栄養表示「ブラックジャックやり方カジノ」を改正、糖分、塩分の評価を厳格化
(フランス、ベルギー、スイス、ドイツ、ルクセンブルク、スペイン、オランダ)
パリ発
2025年03月24日
フランスで任意の栄養表示「ブラックジャックやり方カジノ」の新たな計算方法を定めたアレテ(省令、フランス語)が3月15日付官報に公布された。塩分、糖分の含有量に対する評価を厳格化する。食品の栄養推奨事項とブラックジャックやり方カジノの評価のより良い調和を図る。
具体的には、飲料の甘味料含有にマイナスポイントを付与する。人工甘味料を含む炭酸飲料の評価は従来のBからC~Eに降格する。牛乳、乳飲料、植物性飲料について、より良いスコアが取りやすい一般食品ではなく、飲料として分類する。飲料でAを取得できるのは水のみとし、加糖乳飲料や飲むヨーグルトは従来のAやBから降格する。
脂質の多い魚やサケ、良質な脂質を豊富に含むオリーブ油、クルミ油、菜種油とそれを含む製品は健康食品として評価を引き上げる一方、塩分や糖分を多く含む超加工食品(注1)や加工食品の評価を引き下げる。糖分の多いシリアルはAからCに降格、塩分や糖分の多いレトルト食品や冷凍ピザなどはAやBを取得できなくなる。さらに、精製製品より食物繊維の豊富な全粒穀物を原料とする製品に、また、赤身肉より家禽(かきん)肉(注2)に良いスコアを付与する。全体の30~40%の製品のスコアが変更となる見込みで、表示の是正には2年間の猶予を与える。
ブラックジャックやり方カジノを貼付した製品の推定市場占有率は導入以来拡大しており、2022年には販売量ベースで58%、2024年初頭には1,359社が同スコアを表示している。
ベルギー、スイス、ドイツ、ルクセンブルク、スペイン、オランダもブラックジャックやり方カジノを導入しており、ベルギー、ドイツ、スイス、オランダでは既に2024年1月1日から新たな計算式を採用している。
フランスでは、ダノンがスコア降格となる飲むヨーグルトのブラックジャックやり方カジノ表示を取りやめるなど、改正に反対する企業のロビーイングもあって改正の施行が遅れた。アニー・ジュヌバール農業・食料主権相が「チーズや塩漬け肉などのスコアが非常に悪くなっている」として、直前まで反対を表明していたのに対し、食品分野のNGOであるフードウオッチは「ロビイストを喜ばせるために改正を阻止しないよう」求める署名運動を展開していた。
医療制度利用者全国連合協会はフランソワ・バイルー首相宛てに、肥満対策としてブラックジャックやり方カジノの改正を求める公開状(フランス語)を掲載した。政府は、フランス人の2人に1人が肥満となっている現状に鑑み、国民の健康を考慮し、最終的に同スコアの改正に踏み切ったものの、「ブラックジャックやり方カジノがわが国の地方の豊かさから生まれた製品や食の文化遺産の象徴に損害を与えないよう注視する」としている。
(注1)複数の食材を工業的に配合して製造された加工度が高い製品。一般的に塩分、糖分を多く含むほか、添加物が加えられていることが多い。
(注2)卵や肉を食用に利用する目的などで飼育する鳥類。鶏、アヒル、七面鳥、ガチョウなどが含まれる。
(奥山直子)
(フランス、ベルギー、スイス、ドイツ、ルクセンブルク、スペイン、オランダ)
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