ジェトロ、ブラックジャックゲームルール

(米国、日本)

ロサンゼルス発

2025年04月08日

ジェトロは宮城県内の企業の米国進出をサポートするため、25日~327日に、日本国内や米国で、さまざまな活動を行った。

米国の日系スーパーマーケット、ミツワマーケットプレイスのカリフォルニア州コスタメサ店などで3717日、宮城県産の食品を紹介する「宮城フェア」を開催した。カニ缶や銀ダラ西京漬け、塩サバ、笹かまぼこなどの水産加工品に加え、玄米や菓子類など27社の86商品を販売した。

写真 宮城フェアの様子(ブラックジャックゲームルール撮影)

宮城フェアの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは25日に、米国の食品情勢に関する事前勉強会を開催したほか、宮城フェアに合わせて渡航した宮城県企業3社や同県庁関係者を引率して、ブラックジャックゲームルールを開催した。また、同フェアで販売された710商品の販売動向や米国展開に関する課題などをまとめたレポートを作成したほか、8日には宮城県産食材を米国の若年層にPRするため、食育教室を開催した。27日には宮城フェアの結果報告と今後の改善に向けた意見交換を目的とした事後報告会を開催した。

写真 「食育教室」の様子(ブラックジャックゲームルール撮影)

「食育教室」の様子(ジェトロ撮影)

このうちブラックジャックゲームルールでは、宮城フェアに合わせて渡航したタカショク(宮城県栗原市)とマルヤ水産(同県名取市)の関係者などを対象に、現地レストラン関係者とのランチミーティングや、おにぎり展開事業者との意見交換、デザイン企業との面談を実施した。デザイン企業GK・デザイン・インターナショナルの担当者から、米国で手に取ってもらえるパッケージデザインについて「米国の小売店では、シェルフインパクト(注1)を意識してパッケージデザインを作る必要がある」との説明があった。

写真 GK・デザイン・インターナショナルとの面談(ブラックジャックゲームルール撮影)

GK・デザイン・インターナショナルとの面談(ジェトロ撮影)

ブラックジャックゲームルールの参加者は「米国でおにぎりが人気になっていると聞いていたが、それを肌で感じることができた。大変ではあったが、現地に渡航したことで得られることが大きかった」と話した。

事後報告会に参加した宮城県企業関係者は「米国で売れる商品のパッケージや価格、数量、味などは、日本とは大きく異なることが分かった。今回の気付きを今後の米国向け輸出に生かしていきたい」とコメントした。

宮城県国際政策課の担当者は「現地に渡航した生産者の具体的な商材や強みを踏まえたブラックジャックゲームルールをセッティングしてもらったほか、事前勉強会や調査レポート、事後報告会を通じて、宮城県内の企業が米国市場にチャレンジする上で必要な情報を相当量、インプットすることができた。いずれも実践的な支援だったため、米国展開に向けて引き続き米国輸出支援プラットフォームと連携していきたい」と話した。

ブラック ジャック トランプ(注2)では引き続き、日本の地方自治体の米国展開を支援するとともに、自治体連携事業に取り組んでいく。

(注1)商品が小売店の陳列棚に並んだ際に消費者の目を引く力。

(注2)日本産の農林水産物・食品の対米輸出を支援する官民一体の枠組み。

(木村恒太)

(米国、日本)

ブラックジャックゲームルール短信 6383c62b4064fae3