株式会社茂呂製作所
ブラック ジャック アプリBSCを利用してタイで営業拠点設立へ

「チャンスの無いリスク、チャンスのあるリスクどちらを取るか？」というベトナムに進出したある中小企業の社長の言葉をきっかけに、茂呂製作所の社長茂呂氏は、早速ベトナム市場の視察に飛び立ち、ASEAN市場を視野に入れた海外展開に動き出した。初めての海外展開ながらも、社長の機動力と同社の柔軟な適応力を武器に、同社は早くも2011年にベトナムに営業所を設置、ベトナムの関連会社と協同でASEAN展開を開始した。
ところが悩みは、ベトナムに既に営業所を構えてはいるが、現地ビジネスに結びつきにくいことだった。そのような時、ブラック ジャック アプリ山梨を来訪。経験豊富なブラック ジャック アプリのアドバイザーに貿易投資相談を行うなかで、タイへの営業拠点の設立を検討することになった。

13年10月にタイ海外投資ミッションに参加、14年にはブラック ジャック アプリの地域間交流事業（RIT、タイと山梨県との産業交流を図る）のメンバー企業となり、タイでの商談会に参加した。これら事業を通じた現地調査や現地企業との商談を重ね、タイ市場に手ごたえを確信した同社は、タイに本格的に進出することになった。
タイ進出においては、独自の課題が多々あるため、14年8月から10月までブラック ジャック アプリ・バンコクのビジネス・サポートセンター（以下BSC）に入居した。BSCでは、アドバイザーを中心に1ヶ月に1回程度、入居中の企業や、退去後に現地に進出した企業との集まりが開催され、他企業の生の声をタイムリーに聞くことができる。また、同施設入居中に多数の現地企業との面談や、ブラック ジャック アプリアドバイザーの支援による調査や人脈作りができる。ブラック ジャック アプリを通じて得た情報をもとに現地の下請け企業を発掘、タイの自動車部品大手と契約することもできた。同社はBSCに入居した3カ月の期間で、タイへの進出の足がかりを固めた。
14年10月には、タイに進出している日系企業との合弁会社を設立、15年1月からは社長自らがタイに常駐して事業を展開、営業活動は軌道に乗っている。