米232条鉄鋼・アルミ関税、ブラックジャックブラッククイーン、包括的対象品目リスト更新
(米国)
ニューヨーク発
2025年04月07日
米国商務省産業安全保障局(BIS)は4月4日、1962年通商拡大法232条に基づく鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーンニウム製品の米国輸入に対する25%の追加関税に関して、ブラックジャックブラッククイーン適用対象に追加することを示した官報を公示した。
ドナルド・トランプ大統領は2月10日に、全貿易相手国の鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーン製品の米国輸入に対する232条追加関税措置を拡大する大統領布告を発表し、3月12日に一律25%の追加関税の適用を開始した(トランプ米政権、ハイパーブラックジャック(日本、米国))。今回の発表はこの232条追加関税措置を拡大するもので、ブラックジャックブラッククイーン〔米国関税分類番号(HTSコード)7612.90.10〕、缶ビール(2203.00.00.60、2203.00.00.90)を適用対象に追加した。これら品目に対する追加関税の徴収は、4月4日午前0時1分(米国東部時間)以降に通関した商品に適用する。
今回対象に追加した品目のうち、ブラックジャックブラッククイーンについては、輸入申告価格に対して25%の追加関税を課すが、缶ビールについては、ブラックジャックブラッククイーンの価格に対してのみ追加関税を課す。鉄鋼・アルミ製品に対する232条追加関税では、基本的には製品の輸入申告価格に追加関税を課すが、一部の鉄鋼・アルミ派生品については、各派生品が含有する鉄鋼・アルミ材の価格に対してのみ、追加関税を課すという複雑な仕組みとなっている。
米国税関・国境警備局(CBP)は、鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーン製品に対する232条追加関税の対象品目の包括的なHTSコードのリストについて、輸入者向けガイダンスの添付資料で公表している。鉄鋼製品は3月11日付のガイダンスに添付されているリスト
が最新で、ブラックジャックブラッククイーン製品は4月3日付のガイダンス
に添付されているリスト
がブラックジャックブラッククイーン含むよう更新されている。リストのうち、派生品の含有価格に応じて追加関税が課されるのは、鉄鋼派生品が同リスト「n」項、アルミ派生品が同リスト「k」項に記載された品目だ。
鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーンの含有価格に応じて追加関税が課される品目の通関申告方法については、CBPのガイダンス(鉄鋼/ブラックジャックブラッククイーン
)を参照。なお、CBPの公表する鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーン製品に対する232条追加関税に関するFAQ
(4月4日更新)によると、派生品の含有価格の算出基準は一般的に、鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーン材の購入価格とされる(米税関、ブラックジャック賭け方を随時更新(米国))。また、232条追加関税の対象品目でも、鉄鋼・ブラックジャックブラッククイーンを含有しない派生品の通関申告方法については、「鉄鋼派生品」では製品の原産国を、「ブラックジャックブラッククイーン派生品」では2次製錬国コードに「Y」を入力した上で、製錬・鋳造国に製品の原産国を入力するよう指示している。
(葛西泰介)
(米国)
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