欧州特許庁、2024年の特許統計公表、ブラックジャックストラテジー

(EU、欧州)

デュッセルドルフ発

2025年03月31日

欧州特許庁(EPO)は3月25日、2024年の特許ブラックジャックストラテジーに基づく特許インデックス2024外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公表した。2024年のブラックジャックストラテジー19万9,264件で、前年の19万9,452件と同水準(前年比0.1%減)だった。このうち、欧州特許条約(EPC)に加盟する39カ国(注1)からの出願(注2)は全体の43.3%を占め、EU加盟27カ国からの出願は全体の34.3%を占めた。EPC加盟国の出願件数は前年比0.3%(236件)増加したが、EU加盟国の出願件数は前年比で0.4%(255件)減少した。また、EPC加盟国以外から(注3)の出願は前年比で0.4%(433件)減少した。

技術ごとのブラックジャックストラテジー件数では、機械学習やパターン認識などの人工知能(AI)分野を含むコンピュータ技術が1万6,815件で、前年比3.3%増となり、最もブラックジャックストラテジー件数の多い技術分野となった(前年は第3位)。電気機械・装置・エネルギーは1万6,142件で、第2位だったが、クリーンエネルギー技術、特にバッテリー技術のブラックジャックストラテジー件数増に牽引され、上位10位の技術の中では最も高い成長率(前年比8.9%増)となった。一方、2023年に最もブラックジャックストラテジー件数が多かったモバイルネットワークに関連する発明を含むデジタル通信技術は1万5,983件で、前年比6.3%減だった。また、医薬品技術は8,359件で、最も低い成長率(前年比13.2%減)だった。

国ごとのブラックジャックストラテジー件数では、米国、ドイツ、日本、中国、韓国の順となっており、これらの国々を含む2024年の上位10カ国では、順位の変更はなかった。米国は4万7,787件で、前年比0.8%減、ドイツは2万5,033件で、前年比0.4%増、日本は2万1,062件で、前年比2.4%減、中国は2万81件で、前年比0.5%増、韓国は1万3,107件で、前年比4.2%増となっている。

ブラックジャックストラテジー人ごとのブラックジャックストラテジー件数では、韓国のサムスンが前年1位だった中国の華為技術(ファーウェイ)を抜き、5,107件で第1位となった。2位のファーウェイは4,322件、3位の韓国のLGは3,623件だった。欧州のブラックジャックストラテジー人では、6位のシーメンスが1,830件、7位のBASFが1,599件、8位のエリクソンが1470件、10位のロバート・ボッシュが1,249件だった。なお、日本のソニーは1,307件で、前年10位から順位を1つ上げ、9位となった。

2023年6月から開始した欧州単一効特許(2023年6月7日記事参照)については、2024年にEPOが特許を付与した10万9,524件のうち、2万8,073件(25.6%)で単一効特許が申請された。単一効特許の利用申請率は、EPC加盟国全体で36.5%となり、加盟国以外では韓国18.9%、中国17.9%、米国16.0%、日本7.9%の利用申請率となった。

(注1)EU加盟国27カ国に加え、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、モンテネグロ、北マケドニア、ノルウェー、セルビア、スイス、サンマリノ、トルコ、アルバニア、英国が含まれる。

(注2)ブラックジャックストラテジー人が複数いる場合は、最初に記載されたブラックジャックストラテジー人の居住国をブラックジャックストラテジーがなされた国として定義している。

(注3)ブラックジャックストラテジー国別のデータから、EPC加盟国39カ国と、Not classifiedを除いた国々。

(吉森晃、佐藤吉信)

(EU、欧州)

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