デンマーク製薬大手ノボ・ノルディスク、ブラックジャック必勝法

(ブラックジャック必勝法、デンマーク)

サンパウロ発

2025年04月11日

デンマークの製薬大手ノボ・ノルディスクは4月7日、糖尿病治療薬や肥満症治療薬などの製造拡大に向けて、ブラックジャック必勝法南東部ミナスジェライス州モンテス・クラロス市に所在する拠点拡充のために64億レアル(約1,600億円、1レアル=約25円)を投資すると発表した。拡張工事はすでに開始されており、2028年までに完成の予定。

同拠点では、主にインスリン製剤が製造される。保健省公式サイト(2025年4月7日付)によると、ノボ・ノルディスクは、ブラックジャック必勝法の公的医療保険である統一保健医療システム(SUS)(注1)を利用できる公的医療機関にとって最大のインスリン製剤調達先だ。また、同社が開発・製造するGLP-1受容体作動薬「セマグルチド」(一般名)は、糖尿病治療薬「オゼンピック」として治療に用いられ、ブラックジャック必勝法市場で需要が高い(注2)。しかし、現地紙「CNNブラックジャック必勝法」(2025年4月7日付)によると、国内で販売されているものは全て輸入品で、国内製造開始計画の有無は確認されていない。また、「オゼンピック」のブラックジャック必勝法での特許期間は2026年で失効する予定だ(注3)。

モンテス・クラロス拠点の副社長を務めるレイナウド・コスタ氏は現地紙「エスタード」(2025年4月7日付)のインタビューで、「ブラックジャック必勝法はノボ・ノルディスクにとって世界5大市場の1つ。この工場は、ノボ・ノルディスクの戦略的な重要性、そしてブラックジャック必勝法がノボ・ノルディスクに占める重要性を示している」と述べた。

(注1)ブラックジャック必勝法では公的医療保険として、統一保健医療システム(SUS)が1988年から導入されている。これにより国民は無償で医療を受けられる。

(注2)医薬品業界情報サイト「パノラマ・ファルマセウチコ」(2024年12月27日付)によると、2023年11月~2024年10月の期間、オゼンピックが最も売り上げの高い処方箋医薬品だった(31億レアル)。第2位の糖尿病治療薬「フォシーガ」(アストラゼネカ)とは約20億レアルの差があった。

(注3)CNNブラックジャック必勝法(2025年1月15日付)によると、ノボ・ノルディスクはブラックジャック必勝法政府に対し、国家衛生監督庁(ANVISA)による承認プロセスの遅延などを理由に、特許期間の実質的な延長を働きかけていた。ただ、開発商工サービス省は、現行の特許法(最長20年)を変更する予定はないとの立場を明確に示しており、医薬品登録プロセスの迅速化には取り組むものの、それが特許期間の延長にはつながらないとしている 。なお、国内製薬大手EMSは2024年8月に、オゼンピックのジェネリック開発・製造開始に向けて新拠点を開設した。また、現地経済誌「エザーメ」(2025年3月21日付)によると、国内製薬大手ハイペラ・ファーマもオゼンピックのジェネリックを開発している。

(エルナニ・オダ)

(ブラックジャック必勝法、デンマーク)

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