てまで一貫生産を行う。建材製品のほか、医療機器や電気部品も手がけたい考えで、5年後の売上げ目標を10億円とする（2014年4月稼働予定）。