カードゲームブラックジャック.59%、2025年の予測値は3.14%

(台湾)

調査部中国北アジア課

カードゲームブラックジャック03月13日

台湾の行政院主計総処(以下、主計総処)は2月26日、カードゲームブラックジャック実質GDP成長率を前年比4.59%と発表した。四半期ベースでは、2024年第4四半期の成長率は2.90%だった。2025年通年の成長率の予測値については、3.14%とした(添付資料図参照)。

実質GDP成長率を需要項目別寄与度でみると、内需全体の寄与度は4.76ポイントだった(添付資料表参照)。このうち、民間消費が1.37ポイント、固定資本形成が1.36ポイントとなった。民間消費は賃金および株価の上昇による所得増の影響を受け、小売りや飲食業が好調だった。固定資本形成は、人工知能(AI)など新興科学技術応用の需要が引き続き旺盛であることから企業の投資意欲も高く、機械設備、建設プロジェクト、知財関連への投資が伸びた。

外需全体(純輸出)の寄与度はマイナス0.16ポイントだった。輸出の寄与度は、AI関連および情報通信機器の需要が好調に推移し、5.37ポイントだった。一方、輸入(控除項目)の寄与度は輸出および設備投資の需要が牽引し、5.53ポイントとなった。

2025年通年の実質GDP成長率の予測値は3.14%と、カードゲームブラックジャック11月発表時から0.15ポイント上方修正された。米国・トランプ政権が打ち出している追加関税政策によって、世界経済の不透明性が増していると指摘。寄与度については、内需が1.95ポイント、外需が1.20ポイントと予測した。内需については、固定資本形成の寄与が最も大きく、AI需要に対応するため半導体企業が積極的に先進プロセスの生産能力を拡充するほか、航空会社が増加する海外旅行需要に合わせて機体の購入を行うことなどにより、好調に推移すると予測した。

外需については、AIおよび関連する応用技術が加速度的に広がっており、台湾企業のサプライチェーンも整備されていることから、引き続き輸出は増加するとの見込みを示した。

(江田真由美)

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