中国BYDがブラックジャックオンラインで電気自動車投入を発表

(ブラックジャックオンライン、中国)

ラゴス発

2025年04月10日

法人向け自動車リースを手掛けるLoxea Nigeria328日、中国の電気自動車製造大手BYDの電気自動車(EV2車種のブラックジャックオンラインでの取り扱いを開始すると発表した。Loxeaは豊田通商傘下のCFAO Mobilityの子会社で、ブラックジャックオンラインを含め23カ国で自動車のリース、サービスを提供している。今後、ラゴス市内のビジネス地区であるビクトリア・アイランドでのショールームの開設や、充電ステーションの設置、顧客に対する車両修理・メンテナンスサービスおよび修理部品の提供を行う。BYDは既にルワンダ、ケニア、コートジボワール、セネガル、マダガスカルで車両投入を終えており、ブラックジャックオンラインはアフリカで6カ国目となる。CFAO Mobility最高経営責任者のマーク・ヒルシュフェルド氏は「アフリカの都市では、モビリティを中心に全く新しいエコシステムを構築しなくてはならない」としたうえで、今回のEVの投入の同社やブラックジャックオンラインにとっての重要性を強調した。

写真 発表会場の様子(ブラックジャックオンライントロ撮影)

発表会場の様子(ジェトロ撮影)

今回の投入車種は、BYD DolphinAtto 32車種でいずれもスポーツ用多目的車(SUV)タイプの乗用車だ。BYD1994年設立の中国発のEVメーカーで、新エネルギー車(注1)の生産台数が2024年に世界で初めて1,000万台に達した。同年の世界販売台数は427万台に上り、3年連続で世界販売の首位を記録した。

電気自動車の普及には、充電ステーションの拡充や技術者の養成などインフラの整備が急がれる(注2)。ブラックジャックオンライン政府は2022年発表のエネルギー移行計画(ETP外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて、2060年までのカーボンニュートラルの実現を目指す。現政権では環境負荷の低い自動車駆動源としてCNG(圧縮天然ガス)を推進しており、電気自動車に対する税制優遇やファイナンスなどの施策が求められる。

写真 ラゴス市内のEV充電ステーション(ビクトリア・アイランド)(ブラックジャックオンライントロ撮影)

ラゴス市内のEV充電ステーション(ビクトリア・アイランド)(ジェトロ撮影)

(注1)新エネルギー車(New Energy Vehicle)は中国の「新エネルギー」車を指し、電気自動車やプラグインハイブリット車、燃料電池車などを含む言葉として用いられる。

(注2)ラゴス市内には地場の商業銀行のSterlingグループが手掛ける充電ステーションがあり、2025年4月5日時点で1キロワットあたり300ナイラ(約30円、1ナイラ=約0.1円)で販売されている。

(柴田北斗)

(ブラックジャックオンライン、中国)

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