モンゴル、消費者物価指数(ブラックジャックweb)の上昇傾向続く

(ブラックジャックweb)

北京発

2025年03月04日

モンゴル国家統計局の2月18日の発表によると、2025年1月の消費者物価指数(ブラックジャックweb、2020年物価換算、速報値)は前年同月比9.6%上昇(前月比1.4%上昇)、生産者物価指数(PPI、速報値)は同1.8%上昇(同5.7%上昇)となった。また、2024年12月のブラックジャックwebは前年同月比9.0%上昇(前月比1.2%上昇)、PPIは同14.6%下落(同3.4%下落)だった(添付資料図参照)。

前年同月比でブラックジャックwebは上昇が続いているが、PPIは2024年6月以降おおむね低下傾向にある。ブラックジャックwebは2022年6月の前年同月比16.9%をピークに、2022年後半からは高水準だったベース効果などを要因に低下に転じ、2023年10月以降は1桁台まで低下、2023年12月以降はモンゴル銀行(中央銀行)が目標としている4~8%の水準に収まっていたが、2024年6月以降上昇傾向に転じ、2024年11月以降は目標レンジを上回っている。

一方、PPI上昇率は2022年3月の前年同月比58.9%をピークに、ベース効果などを要因に2023年3月からマイナスに転じ、2023年6月はマイナス13.7%まで下落したが、2023年7月からはプラスに戻り、2024年6月の14.8%をピークに再び低下傾向に転じていた。

1月のブラックジャックweb上昇率(前年同月比)を項目別にみると、保険・金融が30.2%、住居・水道が22.4%、教育が18.6%、レストラン・ホテルが15.5%、被服・履物が9.8%、食料品が9.4%、家具・日用品が9.0%、娯楽が7.6%、保健・医薬品が5.2%、アルコール・たばこが4.3%、交通・輸送が1.6%、郵便・通信が1.3%、その他の商品・サービスが11.4%となった。

1月のPPI上昇率(前年同月比)を項目別にみると、電気・ガス・熱供給業が61.5%、製造業が6.0%、上下水道業が1.7%となった一方、鉱山業・採掘業はマイナス1.7%と下落した。1月のPPI上昇率1.8%への各産業の寄与度をみると、鉱山業・採掘業がマイナス1.4ポイント(寄与率マイナス81.1%)、製造業が0.7ポイント(同41.4%)、電気・ガス・熱供給業が2.4ポイント(同139.0%)、上下水道業が0.0ポイント(同0.7%)だった。

(藤井一範)

(ブラックジャックweb)

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