東洋ライス株式会社
東洋ライス株式会社は1961年の創業以来、精米機など精米工場で使用する機器全般とコメ関連食品を製造・販売する「コメの総合メーカー」。1991年には、世界で初めて水環境改善を目的に「無洗米」を開発。その後、玄米の優れた栄養面に着目し、独自の精米技術で美味しさと高い栄養価を併せ持つ健康志向の無洗米として「金芽米」と「金芽ロウカット玄米」を開発した。
コメの国内市場が年々縮小傾向を見せる中、海外販路の開拓を目指し、まず米食文化が根付く香港、シンガポール、米国、台湾への輸出・販売に取り組んだ。しかし、厳しい競争から商品価値よりも価格が重視され、成果は伸び悩んだ。 活路を見出したのは2022年1月にデンマークで参加した食イベントでのこと。「金芽米」は栄養素が豊富で健康に良いと現地バイヤーから高評価を得た。さらに、水道代が高い北欧ではコメを研ぐ必要のない”無洗米”は省エネ、環境にやさしい商品として大きな可能性があると考え、新たなバイヤーとの出会いを求め、2022年度「北欧サンプルショールーム事業」に参加した。
ショールームで現地好みの固さに炊いた「金芽米」をおにぎりにしてバイヤーや飲食店関係者に提供したところ、スウェーデンとフィンランドのバイヤー3社との商談につながった。商談から2週間後、スウェーデンのインポーターから3トンの注文を受け、「金芽米」が初めてスウェーデンへ流通することとなった。 今後は、スウェーデンの消費者に「金芽米」の商品価値を知ってもらい認知度を高めるため、現地バイヤーと一緒に販売促進に取り組んでいく。
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- 日本産食品サンプルショールーム事業
東洋ライス株式会社
和歌山県和歌山市
https://www.toyo-rice.jp/
代表取締役 雜賀 慶二
設立年:1961年
事業内容:コメ・コメ加工品製造・販売、総合食品加工機器製造販売、他
2023年1月