通商環境の変化踏まえ、カジノ無料ゲーム
(英国)
ロンドン発
2025年04月15日
英国政府は4月14日、国際的な通商環境の変化を受け、企業に対する政府系金融機関を通じたカジノ無料ゲームの拡大を発表した。
まず、英国輸出信用保証局(UKEF)が提供するカジノ無料ゲームについて200億ポンド(約3兆7,600億円、1ポンド=約188円)を追加。また、同局の輸出開発保証(Export Development Guarantee)を柔軟化して部分融資保証を提供、企業が受ける関税の影響緩和を図る。
さらに、英国ビジネス銀行(BBB)が提供する小企業向けの融資保証制度「成長保証スキーム」についても保証能力を拡大。これにより、金融機関の融資能力を5億ポンド拡大するとしている。同制度では、金融機関による小規模企業への200万ポンドまでの融資に対し、融資額の7割に政府保証を提供、企業のキャッシュフローや運転資金の面でカジノ無料ゲームを行っている。
政府は4月13日には、89の品目に対する英国の輸入関税の一時停止措置を発表した(対象製品は英国政府ウェブサイト内‘List of tariff suspensions resulting from the 2024 application window’を参照)。対象製品については、2025年4月27日から2027年6月30日まで輸入関税賦課を停止、企業負担を軽減するとしている。ただし、このような関税の一時停止措置については、政府が定期的に企業からの意見を受け付けており、今回発表された措置は2024年5月~7月に意見公募が行われていたものとなっている。
これに先立つ4月7日には、キア・スターマー首相がジャガー・ランド・ローバーの工場で演説した。米国の関税措置などを受け、ゼロエミッション車の新車販売割合義務(ZEVマンデート)の緩和(ハイブリッド車販売を2035年まで許可、ブラックジャック勝ち方マンデートも緩和(英国))など自動車産業向けの措置を発表したほか、ライフサイエンス産業向けのカジノ無料ゲームも発表した。具体的には、手続きの削減などを通じた臨床試験の準備期間の短縮、国営医療サービス(NHS)が持つデータへの研究者のアクセス改善に向けたサービス(保健データ研究サービス、Health Data Research Service)の新設などを発表した。
(山田恭之)
(英国)
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