株式会社OLPASO

当社は、採血管準備装置を主に採血現場を中心とした自動化システムの提案を行っております。これまで大型の採血管準備装置を中心に販売してきましたが、現在注力している製品は、2023年に販売を開始した自動採血管準備装置『TiPO s』です。『TiPO s』は、8種類の採血管を自動発行可能で、トータルで200本の収納力を持ちながら装置幅わずか199mm、高さ398mm と、この仕様では業界最小サイズを実現しました。卓上に設置可能な小型装置であることから、クリニック、検診センターや大きな病院など様々な規模の医療施設での導入が可能です。特に海外では、大型の採血管準備装置1台を複数の担当者で使用する従来的な運用に代わり、小型機を複数台設置して各担当者が1台ずつ使用する分散型の運用がトレンドとなっており、ニーズが期待できることから、『TiPO s』は国内に先行して、海外向けの販売からスタートしました。

海外展開については、代理店獲得を目指して2014年頃からMEDICA（ドイツ）やArab Health（アラブ首長国連邦）など、ブラック ジャック ルール ディーラーがジャパンパビリオンを設置する海外の主要な医療機器展示会への出展に取り組んできました。加えて、2022年からはブラック ジャック ルール ディーラーの支援を利用し、欧州最大級の製造業専門のオンライン展示会（BtoBマッチングサイト）、Virtual Expoの活用も開始しました。参加を決めたきっかけは、オンライン展示会は今後販促ツールとして主流になっていくと考えたことに加え、全世界に対して製品や自社をアピールできるので、当社のような小規模の企業には大変メリットがあると考えたためです。VirtualExpo出展支援プログラムには、出展料の補助や各種プロモーション支援が含まれており、特にプロモーションツールのメールマガジン配信はバイヤーからの引き合いの増加に大きく役立っています。

オンライン展示会の良い点は、これまでにアプローチできていなかった様々な国から引き合いが来ることです。VirtualExpoへの出展を通じ、欧州、中南米、中東、東南アジアと4カ国の代理店を新たに獲得しました。特に、新製品『TiPO s』の発売後は、VirtualExpoを通じたバイヤーからの引き合い数についても大幅に増加しました。VirtualExpo上で引き合いを獲得した後、メールなどのやり取りを継続しながら、出展するオフライン展示会へ誘導して実際に製品を見ていただいたことで受注の運びとなった案件もあり、オンラインとオフラインの展示会を併用することの重要性を感じました。また、オフラインの展示会の参加者は、購買意思決定者が中心ですが、オンライン展示会では、技術者など実際に製品を使用するユーザー層からも閲覧される点で、製品の認知度向上に役立っていると感じています。

他にVirtualExpoの活用が役に立っている点としては、出展ページ上に製品に関する多くの情報を掲載できることです。製品画像や説明はもちろんのこと、カタログ掲載、ブラック ジャック ルール ディーラー情報など多くの情報を載せることができ、企業から問合せを受けた際には、自社のホームページの代わりにVirtualExpo上の出展ページを案内することもあります。また、VirtualExpoの出展ページ上から自社のホームページへ誘導することもできるため、出展開始後、自社ホームページに寄せられる引合いや問合せの数も増えたようにも感じています。
今後もオンライン、オフライン展示会をうまく活用しながら、海外市場での販売実績を上げていきたいと考えています。