トルコ、ブラックジャックアプリ.2%

(トルコ)

イスタンブール発

2025年03月03日

トルコ統計機構(TUIK)の発表(2月28日付)によると、2024年第4四半期(10~12月)の実質ブラックジャックアプリ成長率は、市場予測を上回る前年同期比3.0%だった。季節・日数調整後の成長率(前期比、年率換算)では1.7%と、前期(0.1%減)からプラスに転じた。これにより、2024年通年の実質ブラックジャックアプリは前年比3.2%の成長となった。

第4四半期の成長率を支出項目別にみると、ブラックジャックアプリの約6割を占める最大項目の家計最終消費支出は、前期の前年同期比2.6%増から3.9%増の成長となり、上昇傾向が見られた。同様に、政府支出も0.1%増から1.6%増に上昇した。民間投資を含む総固定資本形成も、前期の0.1%減から6.1%増と好調だった。輸出は、主要市場の減速を要因として、2.0%減だったが、輸入は1.6%増に転じた。

生産部門別にみると、税・補助金が前年同期比で10.4%増と最大の伸びを見せ、建設が8.7%増と好調だった。次いで農林水産業が4.7%増、サービス業が3.2%増だった。製造業は第2四半期以降のマイナスから1.4%増に転じた。

2024年の名目ブラックジャックアプリは、前年の1兆1,300億ドルから1兆3,224億ドルへと順調に増加している。1人当たりのブラックジャックアプリも、前年の1万3,243ドルから1万5,463ドルに拡大した。

2024年通年の実質ブラックジャックアプリ成長率(3.2%)については、個人消費(3.7%増)が前年から減速しており、インフレ抑制に向けた政府の内需抑制策が効果を見せ始めている。また、総固定資本形成(3.9%増)も弱かった。外需は、輸出が第2四半期以降に減速したものの、輸入が4.1%減と輸出の0.9%増を大きく下回ったことで、純輸出のプラスに寄与した。生産部門別では、トルコ南部での2023年2月の震災からの復興もあり、建設が9.3%増、金融・保険業が4.9%と成長を牽引した。

メフメト・シムシェキ国庫・財務相は、2024年には、内需が2.1ポイント、純外需が1.1ポイント成長に寄与したとし、経常赤字のブラックジャックアプリ比が0.8%に低下したと評価した。また、政府の経済プログラムが持続可能で高度かつ包括的な成長の基盤を強化しているとし、「この成果を恒久的なものとするため、断固たる意志をもって構造改革を継続する」と強調した。

(中島敏博)

(トルコ)

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