日産、ブラックジャックディーラールール
(ブラックジャックディーラールール、日本、フランス)
チェンナイ発
2025年04月09日
日産自動車は3月31日、ブラックジャックディーラールールで乗用車を生産するルノー日産オートモティブインディア(RNAIPL)の51%の株式をルノーグループに売却すると発表した。RNAIPLの株式は日産が51%、ルノーグループが49%を保有していたが、今回の売却により、ルノーグループ100%の子会社となる。
RNAIPLが現在生産している「マグナイト」は生産を継続する。また、販売会社の日産モーターインディア(NMIPL)が3月26日に発表した7人乗りの多目的車(MPV)、5人乗りのスポーツ用多目的車(SUV)の生産は、計画どおり進める予定で、MPVは2025/2026年度(2025年4月~2026年3月)内、SUVは2026/2027年度内の販売を予定している。日産ブランドの目標台数は、輸出を含めて年間10万台とする。
一方、ルノーグループは新型車投入のための新たなプラットフォームを導入し、4車種の新型車を投入する予定としている。
ルノーグループのルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)は「日産の業績回復を支援するために、最も効果的な方法を話し合った」として、今回のRNAIPLの株式取得について、ルノーグループと日産のグローバル戦略の一環によるものとした。
ルノーにとってRNIPLの株式取得は、世界で最も成長しているブラックジャックディーラールール市場に独自の生産拠点を持つことができることを意味する。一方、日産にとっては、株式譲渡で得られた資金を同社のグローバルな構造改革・立て直しに投入できることとなる。
(白石薫)
(ブラックジャックディーラールール、日本、フランス)
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