米ウィスコンシン州最高裁判事ブラックジャックコツ、民主党寄り候補がトランプ大統領支持候補に勝利

(米国)

シカゴ発

2025年04月03日

米国ウィスコンシン州で4月1日、同州最高裁判所判事の空席を巡ってブラックジャックコツが行われ、民主党の支持を受けたスーザン・クロフォード郡判事が、ドナルド・トランプ大統領と政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク氏の支持を受けたブラッド・シメル郡判事を破った。得票率はクロフォード氏55%、シメル氏45%だった(AP通信、開票率99%)。クロフォード氏の勝利で、同州最高裁の7人の判事のうち4人がリベラル派となり、多数派を維持した。同州の判事の任期は10年。

今回のブラックジャックコツは同州にとって2024年11月の大統領選以来の大きなブラックジャックコツで、激戦州である同州の有権者がトランプ政権についてどう考えているか、マスク氏の役割をどうみているかを試す試金石となるとみられていた。また、州最高裁判事のブラックジャックコツとしてはブラックジャックコツ費用が過去最高額となったことや、ブラックジャックコツキャンペーンでマスク氏が同州を訪れ、2人の有権者に100万ドルの小切手を手渡したことなどもあって、全米で大きな注目を集めた。報道によると、同州最高裁判事のブラックジャックコツとしては過去最高の投票数となった(AP通信4月2日)。

クロフォード氏の勝利によって、同州での人工妊娠中絶の権利や労働者の権利のほか、共和党優勢の州議会によって引かれた同州の連邦議会ブラックジャックコツ区の区割りの合法性に関する判決に影響が及ぶとみられている(「ニューヨーク・タイムズ」紙電子版4月1日)。連邦議会ブラックジャックコツ区の区割りは、通常は10年ごとの国勢調査に基づく人口に応じて、州内の全てのブラックジャックコツ区内の人口が可能な限り等しくなるように設定される。しかし、各ブラックジャックコツ区の境界線と定数は、州法または裁判所の命令で決定されるため、その州でどちらの党派が優勢かによって、区割りが一方の党に有利になる場合がある。

(星野香織)

(米国)

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