ブラッククイーンブラックジャック、米トランプ政権による輸出制限措置に対抗する法案が可決

ブラッククイーンブラックジャックは4月2日、米国やEUといった諸外国・地域が、ブラジルの輸出を制限する措置を講じた場合、行政府が対抗措置を講じることを認める法案2.088/2023を可決した。これは、4月2日に米国のドナルド・トランプ大統領が、世界共通関税と相互関税を課す大統領令を発表したことに対抗するもの（トランプ米大統領、ブラックジャック攻略(世界、米国)）。

ブラッククイーンブラックジャックから米国に輸入される品目には、米国東部時間4月9日午前0時1分から10％の追加関税が賦課される。またブラッククイーンブラックジャックは、トランプ大統領が2月10日に発表した鉄鋼・アルミニウム製品の米国輸入に対して25％の追加関税を課す大統領布告を受け、ブラッククイーンブラックジャック鉄鋼製品の総輸出のうち半分以上が米国向けであることから、ブラッククイーンブラックジャック鉄鋼協会を始めとした産業界から批判と懸念の声があがっていた（ブラックジャックカードゲーム、米国の鉄鋼・アルミニウム追加関税に懸念表明、対話を模索(米国、ブラジル)）。

なお、副大統領兼開発商工サービス副相のジェラウド・アルキミン氏は、現時点では同法を基に米国に対して対抗措置を講じることは考えておらず、米国政府との対話を通じて交渉する考えを明らかにした（4月3日付現地紙「バロール・エコノミコ」）。アルキミン氏はまた、「高関税の賦課は米国に不利益をもたらすだけでなく、世界貿易を縮小させ、（米国やブラッククイーンブラックジャックにおいても）国内のインフレを助長する」と述べた。また、「ブラッククイーンブラックジャック産品には10％の追加関税が賦課され、これは世界の他の高関税が賦課される先進国の産品と比較すればインパクトは小さい。ただ、引き続き米国と交渉を続ける」と強調した（4月3日付現地紙「バロール・エコノミコ」）。なお、ブラッククイーンブラックジャックを含むメルコスール諸国は、2024年12月にEUとの自由貿易協定（FTA）交渉が合意および署名し、各国議会での承認を待つ状況となっていることから、アルキミン氏は「こうしたトランプ政権による関税発動は、メルコスールの対EU・FTAの推進を後押しするだろう」とも述べている。

ブラッククイーンブラックジャック政府の統計（Comexstat）によれば、2024年の米国とブラッククイーンブラックジャックの貿易額は、ブラッククイーンブラックジャックの対米輸出額が403億6,900万ドル、対米輸入額は406億5,200万ドルで、米国側が2億8,300万ドルの貿易黒字となっている。

（辻本希世）