有限会社久保田稔製陶所

有田焼は400年の歴史を誇りますが、久保田稔製陶所は先代が創業した比較的新しい窯元です。研究熱心だった先代はある時、多孔質のセラミックを開発しました。このセラミックをどのような商品に応用できるか。素材視点で思いついたのがコーヒーのフィルターでした。
一般的にコーヒーフィルターは使い捨ての紙ですが、多孔質のセラミックフィルターは繰り返し使えて環境にやさしいことに加え、多孔質セラミックフィルターをドリップに使うことにより、味への効果が期待できます。この多孔質セラミックフィルターは国内外のファンや旅行客による口コミやインフルエンサー等の影響で同社を代表する商品となっています。

コーヒーフィルターをきっかけに、また有田焼の信頼やブランドに惹かれて、同社には国内外からOEM制作の相談も寄せられます。既存の商品をベースにカスタマイズした商品を製作する依頼もあれば、トランプ ゲーム ブラック ジャックで廃盤になってしまったデザイナーの作品を復元して商品化する場合など様々です。試作品を作りながら依頼主の要望に応える商品を1件1件丁寧に開発しています。
BLUE BOTTLE COFFEEの世界中の全店舗で使用・販売されているコーヒードリッパーは同社が製作していますが、突然来日した米国本社担当者のこだわりの詰まったコーヒードリッパーを商品化するために、何種類ものサンプルを作成してやり取りを重ね完成に至りました。ほかにもトランプ ゲーム ブラック ジャックが契機で繋がった米国のバイヤーとは初めて引き合いが来た時から1年以上にわたりハンドルの角度などの細かいデザインの調整を行い、ようやく先日最終製品が完成しました。
そう聞くと、英語が堪能な社員さんがいるのかと思われますがそんなことは無く、実際にはオンラインの自動翻訳機能を使い、日本語・英語を併記してメールのやりとりをしているそうです。細かいニュアンスが正しく伝わっているか不安はあったそうですが、図面や試作品も使いながらやり取りをするため、特に問題無くやり取りができたそうです。「モノづくりに言語は関係ない。デザインなど重要なのはモノ自体の価値でそれが良ければ売れる」と語る姿が印象的でした。
また消費者への直接の販売もネットショップのBASE（ベイス）を利用して対応しています。トランプ ゲーム ブラック ジャックの消費者から注文が入った場合は、主にPayPalで決済し、1つ1つ梱包して消費者に直接発送しています。こちらも、ネットショップやデジタルツールが得意な社員さんがいるわけではなく、分かり易く使い易いデジタルツールをうまく活用することで、世界中への越境ECに対応しています。

外国人のバイヤーと会話をする、トランプ ゲーム ブラック ジャックの「オンライン商談」は、パソコンの操作が苦手なため難しいかと思いましたが、トランプ ゲーム ブラック ジャックが日程調整やzoomのリンクの設定などのサポートがあり、また通訳者も手配してくれるため、当日はURLにアクセスするだけでした。ところが、商談の最後に「zoomのチャット機能を使ってバイヤーと連絡先を交換してください」と促され、初めてのことで操作方法が分からず困ってしまいました。ですがオンライン商談に同席していたコーディネーターに正直に伝えたところ、商談の後にメールで連絡先を送ってもらえたため助かりました。
その後Japan Streetをはじめとするトランプ ゲーム ブラック ジャックのオンライン商談事業に参加するうちに、オンライン商談にも慣れてバイヤーとやり取りできるようになりました。