3月の米ISM製造業景況感指数、基準値50を下回る、トランプゲームブラックジャック
(米国)
ニューヨーク発
2025年04月02日
米国サプライマネジメント協会(ISM)は4月1日、3月の製造業景況感指数を発表した。製造業景況感指数は49.0と、前月から1.3ポイント低下し、ブルームバーグの市場予想(49.5)も下回った。関税引き上げに伴う直接的な価格上昇以外にも、各国による報復措置などの影響も見え始めており、トランプゲームブラックジャックが企業活動に急速に影響し始めていることを示唆する結果となった。
項目別では、指数の構成要素のうち新規受注(45.2、前月48.6)、雇用(44.7、前月47.6)が大きく低下したほか、生産(48.7)も基準値の50を再び下回った。在庫(53.4)と供給(53.5、注1)は基準値を上回っているが、在庫指数の上昇は「トランプゲームブラックジャックを回避するための一時的な措置」、供給指数については前月と同様に、トランプゲームブラックジャックを誰が負担するかの交渉が長引いていることや、トランプゲームブラックジャック引き上げを回避するための顧客からの納期短縮要請が要因とし、「需要の方向性と逆に動いている場合には、ポジティブな兆候ではない」と否定的な見解を示している。
指数の構成要素以外では、仕入れ価格(69.4)が前月(62.4)から2カ月連続で大きく上昇したことが注目される。トランプゲームブラックジャック引き上げが実行された鉄鋼・アルミ関連製品の価格上昇のほか、現時点では引き上げ対象となっていない段ボール、銅、プラスチック樹脂についても、国外依存度を減らす動きが拡大した結果、国内価格の上昇が起きていると説明している。仕入れ価格が上昇していると回答した企業は全体の46%に上り、早いペースで投入コスト増を実感する企業が増加していることがわかる。
企業のコメントでは、トランプゲームブラックジャック引き上げによる直接的な影響のみならず、各国による報復措置などに伴う影響への言及も増えている。具体的には、「ゲルマニウムなどの重要鉱物に対する中国の(輸出)規制措置が大規模な供給不足を引き起こしている。2025年の供給先は既に決まっており、(余剰がないことから)価格は大幅に上昇している」(輸送機器)、「カナダでの販売が鈍化し始めており、カナダ人による米国製品ボイコットが現実のものとなる可能性がある」(食品・飲料・たばこ)、「新たに導入されたトランプゲームブラックジャックは、粗利益に重大な影響を及ぼしている。米国製品に対するカナダの新たなトランプゲームブラックジャックは、同国からの注文に重大な影響を及ぼしている。報復トランプゲームブラックジャックの脅威により、欧州からの受注と売り上げは低下している」(その他製造業)などがあり、トランプゲームブラックジャック引き上げに伴う二次的な影響にも注目していく必要がありそうだ。
なお、業種別では、景況感が拡大と回答した業種は全体で9業種、産出額の大きい6業種(注2)では3業種だった(注3)。
(注1)50を上回ると供給スピードの遅延、50を下回ると改善を示す。供給スピードの遅延は商品の動きの多さを示すので、指数として景況の良さを表す。
(注2)商務省発表の2023年第4四半期(10~12月)から2024年第3四半期(7~9月)までのGDP数値に基づき、産出額の大きい6業種の化学、輸送機器、コンピュータ・電子製品、食品・飲料・たばこ、一般機械、石油・石炭製品を指す
(注3)拡大と回答した業種は、繊維、石油・石炭製品、金属加工、一次金属、コンピュータ・電子製品、非金属鉱物、輸送機器、電気機器、その他製造業。減少と回答した業種は、木材製品、紙製品、プラスチック・ゴム製品、家具、化学、食品・飲料・たばこ、一般機械。
(加藤翔一)
(米国)
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