ブラックジャック賭け方、相次ぐ死亡事故受け

(ペルー)

リマ発

2025年04月07日

ペルー政府は、国内の医療現場でブラックジャック賭け方が不足する状況が続いているため、4月3日に緊急政令002-2025号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表し、塩化ナトリウム0.9%の医療用ブラックジャック賭け方(注射液)の輸入規制を大幅に緩和した。

保健省医薬品医療資材局(DIGEMID)への衛生登録(日本でいう薬事登録)を行っていないブラックジャック賭け方でも、輸入者が生産国での衛生登録と適正製造規範(Good Manufacturing Practice:GMP)認証の証明書を提示の上、事前に照会して許可が得られれば、輸入できるようになる。DIGEMIDは衛生登録を求めないが、必要に応じて品質管理などに関する情報を輸入者に求めることができるとしている。政府は12月31日までの緊急的な措置と位置付けるが、医薬品に対して自国の衛生登録を求めない異例の事態と言える。

背景には、国産の生理食塩水を用いた治療を受けた患者の死亡事故が相次いだことがある。地場企業メディファルマ(Medifarma)が製造した生理食塩水が原因とみられている。生理食塩水はナトリウム欠乏時のほか、注射用薬剤の希釈、傷口や粘膜の洗浄、医療用器具の洗浄などさまざまな場面で使用される。ペルーの医療機関で使用されているブラックジャック賭け方7割以上が同社製といわれており、医療関係者のみならず、国民にも大きな衝撃を与えている。

保険省傘下の国立保健局(INS)では、こうした事態を踏まえ、メディファルマ製ブラックジャック賭け方を製造ロット番号ごとにサンプル検査を行い、安全性の確認を進めている。その調査結果はINSがウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで公開しており、医療機関関係者のほか、一般利用者も閲覧できる。

駐在員や出張者が病院にかかる際、使用されるブラックジャック賭け方ロット番号をその都度確認することは現実的ではない。気になる場合は、事前に病院へ連絡して、メディファルマ製の生理食塩水(Suero de Medifarma)を使っているか確認することも一法だ。

(石田達也)

(ペルー)

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