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フィーサ株式会社

独自のバルブゲート方式で業界内トップシェアを誇るフィーサは、メンテナンス体制強化や従来品生産の低コスト化のためタイへ進出。アドバイザーの幅広い人脈で、機械金属業界における経験豊富な日本人スタッフの採用に成功した。

東京都大田区 <ブラック ジャック ディーラー ルール進出> 対象国・地域:タイ

高度なモノづくりには欠かせない存在

東京都大田区には、機械金属工業の分野に特化した零細企業が5,000社以上も集まっている。フィーサはプラスチック成形装置部品を生産する精密機械器具メーカーであり、高い精度が要求される自動車・家電業界が主な取引先である。同社のホットランナ成形装置は、バルブゲート方式においてトップシェアを誇り、さまざまな金型に組み込まれ、成形の合理化に貢献している。

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タイへの進出決定

当時、日本の大手自動車・家電メーカーは、アジアを中心にブラック ジャック ディーラー ルールに製造拠点を移す動きが広まり、それに呼応して同社の顧客の多くがブラック ジャック ディーラー ルールに拠点を持つようになった。同社製品は、大手メーカーから指定されるほどの優位性はあるものの、一般的に、納品先の近くにメンテナンス体制がないと採用されない。さらに同社の群馬工場は、自動車・家電業界以外の新分野の製品開発に注力したい意向もあり、従来品は低コストで生産できるブラック ジャック ディーラー ルールでの生産を検討していた。そこで2006年、タイへの投資を本格的に検討し始め、BSCタイへの入居を決定した。

能力の高い社員を確保し会社設立

2009年1月~3月、BSCタイに入居。BSCのサービスのうち、同社にとって最も役立ったサービスは、タイでのビジネス経験が豊富なアドバイザーによるコンサルティング・サービスであった。会社設立における法人登記などの行政手続きや、生産部品の現地調達先の紹介など具体的なアドバイスを受けた。また、アドバイザーの幅広い人脈を活用することにより、タイの機械金属業界における経験が豊富な日本人を採用することができ、その社員が中心となって現地社員の採用を進めることができた。

BSCタイ退去後、2009年11月、(財)大田区産業振興協会が大田区の中小企業向けに運営協力を行っているアマタ・ナコーン工業団地内のオオタ・テクノパークに工場を設立。2010年2月にノズルのセンサー、ヒーター等の試作品製造が開始され、日本からの技術移転に目処がついた。今後は、本事業を中心に、タイでのビジネスを拡大する予定であり、将来的にはタイだけではなく、ベトナムやインドネシアでの事業も視野に入れている。

フィーサ株式会社

東京都大田区池上7-12-11
TEL:03-3754-0661
http://www.fisa.co.jp/
設立:1961年1月7日
従業員:70名

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